「原作愛に溢れ、丁寧に作られた傑作」ベルサイユのばら のんさんの映画レビュー(感想・評価)
原作愛に溢れ、丁寧に作られた傑作
クリックして本文を読む
50年前週刊マーガレット連載時にリアルタイムで、原作を愛読していました。
宝塚やTVアニメのベルばらも素晴らしいのですが、今回の映画ベルばらは、最も原作愛に溢れた作品だと思います。2時間という制約の中で音楽を効果的に使い、登場人物の感情を表現しています。映画の終盤、7月12日夜オスカルとアンドレが結ばれるシーンから14日にオスカルが亡くなるシーンまでは、台詞や動きなど原作そのままに丁寧に作られています。制約やしがらみがありながらも、自分の意思を貫いて気高く生きたオスカルの姿に、私は涙が溢れてとまりませんでした。
TVアニメが最高のベルばら作品と思っている方々には違和感を感じるかも知れませんが(TVアニメのストーリーやキャラが原作とかなり違うため)、原作好きな方や宝塚好きな方、TVアニメが好きで許容範囲の広い方、初見の方には、ぜひともおすすめしたい傑作です。
コメントする