アムステルダムのレビュー・感想・評価
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スター勢ぞろいだよ、でもポリコレですか?
クリスチャンベール、マーゴットロビーちゃん
テネット、アニヤテイラージョイちゃん
フレディマーキュリー
それと御大ロバートデニーロ
なかなか名前が覚えきれないお年頃のワタシも
顔と名前が一致する面々。素晴らしい。
ですがセリフ多すぎてワタシの記憶が飛ぶも、
それでもシーンはあまり変化なし、って
それでええの?
それと当時人前でこんなポリコレ演出
ホンマにあったん?
これを突っ込まれるとホントに
白けるんだよな。
洋画の人気が落ちていくのもわかるような。
でも音楽は主題歌、タイトルバックともに
近年では一番の出来。
70点
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アップリンク京都 20221117
豪華な役者陣と稚拙な編集
特に前知識も入れずに鑑賞。出てくる役者、役者が「え?マジ?え!え!そんなに???」というくらい豪華でした。特に、クリスチャン・ベールですが、最初、誰だっけ?この人?ってくらい、「ヴァイス」や「フォードvsフェラーリ」と全く雰囲気どころか佇まいが別人過ぎてびっくりでした。いや、時々、ウィレム・デフォーか?と錯覚してしまうくらいに「枯れた」演技が素晴らしいものでした。マーゴット・ロビーの影が大きく何でも見通しているような演技、等々、さすがだなあ、マイケル・シャノンもぴったりだなあ、とか役者を褒めると止まらないくらいでした。
が、編集、特に場面転換がちょっと稚拙というか、受け手である自分との相性の問題でしょうが、唐突だったり冗長に過ぎたりというところが結構多くて疲れました。「あれ?こいつ、誰?」とか「ここで時間を遡るの?」とか、音の入れ方とか。
という感じで非常にもったいない作品でした。
1933年、アメリカにも《ファシズム台頭》の危機があった!
実話である。
最初にそうテロップが流れます。
結果的に監督と脚本のデヴィッド・O・ラッセルが言いたかったことは、
アメリカでもヒットラーやムッソリーニのようなファシズム政権を立ち上げようとする
動きがあった。
それを友情の《アムステルダム》3人衆、
クリスチャン・ベール、
マーゴット・ロビー、
ジョン・デヴィッド・ワシントンの3人と
ロバート・デ・ニーロの大演説で阻止した。
そういう映画でした。
デ・ニーロの演説。
それがこの映画一番のハイライト。
つまりアメリカにも、デ・ニーロのような将軍を担ぎ上げて、
ヒットラーやムッソリーニのような独裁国家にしよう。
その動き、それは阻止された。
それが一番言いたかったこと。
古き懐かしき回想的に収められるので、
サスペンスとかミステリー、あるいは、
過去にあった実話の衝撃性は薄いのがやや残念な点です。
しかし独裁者が生まれる土壌に近いことが、
事実ごく直近でありました。
ドナルド・トランプです。
6年前、アメリカ人の半数がトランプを支持したのです。
(人々を扇動して議会を襲わせるような人間で、全く税金を払わない男をです)
その男をアメリカ国民の半数が支持したことは、本当に私には驚きでした。
ファシズムや、独裁者とは、いつ現れるか油断ならないのです。
そして日本だってわずか80年前にはとても危険な国だったのです。
マーゴット・ロビーの看護師ヴァレリーが生き生きしてて、とても魅力的。
クリスチャン・ベールも楽しそうです。
役作りの見た目は、
「バック・トゥ・ザフューチャー」のどドク(クリリストファー・ロイド)
みたいな外見と飄々とした演技。
デ・ニーロの演説はとても説得力があり流石のカリスマ。
この映画は8000万ドルの製作資金で、9700万ドルの損失を
計上したそうです。
そこそこ面白いけれど、アクションもないし、スリルとサスペンスが
皆無なのが致命的です。
美人女優(マーゴット・ロビーやアニヤ・テーラー・ジョイ)も、
美しいだけでお色気シーンもまた、ありません。
全体にパンチ不足は否めませんでした。
(事実、今の世界情勢の方が、ずっと怖いですものね)
よくわからなかったけど不思議
二次大戦前夜のなんやら、かんたら・・
何が面白いのか、全く分からん
俳優の演技は見事
オールスター不発祭
監督はデヴィッド・O・ラッセル。
キャストはクリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンを筆頭に、クリス・ロック、テイラー・スウィフト、ゾーイ・サルダナ、マイク・マイヤーズ、マイケル・シャノン、アニヤ・テイラー=ジョイ、ラミ・マレック、andロバート・デ・ニーロ…。
画面に誰かしらビッグスターが映っていると言っていいほどのオールスター・ムービー。
史実とフィクションを交錯させたサスペンス、アンサンブルとユーモアと風刺、友情や愛のドラマのエンタメ性。
連続ホームランを飛ばすラッセルが、またまた大ヒット&高評価で、今度のアカデミー賞でも大いに賑わす。
…と、誰もが思っていた。ところが、
大コケ。批評も酷評レベルに鈍い。
どうした、ラッセル!? 7年ぶりの監督で勘が鈍ったか?
とは言え、ラッセルがホームランをかっ飛ばしたのは『ザ・ファイター』『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』までで、前作『ジョイ』はちょいコケ。
それに、見ればまあ納得。
話は面白味はある。
第一次大戦下で出会った医学生のバートと黒人兵のハロルド。野戦病院で看護師のヴァレリーとも出会い、3人は終戦後のアムステルダムで友情を深め合う。
1933年のNY。バートは負傷兵相手の医師に、ハロルドは弁護士となり、親交は続いていたが、ヴァレリーとは疎遠になっていた。
ある日、兵役中の上官であった将軍が不審死。将軍の娘から解剖を依頼されるも、彼女も何者かに殺され、挙げ句にバートとハロルドはその容疑者にされてしまう。
潔白を証明する為に独自に調査を開始。その渦中で芸術家となったヴァレリーと再会。
やがて3人は、世界を揺るがす大陰謀に巻き込まれている事を知る…。
基となったのは、1933年にアメリカで実際にあった政治的陰謀“ビジネス・プロット”。
ナチスに傾倒した財政家たちによる組織(劇中では“五人委員会”)が大物軍人(劇中でデ・ニーロのモデル)を指導者に立て、政府転覆を企てたもの。が、反発した大物軍人に暴露され、クーデターを起こす事もなく失敗…。
民主国家のアメリカを独裁国家へ。何とも前代未聞の陰謀。これが成功してたら歴史的大事件になっていただろう。
歴史に埋もれていた史実だが、何処か都市伝説的な匂いもする。“ミスター都市伝説”なんかは好きそう。
あのドヤ顔がちらつく。いいか、これは本当にあった事だからな。いい加減気付けよ、お前ら。
ラッセルはあくまでこれをエンタメに昇華。
主人公が陰謀に巻き込まれる設定は、ヒッチコックの十八番の巻き込まれスリラーを彷彿。
思っていた以上にユーモアもあり、豪華アンサンブルとアムステルダムや1930年代NYの美術や雰囲気、衣装や凝ったヘアメイクなどが彩りを加える。
しかし、これだけの材料、要素、超一流の映画人が揃いながら…。
今回ばっかりはラッセル、策士策に溺れたようだ。
批評で“複雑なプロット”とあるが、確かに入り組んではいるが、そこまで複雑ではない。
複雑と言うより、いまいち分かり難いプロットと言った方がいいだろう。
妨げてしまったのは、作風。多ジャンルを巧みに捌いたように見えて、巧く捌けていない。つまり、
サスペンスにしたいのか、コメディにしたいのか、歴史劇×メッセージ性のある風刺劇にしたいのか、男二人女一人の友情と数奇なドラマにしたいのか…?
例えばヒッチコック巻き込まれスリラーはサスペンスを主軸にエンタメに徹していた。『シャレード』はサスペンスの中にロマンチックなムードと洒落たセンスが際立っていた。
本作はハラハラドキドキのスリルが盛り上がらない。3人がクライマックスの戦友会にて陰謀を暴く作戦を立てるも、スカッとするようなカタルシスにも欠ける。ユーモアも時々空回り気味。題材は食指そそるが、全体的にちと把握しづらい。
ラッセルは実話を基にサスペンス×コメディ×豪華アンサンブルの『アメリカン・ハッスル』路線を再び狙ったのだろうが、ダラダラ説明的な会話が続き、演出も話の面白味も展開も弾けず。ムードやこの豪華スター共演だけが楽しい作品になってしまった。
この題材、この面子。
クライマックスのデ・ニーロのスピーチも今の世だからこそ響く。
本来面白くなれた筈なのに、成り損ねたような…。
本当に、う~んう~んう~ん…惜しい!
嗚呼、惜しい!
豪華な俳優陣
説明セリフが多くてあまり面白くなかった。 フランスの病院とアムステ...
"あの"デヴィッド・O・ラッセル帰還!とはならず…?
久しぶりのデヴィッド・O・ラッセル監督による歴史コメディは、賢く興味深い題材かもしれないけど、超豪華キャストをうまく調理しきれず散らかった印象。嫌いじゃないけど、この異常に華やかなメンツからすると弱めな作品。
戦い抜こう、必ずなんとかなる。愛とは誰かを選ぶことであって必要とすることではない。2つの世界大戦の間に隠された独裁者誕生の陰謀に、愛と憎しみ。これもまた男2女1(あるいは逆パターンも)による不思議な"男女3人同居モノ"の類でやはりそこには恋愛と友情が絡み合うのが付き物。『ファイター』『アメリカン・ハッスル』デヴィッド・O・ラッセル作品といったらやっぱりこの人!!『マネー・ショート』に続き義眼のクリスチャン・ベイルに、『ブラッククランズマン』に続き白人どものヤバい陰謀に黒人としてジョン・デヴィッド・ワシントンの死線を共に乗り越えた復員兵コンビ、そして賞レース賑わせるような作品に出ることも多い脂ノリまくりなマーゴット・ロビーの主人公3人の固い絆。アムステルダムを去ると不吉なことが起きる…医者、弁護士、看護師。あと、デヴィッド・O・ラッセル作品の常連と言ったらロバート・デ・ニーロも。けど今回はそれ以上にやっぱりスター達が無駄遣い(?)されまくっている。
豪華すぎるキャスティング
第一次世界大戦の戦地で知り合い深い絆で結ばれた3人が、再会し、自らの冤罪を晴らそうと奔走する話。
主役3人だけでもお腹いっぱいなのに、脇を固めるのもラミ・マレック、アニャ・テーラー・ジョイ、ロバート・デ・ニーロなどなど超豪華。ハリウッドのお祭り映画っぽいけど、今作は意外とこの豪華な配役がうまく機能してるように感じた。
今作は、ナチスのような独裁政権を企む勢力とそれに乗っかって金儲けをたくらむ富裕層や権力に、太刀打ちしていこうとするっていう話。この陰謀に立ち向か歌めに集まる人達が豪華なハリウッドの面々。まるで時代は繰り返せど映画はいつだって独裁政権を許さないし、私達がいつでも立ち向かうという宣言に見えた。
1番わかりやすいのが、戦友会中に企業のトップと面会するシーン。企業側のちょー平凡そうなオジ達と無駄に美しくてイケメンで派手なハリウッドの面々がほぼ同じカットに入らない。さらにヴァレリーはしっかりとビデオを回しているので、映画!って感じ。
芸術は愛を表現する(ヴァレリーが馬鹿っぽく言ってたのはわざとそういう演出だったんかなぁ)だけじゃなくて政治的な主張も大切、という意気込みを感じた。だから、最近政治的発言が多くなったテイラーがキャスティングされてるのも納得。
まぁ、難しいこと考えなくても全員主役級が次々に現れて演技合戦を繰り広げるから見てて飽きない。クリスチャン・ベイルとラミ・マレックもうクセ強ですごい楽しそうだったもんね。
あと、復員兵達が戦争の後遺症を薬で紛らわしていると言う描写が、良いことと悪いことは繰り返すという今作で何度も言われるテーマと被って見えた。薬で一時痛みを和らげてもまた苦しみはやってきて、それの繰り返しで根本の原因は治癒してないよってことかな。
ちょっと単調気味です
『アルマゲドン』の松田聖子を超える災難にブチ当たるテイラー・スウィフトに大爆笑させられました
舞台は1930年代のニューヨーク。第1次大戦に従軍し片目を失ったバートは開業医、戦友のハロルドは弁護士として生計を立てている。二人は戦地での恩人ミーキンズ将軍の娘リズから将軍が亡くなったことを知らされる。将軍が何者かに殺されたと主張するリズはバートに検死を依頼するが・・・からのドタバタサスペンス。
巨大な陰謀に巻き込まれる話ですが、どことなくほのぼのとした雰囲気が終始漂っているのが印象的。クリスチャン・ベール、ジョン・デビッド・ワシントン、マーゴット・ロビーが主に物語を転がしていきますが、脇を固めているのがロバート・デ・ニーロ、マイケル・シャノン、マイク・マイヤーズ、ゾーイ・サルダナ、クリス・ロック、ラミ・マレック、アニャ=テイラー・ジョイにテイラー・スウィフトと壮絶に豪華なキャストなので地味なサスペンスなのに金粉でも塗しているかのようなゴージャスさも纏っています。そんなキラ星キャストの中で頭一つ二つ抜きん出ているクリスチャン・ベールの怪演がやはり圧巻です。石を投げれば出演作に当たるくらい大量の映画に出演してかつての名声に泥を塗っている感があるロバート・デ・ニーロが昭和の丹波哲郎ばりにごっそり見せ場を持っていくのも痛快、クライマックスに向けて畳み掛けてくる現代社会に対する痛烈な風刺の絨毯爆撃の殺傷能力を研ぎ澄ませています。
個人的に面白かったのはテイラー・スウィフト。SF珍大作『アルマゲドン』における松田聖子を超える酷い目に遭うので思わずウワッ!って叫んだ後に大爆笑してしまいました。そのシーンが一番面白かったかも。
●豪華キャストのオンパレードで、確かに全員素晴らしい演技。 ●特に...
大事な所でさぁ・・・
第一次世界大戦中に出会い、友情を深めた3人が、国家を揺るがしかねない陰謀に巻き込まれ解決に奔走する物語。
「解剖よろしく‼私、レストランで待ってるから‼」
「やっぱりヤバそうだからこの件から降りるわ‼」
・・・という、序盤も序盤からイライラさせられてと思ったら次の瞬間スカッとして今度は主人公らが犯人扱いされてさぁ大変といった所から物語はスタートする(雑)。
その後はコメディ感も含みながら、時系列を行ったり来たり。
そして、まざまざと見せつけるかのように豪華キャストが次々出てきて、やや物語を見失いがちに。。
それでも、自身らの潔白を晴らそうと巨大な陰謀に近づいていく様は見応えがあったし、難解な中でも少しづつ真実が見え始めてからはガッツリのめり込ませられたが。。
何と言うか、終始散りばめられたコメディ感はらしくて良いんだけど、ここだけはシリアスに行ってよって所でよくわからんボーっとしたような演出が・・・個人的に凄く拍子抜けしてしまったかな。。
まぁアレを打ったことによる作用なんだろうけど。。
クライマックスに向けての緊張感のなさが残念だったけど、130分越えのやや長尺を感じさせないストーリー展開は面白かった。
キャラクターとしては、ギル将軍がお気に入り。まったく動じない所が滅茶苦茶カッコ良い‼本作のベストシーン!!
しかしあの落ち着き様だと、ワタクシが実際にその場にいたなら絶対に「これヤラセだ‼、パフォーマンスだ‼」と思うだろうなぁw
本作は史実を元にしているとのことだが、奴らの悪巧みがもし成功していたらと思うと…
改めて背筋が凍るような話ですね…。
あと、どうでも良いけど、3人が良い時を過ごした場所ってのはわかるけど、タイトルにするほどアムステルダムに大きな意味はあったかなぁ・・・。
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