ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
全257件中、101~120件目を表示
曲がなぁ…好きになれず
「ベルばら」は子どもの頃に原作を見て、その後、宝塚で何度か拝見しました。
アニメの主題歌は、今でもソラで歌えます。
なので🎵草むらに〜名も知れず〜 の山上路夫先生の主題歌を、とまではいかなくても、
もっと、ハマる曲だったらよかったのに、
なんかどうもどの曲も好きになれませんでした。残念。
あと、子供の頃の記憶なので、ごっちゃになっているかもなのですが、私の人生に大いなる影響を与えた「ベルばら」(だと思う)場面、
アントワネットがオーストリアから嫁に来る場面で、母親だったか、お付きの人が
「貴女はフランスにお嫁に行くのだから、オーストリアからは絹糸1本も持っていってはいけません」(うろ覚え)と言う場面、これがあったらなぁ。
時間的に難しいのでしょうけれど、ラストも文字の解説で終わってしまったし。
全部を高速でやると、どうしてもこうなっちゃうんだろうなぁ。
オスカルに憧れない女子はいない
仕事が終えて県内で1ヶ所しか上映していない劇場へ、高速使って1時間半かけて観に行ってきました。
約50年前のテレビアニメをリアタイで観ていた私。原作コミックスはもう手元に残ってはいないけれど、当時小学生でありながら主人公4人の恋愛劇に熱くなり、背景にあるフランス革命とマリーアントワネットという女性に興味をもったのを覚えてます。
華やかで絢爛豪華な、その名前すらも神々しいベルサイユを舞台に、貴族達の髪型に衣装、そして、男装の麗人オスカルの激しい生き方に憧れていました。
おそらく私と同年代でメインキャストのフルネームが言えない人はいなかったはず。そんな懐かしいベルばらが映画になってよみがえるってこんな幸せなこと、生きていて良かったとホントに思いました。
テレビアニメの田島令子さんのオスカルがとても好きでした。
映画の沢城みゆきさんのオスカルも好きになりました。
テレビ盤は少々原作と違う部分があったけれど、映画はほぼ原作と同じで、アンドレとオスカルが亡くなるシーンを観て、又原作を探してみようかと思ったくらい胸にズンときました。
先日どなたかのレビューに、2時間の作品にまとめるには‥という意見もありましたが、私はこれも有りだと思ってます。
この作品で初めてベルばらに触れる人には、あのさらっと流れた感じのデュバリー夫人との確執、オスカルのドレス姿にフェルゼンとのダンスは、何のことやらってなるかもですが、『あの、池田理代子先生の傑作"ベルばら"をもう一度甦らせたい』って製作された様に思えてなりません。
半世紀前に少女漫画のバイブルと謳われた作品が、こうして新たに映像化されて話題になり、新しい人達にも受け入れてもらえたら、これ程嬉しいことはないですね。
私みたいに、何時も利用する映画館では公開されてないってのもあるかもですが、より多くの人に届いてくれたら、観てほしいなって願ってます。
力強さと儚さ
初めて『ベルサイユのばら』という作品に触れた。
ミュージカル風?忘れた頃に歌がやってくる。元々このような作品なのか、現代の流行りに乗ってアレンジしたのか…。
ストーリーは駆け足気味に感じる。観る前はマリー・アントワネットとオスカルの2人に焦点を当てた作品のイメージがあったが、オスカルが多め。終盤に至ってはほぼオスカルの話だった。『ばら』の意味を知る。
作画としてはお目めのキラキラや髪のふわふわ感、細かい装飾は、今流行りの現代風にアレンジされている印象。繊細なタッチでその時代に生きたキャラクターの力強さと儚さが表現されていた。
元々のストーリーは知らず、原作や過去のアニメ版や舞台版との比較もできないが、駆け足気味ではないバージョンを観れる機会があれば是非観てみたい作品。
ミュージカルアニメとしては最悪
私はベルばら未読でこの映画を見た、
声優の歌唱力や演技力は素晴らしかったが、ミュージカルアニメとして面白いかと言うと全然である。
はっきりゆってミュージカルシーンはねてしまったし、ベルばらの世界観に曲調がマッチしていないと感じられた。
さらに、ミュージカルシーンというシーンはあまりなく、キャラクターの絵が逆さまになったりしてスクリーンを上下したり、イメージ映像のようなものがただ流れているだけだ。ミュージカルアニメの見せ場に力が一切入っていない。確かに、キャラクター達が歌っているシーンもちらほらあったが、絵力がなく、ミュージカルとしてちっとも面白くない。
2時間程の映画の尺でベルばらを語るため、ミュージカルにしたのは良いが、ミュージカルとしてベルばらをもっと魅力的にする工夫は感じられなかった。
ダイジェスト版です。
原作を何度も読み、アニメも履修済み、宝塚は1回のみ観覧の原作ファンです。
原作ファンの方も多いとは思いますが、そもそもの原作を
「男として生きることを強いられてきたオスカルが悩み足掻きながらも、これまでの自分も否定せずに、これからの生き方を自分で選び取り、アンドレとの愛に生きる物語」=「オスカルとアンドレの愛の物語」
と解釈するか
「フランス革命の裏に潜む闇と愛の物語」
と解釈するかで、この映画の受け入れ方が違いそうだな、と感じた映画でした。
他の方も書かれておりますが、あの内容を2時間の映画に詰め込むこと自体が難しい話ですので、これを機に原作を読んで欲しいとの想いで製作されたものだと思えば、確かにベルばら初心者にはうってつけの内容です。
原作に対するリスペクトや愛は感じられましたが、中途半端にロザリーが出てきても、原作やアニメを知らない人にはただの通りすがりにしか見えないし、とにかく歌が多くてミュージカル調になるとなんとなく白けてしまうのです。しかも歌の間に話がどんどん進んでいる(映像をよく見ればポリニャック夫人とか、記憶に蘇ってくる原作でのシーンとか流れております)ので、いまいち話の流れについていけない人もおられるのではないかと思われます。
とはいえ、映像は綺麗(若干のプリ○ュア感はありますw)だし、なによりも声優陣の表現力には圧倒されました。
ベルばら信者が原作を知って欲しくて作ったダイジェスト版、と思えばこういうのもありかな、という程度で、また見たいと思わせてくれるようなものではありませんが、これを機に原作を手に取ってくれる方が増えることを祈ります。
泣けた
うっとりしました
原作知識皆無で視てなお、無茶なダイジェストなのだが、間をMVで繋...
原作知識皆無で視てなお、無茶なダイジェストなのだが、間をMVで繋ぎ、この題材でしか許されないような過剰にして壮麗な演出で、2時間弱で濃密極まる圧縮大河ドラマを成立させている。後半はオスカルとアンドレに焦点が当たってやや割を食ったマリー・アントワネットだが、平気で7年とか年代ジャンプする本作中で、声の演じ分けだけで時間経過を見事表現した平野綾はMVPだろう。そして男装の麗人オスカルのファムファタルっぷりよ…決して「都合で男と女を使い分ける」訳ではないが、カッコよさと弱弱しさを交互に炸裂させ、周りの男たち全員の脳を焼き尽くす…無理心中しかけるアンドレとか、普通な言語道断なのだが、このケースだけは情状酌量の余地を認めざるを得ない。唯一文句を付けたいのは歌詞が英語混じりなところ。リドリー・スコット「ナポレオン」が全編英語なのにだいぶがっかりさせられたのだが、日本のアニメでまでハリウッド的英語帝国主義に屈しなくてもいいじゃないか。発音多少怪しくても仏語で作詞してほしかったところ。
ミュージカルとして観れば
現代風にアレンジされたキャラクター。時折、入ってくる歌。ミュージカルとか宝塚は好きなのでそう思えば悪くはないと思う。昔のアニメ版が再放送される度に観ていたが、展開を覚えていると劇場版の尺の関係で途中途中駆け足になっているので初見さんはついてこられているのかな?昔のアニメ版は最後、ロザリー視点でバスティーユ後が語られていたような気がしてどう落とすのか気になったが、ここでお仕舞。そこら辺がちょこっと不完全燃焼。
2時間で最大限原作に忠実 オスカル様が愛おしいです
まず原作通り「男として生きることを強いられてきたオスカルが悩んで藻掻いて、これまでの自分も否定せずに、これからの生き方を自分で選び取る物語」です(原作は漫画作品であり、1979年のアニメ作品ではありません)。
公開前は「あの濃厚な物語を2時間で!?」と、どうなることかと思っていましたがとても見事に纏まっていました。
限られた尺の中でめいっぱい限界まで、できる限りの事をしてくださったんだと1回観てよくわかりました(既に5回観た)。
極限までエピソードを絞ってはいますが、ポイントは外していないと思います(ただ、アントワネットとフェルゼンが好きな人は物足りないかも)。
バスティーユのシーンなどは本当に丁寧で「このシーンを映像で届けたい」という思いが画面全体、音全体から伝わってきました。
印象的な挿入歌の数々、引き込まれる声優さんの演技、何より「原作のあのコマだ!」「あのイラストだ!」とわかるカットが随所に散りばめられており、とても嬉しかったです。
今回の作り手の方々に映像化していただけて本当によかった。感謝しかありません。
可愛くてかっこよくて不器用で健気で真っ直ぐで、いつも一生懸命なオスカルに会えてとても嬉しいです。(尺の都合で今回観られなかったシーンも観たいのでぜひTVアニメ化を!)
「ベルサイユのばら」は息が長い作品で、メディアミックス作品も沢山作られています。
「ベルばら」と共に過ごしてきた時間は人それぞれなので、好みが別れるのは当然だと思います。
「令和のベルばら」があなたの好みかどうかは、実際に劇場に足を運んで、目で観て確かめてほしいです。
葬送のオスカル‼️❓
初見でもいける
全く下調べせずに観に行きましたが、普通に楽しめました。
抑圧されて生きてきたマリーアントワネットとオスカルが、最後は自分の自由な意思で人生を選び取っていくという話の流れは素晴らしかったです。一緒に鑑賞した知り合いは、内容がフランス革命の肯定なのか否定なのかと言っていましたが、私は作者がフランスの精神、つまりはフランス革命の精神を愛しているが故の話なのだと思いました。マリーアントワネットは最後処刑されるという結末を迎えますが、彼女は王政を守るという選択をしただけであって、その決断は彼女の自由な意志で導かれたものだと解釈しました。
素晴らしい作品でしたが、一つの映画作品としては微妙な点もあったので3.5です。
毎日でもみたい(応援上映の追記あり)
世界最速上映会含め、4回観ました。まだまだ観る予定です。
半世紀近く原作を愛してきましたので、2年前のティザーを見た時は正直不安しかなかったのですが、オープニングであのタイトルがあのフォントで出た時点で涙が溢れました。
原作のあの場面だと分かるカットが動き、数々の美しい台詞がそのまま聞けます。声優陣も原作のイメージを壊すことなく年齢毎にあわせて成長していくさまを表現されていて流石でした。
尺の都合で再構成されていますので、あのシーンやこのエピソードは外して欲しくなかった!というのはありますが、制作陣の原作へのリスペクトと細部へのこだわりが凄いです。感謝しかありません。
劇場で販売されていた原作がよく売れていたので、映画をきっかけに若い方や未読の方にも原作が届けば良いなと思いました。
2025年3月7日追記~
11回目の鑑賞は昨日の声出し号泣OKの初の応援上映。これまで複数回同じ映画を見た事がない私が2桁(笑)。まだ行きますよ。
若い方も多く応援のプロの方に導かれ物凄い盛り上がりで無茶苦茶楽しかったです。
ペンライトは打ち合わせをしたかのようにそれぞれの場面にあった色で溢れ、歓声、応援が楽しく少女時代にクラスの子達ときゃあきゃあ言いながら原作を読んだことを思い出しました。
そうそう、これぞ少女マンガの楽しみ方。
原作をとことん愛した制作陣だから実現した令和のベルばら。上映箇所が少なくなってきているので見ていない方には、ぜひ大きなスクリーンでバスティーユを体験していただきたいです。
アン〜シャン〜レジウム〜♪
ベルばらはだいぶ昔に漫画をさらっと読み、宝塚の舞台を一度見ただけのライトファンですが、フランス革命をネタにしたものは好きで本やら映画やら色々読んだり観たりしています。
画面が美麗で、アントワネットのドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)の美しさ、ベルサイユ宮殿やプチトリアノンなどの背景がきちんと描かれていたことに好感を持ちました。
演出やセリフ回しはベタベタな昭和アニメで懐かしさを覚えましたが、若い世代の方々の目にはどのように写るのでしょうね。
ストーリーは端折りすぎて初見の人はついてこれないのでは?とも思いましたが、原作の複雑な人間模様を潔くカットし、オスカルとアンドレに焦点を当てたのはかえって良かったように思います。
ミュージカル仕立てに違和感があったのは最初だけで、ちょいアングラ演劇っぽい曲調?が不思議とハマりました。
革命シーンで熱唱される歌、アンシャンレジウムをサビにもってくるとか、常人のわたしには発想が斜め上すぎてニヤニヤが止まりませんでした。
コアなファン向けというよりは、ライトなファン、もしくは一見さんにこの映画で興味を持ってもらい、原作漫画なり宝塚なりに誘導する、という道筋が想定されてるのかなと…
日比谷の宝塚劇場を横目に、そんなことを考えながら帰路につきました。
これは映画というより長尺のコミックPVでは?
こういう作品が歴史を作ったのか
「女の良くないところ」が出ていると思った。
登場人物全員、人として軸がぶれている…
冒頭ではそんなにおかしくなかったので、
物語の後半に行くと物語の都合で動いている様に、
キャラクターが死んでいる様に見えた。
マリー 浮気をして真剣に泣き崩れるところ
オスカル 女として生きない→女としての幸せ
アンドレ 殺す→殺さない
フェルゼン 帰る→帰れ
少女漫画というよりは昼ドラみたいな骨子だったのと、
男性キャラクターの行動がみんな女性なんですよね。
あんなメンタルの男性は見たこと無いので。
とはいえ、映画で全てを評価するのは違うので、
機会があれば原作も読んでみようと思います。
2時間ならまあこうなるよな…
原作数年前に履修済み。実写版、アニメ版未履修。
予告編では、ベルばららしい燦然と輝く世界観が上手く体現されていてとても好印象だったが、本編は予告編の期待を裏切るようなものだった。尺の都合で最初のマリーとルイ16世の出会いを語りと映像で数分で終わらせると、急ぎ足でフェルゼン伯との出会いのシーン、それが終わるとすぐに国王崩御、フェルゼン帰国…と原作を履修していなければ流せるものの、やはり次々と出てくる新しいキャラに戸惑うところは多いと思う。
原作を履修していても、「あれもうここまできたの?」と驚いてしまう。
そして多くの人が言っているが、途中途中に挟まる曲が場を白けさせる。これが劇中ではなくYoutubeなどで後からアップさせるのであればまだ楽しかったが、語りを省略させるのか場を盛り上げさせたかったのか、とにかく曲が多い。特に、オスカルのドレスのシーンはドレスが一瞬映っただけで終わってしまった。せっかくの名シーンなのに。
mvとして見る分には作りも細かく、立ち位置も分かりやすいのに非常に残念。
曲もクオリティが安っぽく、声優陣が歌うため、上手いわけではない上に、感情移入が難しい。
その一方で、オスカルとアンドレの関係にはやはり多く焦点が当たり、原作を観ていなくても(2時間という尺の短さにしては)二人の絆が強く伝わる良い構成だったと思う。後半も曲の回数は減り、二人が結ばれるあたりから制作陣はここを本当に見せたかったのだと分かるほどに作り込みが丁寧になる。
また、アンドレの最後のシーンもとても綺麗にまとめられていた。
オスカルの死で映画が終わってしまうのは拍子抜けだったが…。
全体的に、曲を無くして本当に見せたいシーンだけ令和のアニメーション技術と映像の美しさで細かく丁寧に作り込めば名作になったのでは…?と感じた。それこそ、「ベルサイユのばら」ではなく、「ベルサイユのばら〜オスカルとアンドレ〜」のように、本当に見せたい二人に最初から最後までスポットライトを当ててしまえばよかったのに…。
映像が美しく、キャラも丁寧に表現されていただけに本当に残念。沢城みゆきさんの表現力はずば抜けていた。2回目を観たいとは思わないが、曲を無くして後半を再編成してくれたら観る。
かなりがっかり…
原作ファンからしたらかなりがっかり…あの大作をどうやって2時間で魅せてくれるのかと思い、期待していったものの…
まず原作を読んでないと多分意味わからん。ちょい重要な部分は歌でごまかす…何度ため息をついたことか…
途中で出ていこうかと思ったけど、最後を描いてくれるのかが気になって我慢。
2人が亡くなるシーンはやっぱり悲しすぎた。けど、マリーちゃんの処刑とかは端折るのね…かなり歴史的に重要なんだけどな。
映像が綺麗だった点だけ評価。
CDアルバムにたとえるとベスト盤?
全257件中、101~120件目を表示