ヴィーガンズ・ハムのレビュー・感想・評価
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『差』を創って悦に浸る
最新の映画以外も見ようとタイトルに釣られてネトフリで視聴。面白かった。が、落ちが微妙につまらなかった。フランス映画ってあんまり見たことないな。
やっちゃいけないズルやってトントン拍子でがっぽり儲けて、最後バレて痛い目見るっていうこち亀的展開。こち亀のBGM聴こえてくるかと思った。
手口の確立だの練習台だの、おまけに娘の彼氏を標的にしようとしたりと、完全に一番のサイコパスは嫁さんの方だった。趣味の猟奇的事件のテレビ番組がそうさせてしまったのかな?
自分がこの作品で感じたのは、『差別』という概念が作品全体を貫いてるってことだった。嫁さんの親友はことさらに物事の値段の話をして金持ち自慢、貧乏人を差別してる。他にもアッラーアクバルとか言ってイスラム系差別、黒人差別、アジア系差別、ウィニーに関して言うとルッキズムでの差別かな?
差別の根源って『自分たちはこいつらより優れている。優位な立場にいる。』って思いたい気持ちにあると思うのだけど、この考えって一部の悪質なヴィーガンに共通しているのでは、と思った。娘の彼氏や、二人がチラシ配りをしているときに出会った男が「◯◯のこと考えたことある?」ってめちゃくちゃ色々並べ立てて二人を責めるんだけど、こういうのって「こんなところまで深く考えてる俺って、あんた達よりずっと賢くない?」っていうネジ曲がった考えから来てるのかもなとぼんやり感じた。そうやって自ら『差』を創り出して優位性を生み出そうと躍起になっているように見えた。
海外が長い知り合いが「ヴィーガンの中には、ヴィーガニズムをやることをクールでスマートだと考えてるやつが一定数いる」って言ってて、聞いた当時はそんなことあるかwって思ってたんだけど、この映画を見た後だと(脚色されまくってるとは言え)あながち間違いじゃないかもなと感じた。ちなみに自分のベジタリアンとかヴィーガンの知り合いはみんなそんなことなくて、自分の食のために動物が殺されるの可哀想って純粋に思ってるっぽかった。
もう1つ響いたのがいじめられっ子のウィニー。いじめられて来て今までの人生でいいことなかったけど、ヴィーガンの活動に参加することで動物を助けることに貢献したいという健気な青年。こうやって『人生の形勢を逆転させる活動』としてヴィーガニズムを捉えてる人も、現実に一定数いるかもなと虚しいような悲しいような気持ちになった。
人肉の味と裕福な暮らしを覚えてドンドン豊かになっていく二人の暮らしが、どんなに盛大にひっくり返るのかかなり期待したんだけど、落ちというか最後はショボくてそこだけ残念だった。
意外とちゃんとしてる
コテコテのB級映画感は否めないけど、メッセージ性をブラックコメディに昇華した作品としてはそこそこ面白い出来に仕上がってる。
R18ってことで相当グロいのかな〜?と心配していたけど、ほぼほぼグロいシーンはなく終わる。グロいの苦手なんだけど、グロはほとんどなく、殺害シーンもコメディ調で「リアルな内蔵びちゃーん!痛々しいシーンで見てられない!」みたいなのはない。普通のアクション映画とかでの死に方と同じくらいあっさりした死に方なので、拷問シーンみたいな痛々しいのが見てられない!って方でも観られる安心設計
切った腕とか足とかは出てくるけど、作り物〜って感じで気持ち悪さもない。観てみたいけどグロが苦手で観てない〜って人でも全然観られる範囲なのでオススメ
メッセージ性も押し付けがましいものでもなく、むしろそんなメッセージ性すら嘲笑うようなコメディで一貫してるので楽しく最後まで観ることができました
案外綺麗にまとまっていてノンストレスだった!
え!!面白い!!笑
不謹慎面白いブラックコメディを織り交ぜつつで全部好きだったけど、私はヴィーガンの極論話を聞いているときのあの可笑しさがやっぱり好きだった😂
あと犬に棒食わせすぎて、、、ってなるのも心底笑った笑
世界一うまい肉は神戸牛!神戸ヴィーガンを作ろう!いや〜、日本人として光栄ですな!
前半はとにかく声出して笑えるかんじ、後半からは「いつバレるか!?」とドキドキハラハラ!奥さんがサイコパス化していく感じがかなり不気味!オチも綺麗で、ちゃんと作品として面白かったです!
おすすめ!
ヴィーガンの良質な肉
間違って殺したヴィーガンの肉を売ったら大繁盛した事から連続殺人鬼としてヴィーガンを殺しては売る肉屋。
実に恐ろしい殺戮だけれどもポップなので笑いながら楽しめるブラックコメディ。
森で逃げる獲物を追いかける時の掛け声がホラー映画のそれだったり、豚と同じように人を見る会話など実におもしろい!
最後にもうひとつ畳み掛けるような山場があればもっと良くなってたと感じるのが惜しいところ。
あと、やっぱり神戸牛って世界的にも認知されてるのね。
人間はお肉
肉の仕込みは残酷だが表現が面白い。
葛藤シーンのたびに勢いが失速、ブラックコメディの作品ならもっと突き抜けてほしい。
ラストは急な店じまい感は残念。
様々な差別に皮肉を込めたような作品。
イラン豚の味が気になる。
PC
ポリティカルコレクトが行き過ぎた
ヴィーガニズムを揶揄しつつブラック以上の
ダークコメディ化した仏映画◎
僕はヴィーガンと言うかペスカトリアンらしいけど
そんなのどうでもよくって
他者犠牲の上でモノゴトを考えることをやめようぜ。
って言う発想はできないものなのかねぇ。
と改めて思った次第w
人間は本当に罪深😱
コメディだったのか!
ヴィーガン思想に対するメタとかあるのかな、と思ったらめたくそコメディタッチで笑ったw
奥さんがサイコパスで旦那さんはまともな人だったんかw
しかし、最後のシーン…全然反省してないじゃんwww
ってオチまでちゃんとついて最高だったw
鑑賞動機:あらすじ10割
ありゃ、この人『理想郷』にも出てるのか。
フランスで(人)肉屋といったら、『デリカテッセン』を連想するけど、もっとタイトル一発ネタみたいなイケイケのバカっぽい話かと思っていたが。
意外と真面目に葛藤してたり、異なる思想信条に対してどういう態度を取るべきか考えさせられたりし…ないよねえ、あんまり。商売だけでなく、夫婦や親子の関係や上手くやっている同業者への嫉妬とか、色んな要素を絡めているのがミソ。大丈夫?という悪ふざけも多々あり、いいぞもっとやれ。
ウィニーに笑った。
凄惨な話しなのに
見せ方でこんなに印象が変わるのかという。凄惨すぎる話しなのに、笑ってきてしまうという。ノリはナチュラルボーンキラーに似てるのかなと思ったが、内容はエグい。が、何故かスッキリ感もあり、笑いもあり。不思議な楽しさがあった。
イカついブラックコメディー
2023
94本目
いやぁ…
なんとゆうか…
ヴィーガンVS肉屋の戦い。
人肉を食べるシーンも本当に普通のハムの見た目なので、グロくない。けど、かなりオェっとなる笑
コメディーなので、純粋に楽しめればいいが…
好き嫌いとゆうより”笑える””笑えない”で左右されると思います。
自分は後者かな。
でもグロいシーンもサラッと見せてくるし、男性器も見せてくるし、耳食べるし、唇かじるし…
ヴィーガンでもかなりでぶっちょも多いんだなぁ、とか野菜食べる人肉は美味いんだ〜、とかとか色々と考えながら観てました。
ペースメーカー付いてるイラン豚
2023年12月12日
ペースメーカー付いてるイラン豚にふふってなりました。
ウィニーかわいそうに、、、笑
スプラッター感があるので、苦手な人はやめた方がいいです。
私はとても楽しかったです。
ヴィーガンに対して、理論的に対抗するのではなく、物理的な暴力で蹂躙するところに可笑しさを感じました。
爽快感ゼロですが、ワクワクしました笑
夫が途中で罪悪感から辞めたいと言い出したのに対して、妻がノリノリで夫の気持ちを理解してないあたり、完全に頭いかれてて怖かったです。
サイコ〜
友人に勧められてたのを思い出してネトフリに出てきてので観てみた。
サイコパスな映画が無性に観たくなる週末。
思った以上にサイコパス過ぎたわ。
ヴァイキングも観てるので、首が飛んだり、手足を刻まれたりも見慣れてしまったとはいえ、今回はちと違った。
奥さんの尻に引かれる肉屋の店主。
不運な交通事故でやめておけばよかったのに。
過激なヴィーガン、特に娘の彼氏の話を聞いているとムカつくのも致し方ないとも思うけど。
平然と人を殺し切り刻む夫婦。
ブラックユーモア?
うーん、やっぱ無理。
笑えませんでした〜
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