大名倒産のレビュー・感想・評価
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人情喜劇
原作読者です。
原作とは別物です。原因も結末も違います。
ただ、上下巻にわたる原作を2時間にまとめるなら仕方ないかなとも思います。
比留間伝蔵好きだったので少し残念です。三石研さんとかで出て欲しかったな
あと、老中の若妻達の蔵入り金差し出しもできれば映像で見たかった。
水売りの要素を無理矢理残したところで、出ないことと、最低限原作要素を残したいところを感じました。
ハリーポッターで無理やり縮めることに慣れ、原作と別物として楽しむ様に心がけているので、始まって数分で別物として見ました。
勧善懲悪がしっかりしていて、2時間にまとめるのにちょうどいい登場人物数で、十分楽しめました。
役者は豪華と言っていいのでは?ただ、大御所が悪役感だして出てくると黒幕だなとすぐ察してしまいますね。
つまらん
決して「つくり」は悪くない。
他のレビュアー諸氏も指摘するとおり、本作は決して「魂を打ち震わせる感動巨編」という訳ではありませんが、数多く公開される映画の中には、本作のように「安心して観ていられる」作品も、何本かは含まれていてほしいものです。個人的にも、こういう作品も、決して嫌いではありません。評論子は。
(公開される映画の全部が全部「魂を打ち震わせるような感動巨編」だったりしたら、疲れて疲れて、とても映画なんか観ていられない。)
そういうことでは、決して「下らない」とか「駄作」とかの評価が当たる一本ではなかったと思います。
まず、キャストの面でも、梶原善の演技が光っていたように思います。
むろん、石橋蓮司や佐藤浩市の「悪さ」は堂に入ったものであることは言うまでもないところですが、それに添えられた「小悪役」とでもいうべきなのか。
彼の色彩なくしては、本作は語れないようにも思います。いい味を出していたと思います。映画は、決して主役だけで成り立っているものでないことを、改めて実感します。
次に、「単なる綺麗事だ」と言われてしまえばそれまでなのかも知れませんが、それでも、為政者としては、「小の虫を殺して大の虫を活かす」ということではなくて、「大の虫を活かすだけでなく、小の虫も活かす」という方策を探ってもらいたいところです、本作のように。
そういう点では、小四郎のリーダーシップは、刮目すべきではないかと思います。
現実の世界では、こうは、なかなかコトが運ばないからこそ(?)、映画の世界くらいは、こうあって欲しいものだという見方にも、一理はあると思います。
そんな、あれやこれやで、娯楽映画ということでは、決して「つくり」の悪い一本ではなかったと思います。評論子は。
(追記)
そこまでの製作意図があったかどうかは、作品からは直接には窺うことができませんでしたけれども。
「お気楽に観ることのできる」(失礼!)本作は、実は「逆境にあっても、ユーモアを忘れてはいけない」ということを教えてくれているのだとすれば、それはそれで、とても素晴らしいことだと思いました。
現代版にリメイクしても面白くなりそうな邦画。 本年度ベスト!
鑑賞中、何故か現代版にしたらメッチャ面白くなりそうと思いながらの鑑賞(笑)
やってる悪事は今の時代と同じ。
本作はコメディ仕上げだったけど、シリアスな現代版にリメイクしたら、更に面白くなりそうなりそうな作品だった印象。
神木隆之介さん演じる小四郎が突然、主藩になり100億円の借金がある事が発覚。
借金100億円を工面するストーリーと思いきや、借金の原因を究明して行感じ。
計画倒産により藩の借金を帳消しにする思惑の中、小四郎がある理由により倒産を免れる為、奮闘して行く展開。
藩主となった小四郎が最初は弱気な感じが可笑しくも情けない。
神木さんの顔の演技が上手い(笑)
周りの仲間の協力もあり徐々に頼もしくなって行く感じ。
色々と先が読める展開の連続なんだけど、思った以上に面白い!
杉咲花さん目当てもあったけど、本作のダークホースは松山ケンイチさん。
彼のファンの方には本作の鑑賞はお勧め出来ません(笑)
上映時間は2時間。
この手の作品としては長目な感じもしたけど飽きる事無く鑑賞出来た。
上映直後「本作のラストはエンドロール後に」みたいな字幕に期待値上がる。
終わってみれば消化不良感が少し残念でした( ´∀`)
現下の朝ドラと似た組み合わせと、自殺回避への願い
テンポ悪く盛り上がりに欠ける
時代劇風味のエンタメ映画
ポップな時代劇だけど。。
神木龍之介君を主演に据えて、若い世代を時代劇に取り込みたかったのか、ポップな演出の時代劇
貨幣価値の表現をわかりやすいポップ表現じたち、見た目が華やかな衣装など時代劇なれてない客層を意識しているんだろうな。。。という感じでがしました。
物語自映像化しやすいというかすごくいい作品だし、ストーリーもわかりやすく、勧善懲悪で時代劇の王道っぽいパターンではある。
しかし神木君のコメディが上滑り気味というか。。。
やりすぎ感があるなぁ。。
わかりやすさとか、ポップさに必死になりすぎてて物語自体の持つ良さが蔑ろというか。。。情緒がない。
浅田次郎の本来持つ情緒とか物語の妙がオーバー演出によって雑になっていて残念でした。
多くの年配鑑賞者に混じって…
楽しめました!
大・中・小
石橋蓮司さんはこうでなくっちゃ
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