「放屁三昧ってなんだよ・・・」大名倒産 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
放屁三昧ってなんだよ・・・
2023年映画館鑑賞38作品目
7月17日(月)イオンシネマ新利府
ハッピーマンデー1100円
原作は『鉄道員(ぽっぽや)』『壬生義士伝』『憑神』『柘榴坂の仇討』『王妃の館』の浅田次郎
監督は『パコダテ人』『パローレ』『ブタがいた教室』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』『ロストケア』『水は海に向かって流れる』の前田哲
脚本は『陽気なギャングが地球を回す』『七つの会議』の丑尾健太郎と『僕らの七日間戦争』の稲葉一広
鮭役人の息子として育った主人公がいきなり藩主になる話
藩は莫大な借金を抱え改易のピンチ
先代の方針で藩を倒産させることなったが考えを改めた藩主小四郎は借金返済に邁進する
節約も俺たちの戦だ
どこかで聞いた話だ
最近の時代劇で似たような話がよくある
時代のニーズで求められているんだろう
片岡千恵蔵や中村錦之助や大川橋蔵がそんな役をやっているのを観たことがない
浅田次郎原作で前田哲監督なら面白くないわけがない
少なくとも星3以上は確定
もう30過ぎだが神木隆之介がかわいい
敵を欺くにはまず味方から
先代はとんだ狸だ
2人の兄も仮病とみて間違いない
小手は気の弱い役がよく似合っている
大膳に中膳と小膳というそっくりな弟がいる
おそらく映画オリジナルの設定だと思うが完全にすべっていた
勝村とキムラはキャラが立っていた
キムラが演じた役は豪商だがあれじゃどう見ても花魁だ
わりと天然なところがあるからなキムラ緑子さん
高田延彦は見てられない
俳優業はやめた方がいい
ヒコロヒーは時代劇だとますます薄くなる
左平次の妻を演じたのがヒコロヒーだとわからなかった
本編が始まる前にエンドロールのあとにラストシーンがあるというお知らせがあった
これが当たり前になってくれると助かる
配役
先代藩主一狐斎の四男で鮭役人の息子から越後丹生山藩の藩主になった松平小四郎に神木隆之介
小四郎の幼馴染で江戸で再会したのちは藩主になった小四郎を助けるさよに杉咲花
一狐斎の次男でうつけだが庭づくりが得意な松平新次郎に松山ケンイチ
鮭役人で小四郎の育ての親の間垣作兵衛に小日向文世
丹生山藩勘定方の橋爪左平次に小手伸也
一狐斎の三男で病弱な松平喜三郎に桜田通
農家から城に奉公し藩主の子を身籠り間垣と結婚し流行病で夭折する小四郎の母のなつに宮﨑あおい
大阪の豪商・天元屋の女主人タツにキムラ緑子
丹生山藩家老の天野大膳に梶原善
江戸幕府老中の板倉周防守に勝村政信
江戸幕府老中の仁科摂津守に石橋蓮司
お初の父で幕府旗本大番頭の小池越中守に髙田延彦
新次郎と結婚するお初に藤間爽子
小四郎の家臣の白田新左エ門にカトウシンスケ
小四郎の家臣の黒田市ノ進に秋谷郁甫
火付盗賊改方長官として江戸を守る長谷川式部に近藤良平
左平次の妻の橋爪しのにヒコロヒー
藩主小四郎の教育係を務める磯貝平八郎に浅野忠信
丹生山藩先代藩主で隠居の身となり多趣味の生活を楽しむ一狐斎に佐藤浩市
あと日本海側の越後から船で海を渡って江戸ってちょっと大変な気がするが
京都の舞鶴なら比較的行きやすいが
越後から江戸に川が流れてるわけではなくわりと違和感を感じる