近江商人、走る!のレビュー・感想・評価
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日本では珍しい投資がテーマ!コミカルもシリアスも両立
証券業に携わるものです。
作品紹介から気になっており、早速近所で見てきました。
邦画では珍しい投資をテーマとしたストーリーになっており、クスりと笑えるコメディーも混ぜつつ色々勉強になる内容でした。
投資に関する名言も使われてたりし、仕事柄感心する場面もいくつかありました。
よく投資の世界では身近なものや出来事から儲けのチャンスを見つけると言いますが、そういったことがうまく体現できている作品だなと思いました。
あと投資で儲かると、楽して稼いで…とよく言われますが、そんなこともないです。
色々な分野の勉強をしたり、情報収集にアンテナを高くしたりと見えないところでの努力が物をいう世界でもあります。
そういったこと等もわかりやすく伝えている作品だと思います。
普段から投資をされている方や興味を持っている方には特におすすめです!
そうでない方やお子さんたちにも見てもらいたいと思いました!
新春初映画は時代劇で!
池上彰さんが予告編のナレーションをしているので、良い作品だろうと思い、元日に観に行きました。
堂島で取引されている米の価格を、すぐに大津の米問屋に知らせるために取った、近江商人たちの創意工夫には、唸らされました。
また、この作品は、悪役を演じた俳優さんたちの、主役を食うような重厚な演技力が、ストーリーにメリハリをつけているように思いました。
勧善懲悪がテーマですが、随所に世の中を渡る教訓がちりばめられて、最後はハッピー・エンドなので、正月に観るのに丁度良い映画だと思いました。
それにしても、お金を稼いで生きていくことの大変さは、いつの世の中になっても変わらないと、改めて思いました。
なんだこれ・・・なんだこれ!
2022年劇場鑑賞301本目。
超高速参勤交代とか殿、利息でござる!みたいなのを想像してたんですが・・・。
love!?yes!?いや確かに鎌倉殿の13人でもカタカナ言葉話してましたけど享保ってもう女性が演劇するの禁じられて男が女形やるようになって数十年経っているのにあんなことしたら速攻奉行所に引っ立てられると思うのですが・・・。
吉本芸人がところどころ無理やり出てきていたのが気になったし、最後「こうならないかなぁ、でもなんの伏線もなかったし無理だろなぁ」と思っていたらなんの伏線もなしに願望通りの展開になってなんじゃいそりゃとなって色々変な映画でした。極めつけには本人役で本人出てくるのでカオス。
近江商人とアービトラージを主題にするなんて
目の付け所はgoodだが、ちょっと盛り込み過ぎたかな?
最近コメディ時代劇映画が多く見受けられるが、もう少し真面目なタッチで制作してもよいのでは?
コメディにするんだったら、タイトルももっと興味を引くようにしないとね!
近江商人、早歩き!
くらいな感じ。作品自体にそこまでスピード感は無いし、肝心なところで急いでしまって、説明不足気味になってる気はする。だけどまぁ、それなりにテンポはいいし、嘘八百一作品目くらい緩いけど、年末年始にはピッタリの作品かなと。期待してなかっただけに、普通に楽しめた。
時代劇やら先物取引やらには詳しくないけど、緩さのおかげか、内容はスっと入ってきたし、面白かった。勿体ないのはキャラクター設定が甘いこと。せっかく深みのありそうな主人公で、演じた上村侑もいい味出してたから、周りの登場人物含め、もっとしっかり描いて欲しかった。コメディだからといって、そこを抜かったらいけませんよ。
映画としては少しパンチが弱く、物足りない気もしたんだけど、構成や雰囲気は割かししっかりしていたし、予告で見た時よりも好印象でした。特に良かったのはラストスパート。昭和臭い演出ではあるんだけど、ここまで振り切ってくれたら結構好き。まぁ、どっちかというとドラマ向きな気がしたけどね。
個人的には森永悠希も出演している「天外者」よりも、主人公に愛が感じられて好きだったし、後味も良くて見た後の満足度も高かった。色々と惜しいところはあるけれど、年納めにはいい映画だったかな。来年は「レジェンド&バタフライ」とか「仕掛人・藤枝梅安」とか、時代劇が多めだから、演出やキャラクターに関してはそこで期待ということで。
少し上滑りしているような感じもあるけど、期待せずに見たらそれなりにいい作品かと。年末年始に是非。とまぁ、今年もこれにて終了ということで、2022年は劇場にて計181本の作品を鑑賞しました。とてもいい年でした。来年も楽しみな映画がたんまりとありますので、2023年もどうか、よろしくお願いします!
これが正月映画か! 実に残念な作品でした。
脚本、キャスティング、カメラ、
時代考証など学生映画ではないかな!?
堂島米先物相場や近江商人に失礼で、
リスペクト感が殆ど伝わらない。
オラは年末に観たので失笑で済んだが、
新年にこの作品見たらこれからの一年が苦痛なもなとなりはしないか?
あらすじ〉
淀屋橋の米先物相場💹破りの話だが、
今日ではスーパーコンピュータの導入かな?
江戸時代、
大坂や伊勢と並ぶ日本三大商人に数えられた近江商人たちの活躍を描いた時代劇。
現代の経済においては「裁定取引」(アービトラージ)と呼ばれる取引方法に着目した近江商人たちが、
そろばん片手に知恵をふりしぼり、
商売で勝負に出る姿を痛快に描く。
ある時、
悪らつな奉行の罠で奉公先の大善屋が千両もの借金を背負わされてしまう。
銀次は店を守るため、
大津と15里(60キロ)離れた堂島の米の価格差を利用した裁定取引を思いつく。
それは飛脚でも半日かかかる距離を、
より速く米価格情報を迅速に入手伝達することだ。
銀次は仲間とともに情報伝達作戦を練り実行する。
色んな要素が詰まってる
一言で言えばコメディだね。生まじめストーリーを期待してる人はイマイチかなあ。
でも、適当に時代考証なんか無視して「おら、いくぞー!」みたいな今を楽しむ人には結構良いかも。
スッキリしました。ありがとう。
殆ど走らないけどね
悪徳奉行に背負わされた千両の借金を一月で返す為に奔走することになる大津の米問屋の丁稚の話。
親を亡くした百姓の出の銀次が、薬売りの紹介で大津の米問屋で奉公して5年、様々なアイデアで町の人々を助け助けられるストーリー。
如何にも過ぎるアホくさ~い奉行の振る舞いに始まってベッタべたな展開満載のマジメに観ちゃいけないコミカルなエンタメ時代劇ですね。
近江商人である必要性は場所だけという感じだし。
今にしたら当たり前だけど当時にしたら画期的であろう小さな出来事から始まって、現代劇ですか?なおふざけアイデアにおふざけ描写、そしていよいよ本題となってからもチョロっと一捻り、そして締めもまたチョロっと。
出オチ気味な方もおられましたけどw
なかな楽しかった。
近江商人ではない近江商人の映画。
①不細工な映画。“しょうもな”と切り捨てても良いのだが(斬り捨て御免!)、1200円(シニア料金)使ったので少し感想を目安箱に…
②お奉行様:題名が変わっています!確か『近江商人、走る!』という題名だった筈。それが劇場では、『GINGI(大きく) 近江商人、走る(小さく)』に変わっておりました。完成した映画を観たプロデューサーが“これは近江商人の話ではない!”と怒って題名を変えさせたのでしょうか?
②お奉行様:子役の時と5年後の銀次とのキャラが変わっております。子供の時は、この後記憶力抜群でアイデアマンで利に聡い銀次に成長する片鱗は全く見えず普通の親孝行の百姓の子です。喜平はこの子の何処に商人としての才を見いだしたのかサッパリわかりません。
③
おバカ映画の局地
コレを映画館で観る側の気持ちになってほしい。
ヲタ達が踊り狂う、アイドルのダンスシーンなんて、絶句してしまった。ビジネス系エンタメと謳っているが、狂気の沙汰かと思うくらい、そうじゃない展開。
演出力も高校生は作ったのかと錯覚させられる酷さ。醜さ。
映画館や興行側など上映する側もちゃんと考えて欲しい。
商人の家族の絆に感動!
農民の身分である銀次(上村侑)が大津の大善屋で商人として働く物語です。
時代考証がやや気になるも、大当たりの映画でした。
物語のメインは、飛脚を使わないで、3里以上離れた堂島米会所の価格を知る策の話なのですが、商人の家族としての絆が随所に見られ、感動しました。
楓役の黒木ひかりさんの健気さが魅力的で、男性俳優にジャニーズ系を使わなかったも好感です。
キャストは地味ですが、笑いあり、感動ありで充分楽しめました。
追記 この作品には英語表記が出てきます。鎖国していた江戸時代ですが、1600年頃にイギリス人のウィリアム・アダムスによって英語が伝えられており、享保15年頃に英語が使われても不思議ではないです。
軽いエンタメとして割り切って観ましょう!
年末の締めの一本は、一年の心の汚れを洗い流し、前向きな気持ちで新たな一年を迎えられるような作品をいつも選んでいます。しかし、今週は大作や話題作の公開なし。そんな中、仕事にかける日本人のひたむきさや勤勉さを思い出させてくれるのではないかと、とりあえず本作をチョイス。「海賊とよばれた男」のような展開を期待していたのですが、かなりテイストの異なる作品でした。
ストーリーは、幼い頃に身寄りをなくした銀次が、たまたま出会った薬売りに見込まれて紹介された大津の米問屋・大善屋で丁稚奉公することになり、そこで徐々にその才覚を表し、やがて周囲からも認められる存在となり、大善屋に訪れた絶体絶命のピンチをその商才で救ってみせるというもの。江戸時代の商売の話ではありますが、歴史や経済の知識が皆無でも楽しめるほどわかりやすく描かれています。
前半でその商才を生かして周囲の人たちを助ける銀次の様子を描きながら、ここで助けられた人たちが後半の伏線になっているという構成がなかなかよかったです。終盤で一致団結して手繰り寄せた大逆転劇はなかなか胸熱でした。さらに最終盤でもう一度ピンチが訪れますが、序盤で打った布石が大逆転につながるという展開で、王道時代劇のテンプレを想起させるものの、悪くはなかったです。
その一方で惜しいと感じたのは、ところどころに現代要素を大胆に取り入れたり、かなり誇張して描いたりしている点です。本作が史実に基づくものかどうかは知りませんが、少なくとも実在する「近江商人」をテーマに掲げている以上、あまりに軽いエンタメに振ったのはいささか疑問です。特に茶店の看板娘のくだりや悪徳奉行の悪ノリは、絵的にはおもしろかったですが、好みが分かれるのではないでしょうか。もっと知恵を絞って、当時の世相を反映した現実的な手法で庶民のピンチを救ったり、奉行の悪巧みを暴いたりして観せてほしかったです。そのほうが、より銀次の才覚を観客にアピールすることができたのではないかと思います。
他にも、気になることが多くて物語に浸れなかったのも残念でした。喜平は、大根一本まともに売れない銀次のどこに商才を感じ取ったのでしょう? その後に銀次が開花させる商才は、いったいいつどこで培われたのでしょう? なぜ親方と大げんかしていた大工が急に心変わりしたのでしょう? どうして中途半端に関西弁の人が混じっているのでしょう? 最後は本当に「三方よし」でした? そもそも近江商人はどんな点が優れていたのでしょう? 挙げだしたらキリがないですが、軽いエンタメと割り切って観れば気にならないのかもしれません。
キャストは、上村侑くんを主演に、筧利夫さん、真飛聖さん、堀部圭亮さん、前野朋哉さんらに加え、滋賀県とゆかりのある方々が脇を固めます。予算の都合で演技力と集客力のある役者さんを揃えられなかったのかもしれませんが、拙い演技は没入感を著しく削ぐので、もうちょっと頑張ってほしかったです。そんな中、矢柴俊博さん、森永悠希くんが、作品にいい意味の緊張感をもたらし、ひときわ存在感を放っていました。
歴史エンターテイメントもどき
しょっぱなから子役の棒演技を見せられて嫌な予感がする。しかも標準語。湖西地方だろうと近江だろうと標準語ってことはないでしょ。
人間犬にまたがった奉行が登場するに至って、真面目に時代劇を作るつもりがないということはわかったので、バカ映画として鑑賞を続行。
時代考証を期待する作品ではないとしても、しゃべり言葉は統一してほしいね。最悪、標準語ドラマでもいいんだけど、中途半端に関西弁がまじる。
どうやってケリをつけるのかと思いきや、あの時代劇フォーマットですか。半笑いです。
阿弥陀如来に来世を任せて、商売に邁進した近江商人は、近代資本主義を生み出したプロテスタントに近いと言われている。その一端を知ることができると期待した自分が、おバカでございました。
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