「めちゃくちゃ豪華なアニメーション」ベルサイユのばら ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
めちゃくちゃ豪華なアニメーション
劇場公開中に観に行けなくてサブスクで鑑賞したんだけど、映画館で観れば良かったと思った。
画面がとにかくキラキラしてて華やか…!!
美しいアニメーションと、ところどころ入るミュージカルシーン、登場人物たちの愛と信念がまぶしい、劇場映えしそうな作品だった。
(しかし澤野弘之さんに藤林聖子さんとか、楽曲の作り手が豪華…!キャストももちろんみんな歌上手い方ばかりだし!でも楽曲は重厚というよりは聴きやすく今っぽい感じなのがちょっと拍子抜けだった。宝塚っぽい感じにするのかと。)
あの超名大作を2時間にどうまとめるのかと思ったけど、オスカル、アンドレ、アントワネット様、フェルゼン4人の恋と愛(青春)を中心にまとめたんだな。
※序盤は主人公の一人くらいの扱いだったのに、終盤ほとんど登場しなくなったアントワネット様。「彼女の最期もエンドクレジットでしか描かないの!?(終盤はほとんどオスカルとアンドレとフランス革命描写が多かった)」とも思ったけど、そう思うと物語の軸はしっかりしてたのかも。
しかし、本作、改めて登場人物がめちゃくちゃ魅力的。みんな誇り高くて、愛情深く、格好良いのだ。
オスカルの気品と気高さ(沢城みゆきさんぴったり…!)に惚れ惚れし、アントワネット様の美しさと気高さ(平野綾さんぴったり…!)に見惚れ、フェルゼンの格好良さ(アントワネット様やオスカルが恋するのもわかる…!)に胸をときめかせ、アンドレのオスカルへの切ない愛に心がねじ切れそうに涙した(愛が重い男、最高…!)。
これまた良い男のジェローデルや、冴えないかもしれないけど心優しいルイ16世も良かった。
(個人的に原作のアランやルイ・シャルルがオスカルに思いを寄せてる描写やシーンも好きなんだけど、そこまで入れたらまあ尺足りないよな。)
劇場でまた再上映しないかなあ。
改めて劇場で観てみたい。