「映画の創作意欲」福田村事件 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の創作意欲
この実際の事件を映像化しようと思う活動は、義憤か興味か?
集団心理を扱った実験は古今東西色々な文献で探ることが出来る しかしそれはあくまで"実験"であり、現実に起った事象に対して分析を補強するに過ぎない
複雑な原因がレイヤーとなって沈殿する時、その暴発点迄に辿り着く過程は文章化しようにも困難を極める
文脈の間に読む人の想像力、経験値、そんな曖昧模糊を網膜の裏に表現してゆく "創作活動"である
勿論、フィクションであり、100人いれば100通りの表現が存在する その中には上記の持ち併せているモノ以外に、思考や主義、宗教観、そして感情度合いも左右されるだろう
でも、出来事はいつも繰り返される ループ物なんてSFの世界じゃなく現実に行なわれているのである
いつの時代でも、どの場所でも悲劇は同様の結果で着地する そしてその結果が要因となり、誘発され又繰り返される・・・
繰り返す輪廻の中で、生きるということ 希望とか絶望とかを体現せず産まれる事が叶わなかった"望"ちゃん
疑心案義、しっぺ返しの恐怖、ヒエラルキーの安心感、面白いように人間に湧き出るこの思い 次々と書き換えられていく感情に苛まれるのが"生きる"ということ
しかし人間は最後の安全装置を装備してしまっている 『死ぬことが恐い』 安全なのか危険なのか、他者を殺めても自分を殺めない、この"都合"をこねくり回し続ける 消し去ることなど不可能なのに・・・
コメントいただきありがとうございました。YAHOOニュース確認できました。私が今作を理解するには、大いに関係のあるものでした。
教えて下さりありがとうございました。過去に起きてしまった悲劇が、こうして今も尾を引き加害側にも被害側にも複雑な思いを残している。きっと終わることはないのでしょう。罪の深さと心理の複雑さ、そして今、世に出た作品の重みをあらためて感じています。ドキュメンタリーでみたいものですね。
セクシャルな演技については進んでいるのですね。そうでないと俳優さんもたまりませんものね。
色々とたくさん教えていただきましてありがとうございました😊
またの機会を楽しみにしたいと思います。 🌺💐🌸
遅くから失礼いたします。
再度ご返信いただきましてありがとうございました😊
多分、いぱねまさんの目のつけ方もあるかと。Wikiしか見ていませんが、ちょっとでも理解しようとしたおかげでしょうか。
ありがとうございました。
続きまして、
後半に書いていただいていたセクシャルな描写についてからの内容で、映画作品の観方を教えていただきました。おかげさまで以前からの作品のストーリーにも腑に落ちることとなりました。また、
あの強烈な言葉、正しいですが、実際、言わないと思います。
ちゃんとお伝えできているかわからないですが。
本作観て良かったです、いぱねまさんとお知り合いになることができまして大変うれしく思います。
今後ともよろしくお願いいたします🤲
こんにちは、丁寧なご返信をいただきましてありがとうございました。
私の拙いレビューにもいいところを見つけていただいたとのこと、大変うれしく感謝しております。ご指摘の十円五十銭についてはご存知のようにジと発音すべき箇所を朝鮮の方だとチとしか発音できない点を取り上げ執拗に問いただしていた場面を見るに耐えられず、書かねばと書いた次第です。
映画鑑賞の際には、娯楽も大事ですが、どちらを選ぶとすれば、好みもありますが、人として考えるべき問題を投げかけてくれる作品を選んで鑑賞したいと思っております。
本作公開当時は、遠方でしか公開していず、躊躇してましたら近くで2週間限定公開となり待ってましたと観に行った作品です。
関東大震災の後日に起こったことにしろ、戦争にしろ、不当な理由で人の命が簡単に奪われる現実には、自分に降りかかったことを考えるとひと事ではなく百年前であろうが、辛く苦しい出来事であり、その真実を知りたくなぜそうなったのかもわかりたくなります。
悲惨な出来事を知りその悲しさ辛さの共有しか今の自分にはできませんが、書いていただいいているように、何年経っても進歩の無い人間が同じ過ちを繰り返す既定路線、無理かもしれませんが、ちょっとは目を光らせることもできはしないかと。←多分無理でしょうが。
人間の本質の奥の汚い部分、自分も持ち合わせてはおりますが、対峙する理性もありそこの部分で朝鮮人については祖父母が引き揚げ者であり、部落については地域性や仕事の関係で意識して来た影響もあるかと思います。
いぱねぱさん、コメントありがとうございます。
この映画は劇映画の完成度として完璧とは言えないかもしれません。が、この映画が投げかける問と、意義というものを葬ってはいけないと思います。
いくつかのシーンで必要なのか、意味があるか、という疑問はありますが、それは一般公開されている多くの映画にも言えることですからね。
過分なお言葉を頂き、嬉しくも汗顔の至りです〜。
いやぁ、私の方こそ言えずに飲み込んだ思いをいぱねまさんがズバッと(しかもそれとわからぬように)見事に書き記しておられて「凄いなぁ!」と感嘆を漏らしたものです。
いつもついつい書き過ぎてしまうきらいのある私ですが、今回は敢えて抑えに抑えたレビューに致しました。
情報量が違う相手と何を語っても仕方ないと思う本作。
右だろうと左だろうと「自分が正しい」と思っている時点で同じ穴のムジナ。
ですので、わかる人には言わなくてもわかる&わからない人には言ってもわからない、に徹して極力語らず最低限の表現に留めました。
言わずともわかって下さるいぱねまさんに語って頂き、本当に嬉しいです。
"平和"というのは〜現代芸術の役割は充分機能しておる、の下り、深く頷きます。ご見解もさる事ながら「平和では無くなるプロセスに向かうベクトルを足止め、又は遅延させる"時間"」という文芸表現、素敵だなぁ!
頂いたコメント、大切に心の宝箱にファイリングしておきますね♪
素晴らしいレビュー、コメント欄の吐露も併せて、本作レビューの中で一番印象に残りました。
「映画を創る」という事へのご見解、大変納得であり「いいね」どころか拍手喝采で「そーだ!そーだ!」と声を上げたい気持ちです。
今、トミー様のコメ欄も遠征拝読して参りました。痛快なコメントをありがとうございました。
こんばんは。コメントありがとうございます。まさか私の他サイトのレビューの感想いただけるとは光栄です。こちらでは速攻で削除されてしまったので。(以前にも全削除された経験がありますが。)
確かにこの事件はどこで起きてもおかしくないものです。肝心なのはその過去とどう向き合うかなのですが、いまのこの国の歴史に対する向き合い方に憤りを感じて少々熱が入りすぎ、こちらのサイトの気に障ったのでしょう。
いつもいぱねまさんのレビューは読ませてもらってますが語彙力の豊かさに圧倒されてます。自分の稚拙なレビューが恥ずかしくなりますが、文章力ないものはないなりに書くしかないと思って書いております。これからも忌憚ない意見よろしくお願いします。
共感ありがとうございます。
コメントに大きく共感しました。今作製作の狙いは色々有るんでしょうが、世に出した以上思い通りの結果ばかりとは行かないでしょう。観た人が色んな感想を持って、興収も上がるのが大前提とは思いますが・・成功か失敗か、最初のハードルは動員、公開館数と封切期間でしょう。
評価を真ん中にしたのは、感情的に引っ張られないようにフラットな視点で観賞しようと意識した結果である 否、多分"諦め"の部分が大勢を占めていたのかも・・・
案の定、犠牲者の数が云々とか、村人や行商団体の深掘りだとか、抽象的な否定論を並べて、結果としてそれぞれの完成形には程遠い等、自称監督気取りの発言の多い事・・・
今作はあくまでフィクション、ドラマである しかしそのドラマを考えたのはノンフィクション監督 どう考えても畑違いである そして制作陣の横槍 確かにブレまくりだ
そんな作品が失敗? 馬鹿馬鹿しい 映画はキチンと配給されて鑑賞できる環境を設けて"神"なのだ 勿論、レビューなんでそれぞれの感想なのであろう しかしリスペクトが一切感じられない、独り善がりの思い込みの激しさがダダ漏れしている、しかもコメント不可に設定している、意図的な歴史修正主義者達によって、見当違いな濡れ衣を着せられる事に、我慢がならない
ホントに作品観たの? 先ずは謙虚に自分の足りない部分をググってみれば?