「コレは、ない。」ベルサイユのばら nさんの映画レビュー(感想・評価)
コレは、ない。
池田理代子がエピソード編を締めくくったロザリー視点で本作も造ればよかったのではないか?
テレビシリーズは放送期間がプロ野球と被ってしまい、(たぶん)10話くらいは短くされたと記憶している。丁寧に描かれた前半に比べて後半は駆け足で物足りなかった。
劇場版では、きっちりフェルゼンの最後まで描いているものと思って観に行ったが、基本的に有名なシーンを繋いだダイジェスト+意味不明な歌が何度も挿入される。
画も、期待していた分ガッカリだった。
目がキラキラし過ぎる…というより白い部分が多過ぎる。池田理代子というより浦野千賀子の目に近い。
こんな中途半端にマーガレットコミックス9巻分を詰め込むくらいなら、いっそオスカルの戦死後から始めて全てロザリーの回想で物語の現在時間まで持ってきたほうがよかった。最後はフェルゼンのエピソードで終わるほうがよいのでは?
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