ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
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10代の女の子にも観てほしい
宝塚のNHK中継を見て知り、中学校の図書室で愛蔵版を読み、自分の手元にほしいと単行本を少しずつ買って何度も繰り返し読んでいた中学生時代・・・
オスカルとアンドレのカップルが大好きで特に6巻から8巻をセリフを暗記するくらい読んでいました。ちなみに実写版もTVアニメ版も一応通ってきました。
それから何十年も離れて池田理代子先生が11巻以降を出されたことも知りませんでした。
ただ、予告編で新しい劇場版が作られると知り、美しく繊細な描写を見てこれは絶対見ると
決め、鑑賞しました。
原作を読み返していないのに、見覚えのあるあのシーン、このシーン、今でも言えるセリフたち・・・頭の中で動かしていた場面が、目の前のアニメで動いて言葉を紡いでくれる感動
が溢れました。
何より、苦しみながらも自らの人生を信念をもって選びとっていくオスカル、中学生のときにあこがれ、自分も自分で決めていける人間になりたいと願ったオスカルがそこにはいました。
昭和の少女と令和の少女では取り巻く環境は違うかもしれません。でも、ぜひ10代の女の子にも観てほしいと思いました。
映画尺にまとめるのは難しいよね…けどラストは泣
映画制作が決定してからずっと楽しみにしていた作品でした。
実際にアニメ映画に携わっている身としては、ベルサイユの薔薇という作品を112分にまとめられたのはすごいなあということと、エヴァみたいに思い切って180分とかにすれば…とも思いましたが、制作費が足りませんよね…
ミュージカル風なのは宝塚に寄せたのか、それしか方法がなかったのか。
大事な部分も省略せざるを得ないので原作勢じゃないと???となりそうです。
少し作画が氣になるところもありましたが、舞踊会のシーンの作画は特に良く、動きも素敵でした。
最後の30分ほどは原作にほぼ忠実に再現されていて、とっても感動したしほとんど皆さん泣いておられました。
最後の30分だけを観に行く価値はあります。
久しぶりに見た駄作
宝塚歌劇から入り、ベルばらはオスカル編とフェルゼン編両方好きで見ておりました。今回の映画は言うならばオスカルアンドレ編というところなんですかね。マリー・アントワネットとフェルゼンに対して余りにも軽すぎる。そして個人的にはめちゃくちゃ好きなアランが台詞の多いモブくらいの扱いを受けていたのが非常に残念でした。
また宝塚を観過ぎているせいがアンドレってこんなに細く弱い男だっけ?という、なんとも残念な気分になりました。同様にオスカルのアンドレに対する心の移り変わりも非常に雑に描かれていて、笑うしか無かったです。
あと劇中歌いりますかね?ベルばらって凄く気品ある作品だと思うんです。絵も薄っぺらいし、曲も歌詞も薄っぺらい。せめて生オケにして欲しかった…。ベルばらなんだから…と思いました。
よくこれでみんな泣くし、原作の許可おりたなって思いました。
あと個人的にオスカルのペガサスのくだり、急に出てきましたよね?自分的には死に際にそこ出す?!今まで触れられてなかったのに?!ってなって笑っちゃいました。
やっぱベルばら2時間は無理だよなぁ。もうちょっと長くて歌削ったらいいんじゃないかなぁと言う印象でした。
映画化して下さった事に感謝しています
中学生の時にコミックを読んだ原作ファンです。テレビアニメ、宝塚はYouTubeで大まかに観ています。今回の映画は2回観ました。1回目は同世代の友達3人(60〜65歳)と、2回目は娘(平成生まれ30代)と
原作ファンの方でも受け取り方が違うようですね。私は原作に忠実に作られたこの映画にシンプルに感動しました。そりゃ、時間の制約もあり、端折られ感はありますが、オスカルはスクリーンの中でコミックの中のオスカルそのままに生きていました。
中学生の時に見たオスカルよりカッコよかったです。
余韻に浸っていたら、娘が自分も観たいと言いました。
娘はほぼ何の情報も持ち合わせていません。
実は娘がどう受け取るか、ちょっとドキドキでしたが、一緒に観ました。
結果…
感動していました。
見終わった後、親子で会話が弾みました。
オスカルが民衆側につくのは予想外だったと言いました。彼女はオスカル推しになりました。
もう1人の推しはジェローデルだそうです。
アンドレの愛は重いとの事
ここは昭和世代の母とは違うところ、ちょっと残念(笑)
その後2人お金を出し合い、原作とエピソード編全14巻を購入、回し読みしています。
新しい世代にも受け入れられ、原作を読みたいと思わせたこの映画、
それだけで大成功ではないですか
親世代として感謝いたします。
ベルばらへの入口
2時間は確かに短いですが
劇場版ベルサイユのばら
本日8回目を鑑賞。
このまま10回目を目指すかな笑。
いろいろな意見はあるけど要所要所をほぼ原作に忠実に再現しており、2時間によくまとめてあると思う。
TVアニメ版との比較レビューが散見されるが、こちらは原作漫画を基にしている映画であって、そもそも全40話のアニメと2時間の劇場版を比べる必要はないと思う。
映画は全体として背景美術が手が込んでいて美しい。
ここ、という場面で花びらや花が差し込まれ、フワッと散る少女漫画ならではの演出が何とも可愛らしい。
ただ可愛らしいだけではない。
バスティーユ襲撃の場面。ドローンが牢獄に向かって下降していくかのようなシーンは何度観ても迫力があり、上空から俯瞰している気分にさせられる。
歌もポップス寄りで馴染みやすく、良いのでは。
ただ残念なのはアントワネットとフェルゼンのダンスシーン。あれは必要ないのでは、と思った。ヒラヒラの布衣装を纏って天に昇って踊るシーン。見ていて恥ずかしくなる。
それならばオスカルのドレスシーンをもっと丁寧に、セリフ付きで描いて欲しかった。
また、尺の関係で描ききれなかったのだと思うが、映画の初めの方で「この先、2輪のバラの花が…」とナレーションするならアントワネットの処刑までやって欲しかった。
これはアニメ化を期待したいところである。
賛否なら、私は賛の方
評判が賛否分かれているようで、しかも劇中、歌のシーンがあると聞いていたので、あまり期待していなかったが、
観て観ると、いい映画になってるな〜と思った。
賛否分かれるのも納得。
たった2時間で、あの壮大なお話をまとめるのはすごいな…なんて感心してしまった。
だから歌のシーンで人物の心象風景を描いているんだろうな。
時間が全く足りなくて各々キャラの深掘りは難しいから、駆け足で話が流れていくと言った感は拭えない。
この映画でよかったなーと思うのは、絵が綺麗だったし、何よりTVアニメ版の時より、効果音や環境音が格段に良くなってて、人物がよりリアルに感じられた事。
細かなシーン色々あるが、ドレスの衣ずれの音がする!なんてちょっと感動した。
革命シーンも音、映像共に迫力が増していて、そこもよかった。
TVアニメ版で原作完全版作って欲しいな。
アントワネットとデュバリーのシーンなんて、サラッと出て来たけど、アレってアントワネットの若いながらも気高さが表れていて、好きなシーンだから、歌のシーンじゃないところで出て来て欲しかったところ。
ロザリーはチラッとだけだったし…。
TV版作る伏線か?などと勝手に期待してしまう。
もう一回観たいな。あと歌の音源出たら買うかも。
ずばり ベルサイユのばら です。
1.導入部 一気に観衆を物語に引き込む壮大な演出。素晴らしかったです
2.最終盤の見せ場もガチぎまりに良かったです。涙でっぱなし。周囲でも鼻をすする方、嗚咽を漏らされる方、多数
私はこの2点で大満足です。
他に言うことはないのですが、少しばかり筆を続けさせていただくと(長いw)
まず作品の題名。ずばり「ベルサイユのばら」です。ジークアクスでもオリジンでもなく「ベルサイユのばら」です。この事実だけでも、原作漫画リアル世代(TVアニメリアル世代)にはぶっ刺さります。演出の違いはあれど、キャラクターのビジュアルもストーリーの骨子も原作をまんま引き継いでおり期待を裏切りません。それがラストの感動を生むのだと思います。特にオスカルは神々しいまでの御姿で描かれ、それはそれは美しく・強く・儚い、真にベルサイユのばらでした。
演出面では他の方のレビューに詳しいですがミュージカル要素を大胆に取り込んだ点は新味がありました。やや戸惑いましたが「ベルサイユのばら」は宝塚の長年の演目でもありますから「味付け」としてはあり、と思えました。ルイ16世王朝期の華美さを表す演出と捉えても良いかもしれません。その証拠に導入部と後半部に歌唱演出は用いておらず純粋にストーリーと映像美で勝負しています。特に最終盤のシークエンスは、ミュージカル調で蕩けたところを銀の銃弾で射抜くような見事な緩急だと感じました。あとやたらに花びらが飛び交います(推定12万枚)が、そもそも漫画原作も花びらの嵐ですから、この花びらも実のところ原作に忠実な演出なのです。
なお、ストーリー後半になってオスカルがアンドレに心を寄せていく流れは、視聴中はやや無理やりっぽい印象を受けました。衛兵隊に籍を移す頃から、モブっぽく描かれていたアンドレが男味を増し艶っぽくなるのも不自然といえば不自然。ですがそれは漫画原作でも同じで、この点でも本作品は原作に忠実であると言えるでしょう。原作/TVアニメ世代は少女少年期に味わったベルばらの感動を追体験できたと思います(少なくとも私は)。
かたや、ベルばらに馴染みのない方からするとどうでしょうか。スキップ気味にストーリーが進み大味な面があることは否めませんが、本作ではオスカルに集中的なスポットライトを当てて彼女の物語を強く描き出したことで、原作や歴史背景に無案内でも楽しめる構成だったと思われます。
OPアニメと曲が観たかったんだ
小学生の頃に何度目かわからない再放送を観たくて帰ってた思い出があり、楽しみにしてた。あの頃はフランス革命も恋愛模様もちゃんと理解してなかったけどOPアニメと曲が美しくて好きだったし、歴史好きになるきっかけの一つだったんだよね。あのOPが観れなかったのがまず残念。
込み入ったフランス革命までの背景やそれぞれのエピソードをミュージカルにして端折られてしまったのも残念。映画という枠に収めるには仕方ないとは思うし、よく考えたなとは思うけど曲はあれで正解なのか?ゾワッとしてしまって受け付けなかった。悲劇に酔いしれてるようなポエム調のセリフや演出も受け付けられず、あの頃観てたようなわくわくやトキメキはどこかで無くしてしまったんだな、と自分に対してがっかりもした。
お隣の方は嗚咽するくらいに泣いてたけど私は残念ながら入り込めず。最後のバスティーユ牢獄が堕ちた時は歴史的な意義を感じでちょっとうるっときたけどそこがピークだった。映画がだめなわけでなくて好みの問題。往年の少女漫画が好きな方やミュージカルや舞台が好きな方にはきっとハマれると思う。
初見でも面白いと思います!!
見れば見るほどに、世界観に埋没します
原作の凄さ再認識
原作を理解して制作したのか疑問に思う
原作の素晴らしさが表現しきれていない
すべてに感動する作品!
この映画は2回観賞しました。
私は基本的にいちど観たら満足するので、繰り返し観たいと思ったのは久々です。
「ベルサイユのばら」は、母が小学生の頃にアニメ放送されていましたから、
私自身はこの映画が初めて触れる“ベルばら”でした。
1度目の感想は、『ストーリーに感動』。
高校時代は世界史が得意でしたから、フランス革命の時代情勢や歴史的出来事の重みを少しでも知っているが故に、
登場人物たちが如何に翻弄された人生を歩んだかを受け止めました。
その上で、登場人物それぞれが自らの信条を堅く守り抜き、最期まで生き抜いたのですから感涙です。
自由意志に従うことが当たり前の現代に生きる私達は、「自由」が彼らの血と涙の上にあることを忘れてはいけないと学びました。
2度目の感想は、『ムービーに感動』。
最初に観たとき、所々に挟まれるミュージカル風の歌唱シーンが浮いて感じられました。
しかし2度目には殆ど馴染んで、むしろ一曲一曲の美しさに胸を打たれました。
主題歌はもちろんのこと、アントワネットとフェルゼンのデュエットがとりわけ麗しく、涙が溢れます。
また宮殿や広場など、パリが素晴らしく、完成された美術に心躍りました。
登場人物たちは涙を流すシーンが散見されますが、その顔立ちの凛々しいこと。
ナレーションやセリフは文学的で、なお感動を誘います。
全てが完成された作品だったと感じましたし、だからこそまた観たいと思えました。
総じて、“ベルばら”、完全にハマりました。
DVDが発売され次第、購入します。
アンドレーーー!!!!!
絵が綺麗ですね!!良いですね〜!!!
好きだな〜当時の少女漫画のあのキラキラの絵柄…!全然抵抗感ない。
画質や着色が鮮明になってよりその絵柄が宝石のように大画面に輝いていました!
あとこれってミュージカル…?なのか…な??
しょっちゅう歌詞のある曲が流れて来て…ちょっと戸惑い笑
内容はかなり端折ってますよね??
原作もアニメも知らないけど…要所をピックアップして繋いだ感じかな?
初見でそのままス〜ッと見ちゃったけど!
これで良かったのか?笑
人間関係が複雑で各々の心情を考えれば考えるほど大変切なくなりますね。
クライマックスにかけての展開は激熱だったけどふと残されたオスカルのご両親やお家の人たちのこと考えて悲しくなっちゃった。
登場人物たちの関係性や心情に思いを馳せるのが好きな人はベルサイユのばらとの相性抜群かと思います!
この映画を見てベルサイユのばらという作品自体に興味を持てたのでまずはテレビアニメを見てみようかなと思いました!
良いきっかけになったので観て良かった!!
もう無闇にアンドレー!!!とか叫べないな…泣
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