大名倒産のレビュー・感想・評価
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忍たま乱太郎的な造りがあざといな
この系列の時代劇は映画館で見ていたので、今回はどんなもんかなと、誕生日割引クーポンもあり、映画館にて拝聴。
んんんん、前半、退屈じゃああああ。。。とはいえ杉咲花が思いのほか光っていて寝るまでには至らないのでしばらく視聴。
なんだか忍たま乱太郎的なコメディー作品を目指しているのか?
悪人の眉の太さとか、頭の弱い兄さんの鼻水垂れとか。
でも、思い切りが悪く、なんだか中途半端ですねえ。
主役の神木隆之介も城主としての威厳が無いのは演出とはいえ申し訳ないが中村晴日的でそんなことないやろーーーって思いました。
極端に言えば、タイムスクープハンターみたいな異物が入り込み歴史に影響をあたえてしまったみたいな落ちならば納得というものです。
コメディに忍ばせた批判精神
幕の内弁当みたいな要素詰め込み型で、けっこう楽しめましたよ。
ストーリーは、時代劇によくあるパターンを踏襲。
悪い商人と、悪い老中などお約束を外さない。
予告編から「こうなるかな」と想像した範疇のことはすべて起こるし、すべて回収される予定調和的なものを超えなかった。
ただ、政府高官と、高官に癒着した中抜き業者によって地方財政が食い物にされるって図式が明確で、明らかに平成以降の我が国政府に対する嫌味ったらしい批判精神が流れていて、未読ではあるがおそらく原作の肝・芯は、そこなんだろうなと推察しました。
時代劇と言いながら現代語劇。
予告編でもわかりますが、「マジっ?」「うっそ〜ん」などのセリフが飛び交い、リアリティラインがギャグ寄りな作品でした。
『超高速!参勤交代』『引っ越し大名!』『アシガール』とかの系譜。
まいっか、と思わせてくれるのは、神木隆之介くんの存在感で、なんか彼がいるだけで旧作の『うる星やつら』みたいな、ファンタジー混じりの空気が醸成されますね。
神木くん以外のキャストが、少し前のフジテレビ+東宝っぽかったけども、本作はテレ東+松竹でした。
そのせいなのか(?)、予算がないのがよくわかるVFXでありました。
え?借金が25万両?
小判は金だから柔らかい
花ちゃん最高
豪華キャスト!
らんまん時代劇
とても、今時の映画とは思えないつまらなさ…⭐︎
時代劇のコメディとは知っていての鑑賞ではあったのだか、これほどの酷さとは…。
藩の借金を、倒産という形に持っていこうとする佐藤浩一演じる元藩主といきなり
出生を明かされ藩主に祭り上げられる神木隆之介演じる小四郎との物語。
他に登場する役者さん達も松山ケンイチをはじめ、上手い人ばかり。
それなのに、なぜここまで薄っぺらでつまらない物語になるのか疑問符ばかりが
浮かぶ。
コメディの場面もつまらなく、始まってすぐに展開が読めてしまい、笑っている観客の方も
いらしたが、個人的には全く面白くなかった。
自分にとって伝説となっている「新解釈・三國志」以来の途中退出を考えた映画。
何とか最後まで見る。
⭐︎1.5は、上手い役者揃いのあまりの無駄使いに1、0.5は払ったチケット代。
観に行った自分に怒れる!
この町娘の立場どうなってるの?
2023年劇場鑑賞151本目。
江戸のお金を扱った作品といえば、武士の家計簿や殿、利息でござるを思い出しますが、
今作も莫大な借金をなんとかしようとする作品です。
神木隆之介主演で宮崎あおいがナレーショしたららんまんじゃねえか。
倹約術は予告で大体見ちゃったのでそれ以上はあまりないです。
ネタバレ回避で余り書けませんが、思ってた展開と違っていてそこは良かったです。
ただ、幼なじみとはいえただの町人である杉咲花が常に殿の近くにいるのをさておいても、上座に座っているのはもはや無理がありすぎます。そういうところ適当だと萎えるんだよなぁ・・・。
勝村政信がいつも頼りない役の印象だったので、今回の老中のようなドスのきいた演技ができるのを知れたのは収穫です。佐藤浩市は相変わらず安定の良さ。
気の抜けたサイダー
徹底したコメディ
越後丹生山=新潟県村上市 塩引き鮭が美味い!
バランス良くコメディタッチで観やすい映画
終わった後が痛快
想像より深めの話でした。
予告編から多分くだらないドタバタギャグ映画だろうと想像しながら着席。
神木君演じる主人公の小四郎は小さい頃から父親の手伝いで塩鮭を売っていたんだが、人が良すぎて商売人には向いていないと笑われていた。そんな小四郎が大人になって突然、お城に呼ばれて実の父親の藩主から後任を任される。そりゃプレッシャー半端ないよ。そして理由が明らかになる。あらら、藩は借金25万両(約100億円)を抱えている。その問題を解決する方法が大名倒産。その理屈にはちょっと無理があったかな。責任を取らされ4ヶ月後に切腹させられそうになった小四郎は、借金を返そうと努力を始める。そこで幼馴染のさよと再会し、ペアを組む事になる。この杉咲花ちゃん演じるさよのキャラが面白い。庶民なのに偉いお侍達に対して敬語すら使わない強キャラ。あと、他の登場人物も楽しい奴らばかり。特に松山ケンイチ演じるダメキャラの兄、ずっと鼻水垂らしが凄い。ずっとチョコチョコ笑えるし意外と小四郎をフォローしてくれる、皆んなのおかげで結構ウルウルしてしまった。そしてラストの伏線回収。ははぁん、そういう作戦だったのね。エンドロールのダンスも結構楽しかった。お見事でした。
神木君
予告編が大いにおちゃらけていたので、
いくら神木君主演でも今回は映画館でなくてもいいかなと思っていた。
だが、妻の希望と他に選択肢がなかったことから渋々?観賞。
そもそもの期待値が低かったこともあって、想定よりはかなり良かった。
とにかく神木君のキャラが役柄にぴったり。
頼りなげながらしっかり芯のある微笑ましい好青年だった。
杉咲花も同様、ちゃきちゃきの越後娘がジャストフィット。
神木君とのコンビに心温まった。
兄役の2人も良かった。
心に染みるシーンも多かった。
ストーリーも単純なドタバタかと思いきや、良い方に裏切られた。
予告編がうまくミスリードしているのだが、
私のように単純ドタバタと思い二の足を踏む方もいるのでは?
軽妙で悪くなかったが、そろそろ重厚で背筋が伸びるような時代劇も観たいかな。
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