アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター : 特集
【映画ファン選出──この秋冬に最も観たい映画No.1】
「アバター2」公開に向けキャメロンからサプライズ!
前作が超進化!新映像!?あの体験を“体感”できるなんて!
“優れた映画”の尺度を興行収入だとすると、“世界で最も優れた映画”は「アバター(2009)」である。その続編「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」(12月16日公開)は、映画ファンが[この秋冬に最も観たい映画]のNo.1に選出するなど、期待を集めに集めている。
世界中が待望する最新作の劇場公開を前に、歴史を変えた第一作「アバター(2009)」が映画館に復活! 「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」のタイトルで、9月23日から2週間の期間限定で劇場上映される。
“世界最高”と謳われた第一作の映像体験が全く新しく生まれ変わった。4K HDRでより壮大&美麗に、そして新たな重要シーンも追加。旧バージョンと同じではなく、とにかく超進化し、当時映画館で観た人にも初めて観る人にも[究極の映像体験]を味わわせてくれるのだ。
本特集では「アバター」がなぜ偉大であるのかを解説するとともに、「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」の魅力を紹介。第一作のすさまじさを映画館で体感し、きたる続編「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」のショック・ウェーブに備えよ!
【映画.comユーザー選出!】
この秋冬に観たい映画No.1=「アバター WOW」
同作公開に向け、前作の“体感”は欠かせないピース!
本題の前に、映画.comで実施したアンケート結果をご紹介。とても興味深い結果となった。
映画.comのTwitterアカウント(フォロワー数約78万人)にて「2022年の秋冬(9~12月)に観たい映画」を調査。すると「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」が得票数1位を獲得し、強烈な競合作品を抑え[この秋冬に最も観たい映画No.1]に輝いた。
そんな同作の鑑賞に向け、超進化した第一作(「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」)を映画館で体感できるのは、またとないチャンス。第一作の革命的体験に強い衝撃を受け、続編の究極の映像体験にさらなる衝撃を受ける――あなたの人生においても上位に入るくらい、素晴らしい時間を堪能できるはずだ。
【歴史的傑作】だけど結局「アバター」は何がすごい?
世界No.1の称号、映画の大革命…【わかりやすく解説】
●すごい①:世界1位(興行収入)の映画って何? 答えは「アバター」
巨匠ジェームズ・キャメロン監督が手掛けた第一作「アバター」。すごさは何かと聞かれたとき、最もわかりやすいのが興行収入だ。
同作の世界興行収入は約28億ドル(3920億円/1ドル=140円換算)で歴代1位。歴史上で最もヒットした作品であり、その意味では“世界最高の映画”と断言できる。
●すごい②:映画の歴史を変えた革命的“映像体験” 世界中で社会現象に
もうひとつ、“映像革命”も偉大というほかない。その高精細な3D映像は現実と物語の境目を消失させ、まるで本当にスクリーンのなかに自分がいるかのような“映画への没入”を実現した。多くの人が味わったことのない、至高の感動・興奮をもたらした。
同作ほど大規模かつハイクオリティの3D映像はそれまで例になく、いわば正真正銘の“新感覚”“未知”の体験が備わっていた。それゆえ日本を含む世界中で社会現象を巻き起こし、映画史を変えるほどのインパクトを刻んだのである。
●すごい③:9月23日――「アバター」超進化して映画館に復活! 最新作の期待も爆アゲ
上述のように偉大な「アバター」が、再び映画館で観られるとしたら? しかも映像は現代の最新技術により進化し、重要なシーンが追加され新たな解釈が可能になっていたとしたら――?
9月23日~10月6日、「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」が全国の映画館で上映。旧来のバージョンとは“ほぼ別の映画”といってもよいほど生まれ変わっているとの噂もあり、その仕上がりを早く映画館で確かめたくなる。
実のところ、これは歴史的な瞬間の始まりかもしれない。最新作「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は、かつてのように社会現象化する可能性が高いからだ。映画ファンを自負して映画.comを訪れている“あなた”が、この機会に参戦しないのならば、それは映画人生の損といえる。
新たな「アバター」ムーブメントへの期待も俄然高まる今日このごろ。さあ、今こそ映画館で“映像革命”を体感しよう。
『アバター ジェームズ・キャメロン3Dリマスター』
■監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン ■製作:ジョン・ランドー ■出演:サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーバー
9月23日(金・祝)より2週間限定公開
【意外と多い“アバター初体験”──その感想は?】
「本当にその場にいるかのような体験」「感情移入し
自分もリンクされたよう」 驚きの声続々!
これほどの歴史的傑作だが、当然、「観たことがない」という人は結構多い。2022年の観客が「アバター」を、しかも「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」で初体験したならば、一体どれほどの衝撃を受けるのだろうか?
これを検証すべく、映画.comでは9月22日に都内で行われた同作のプレミア試写会に、「アバター」未体験のユーザーをご招待。本編を体感してもらい、感想をTwitterでつぶやいてもらった。以下、“驚がくの声”に触れていただこう。
さらにさらに、SNS上では「アバターの芸術性は最高」「臨場感ヤバすぎ」「やっぱり3D効果が頭一つ抜けてる」「こんなに面白かったっけ?と びっくりしながら見た」などなど、絶賛の声が噴出しまくっている。
では次に、映画評論家や映画系インフルエンサー、映画.com編集部はどう観たのだろうか?
【プロの生の感想】進化版「アバター」は超・衝撃的!
「全く別の映画…ぶっ飛んだ」「新作の期待、爆上げ」
特集の最後に、映画.com編集長・駒井尚文、オスカーノユクエ(Twitterフォロワー19万人のインフルエンサー)、村山章(映画評論家)、映画.com編集部・尾崎秋彦の感想をお伝えする。2週間限定上映なだけに、何が何でも映画館で体感することをオススメする。
●映画.com編集長・駒井尚文「目を疑うほどリアル。最新作にも期待MAX」
「アバター」を13年ぶりに見て、我が目を疑いました。映像の解像度が、今年見たどの映画よりも遙かに高いと感じたのです。夜に発光する植物は極めて美しく、生物の肉体は大変しなやかで、空中に流れ落ちる水しぶきはスーパーリアルです。
13年前のコンテンツでこのレベルということは、今年12月の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は、どんなレベルまで到達しているのか、とてもワクワクします。
そして個人的に、この13年の間に、ジェームズ・キャメロンがビーガンになったという点にも大いに注目しています。ライフスタイルを大転換した映画監督によって、物語はどう変化し、映像にどんな影響が見られるのか。確かめられる瞬間はもうすぐ。ハードルをMAXまで上げて待つことにします。
●オスカーノユクエ「本当に驚いた…没入、共感、ここまで変わるのか」
数ヶ月前、テレビ画面で「アバター」を鑑賞した際、2009年当時に劇場で味わった感動が色あせてしまったように感じました。10数年経てば感受性も変わるし、当時は斬新だったテクノロジーも今では珍しくなくなっているから仕方ないのかな……。
そんなわけで、「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」には正直半信半疑で臨んだのですが……本当に驚きました。世界への没入度、登場人物たちへの共感度など、ここまで変わるのか、と。
映画には、作り手が意図する最適なフォーマットがあることをあらためて痛感します。思えば当時、日本で初めての試写の際、この設備では期待する輝度が得られないからと、キャメロンが映写機の位置を変更させるなど細部までこだわったというエピソードを思い出しました。ある意味、今回の再上映は、あの当時よりも理想的な環境で、さらに進化した映像を堪能することが出来る絶好の機会。新たな感動に心から感謝です。
●映画評論家・村山章「3D映像のさらなる臨場感。想像を軽々と超えるビジョンを見届ける」
『アバター』とはジェームズ・キャメロンの壮大な狂気の更新である。キャメロンといえば『タイタニック』で映画のためにほぼ原寸大のタイタニック号を作って世界を仰天させた男だ。続く『アバター』ではパンドラという宇宙の果ての星をゼロから生み出し、観客を未知なる旅へと誘ってみせた。
ひとつの世界をまるごと創出する妄想力と実行力、そして細部へのこだわりはもはや偏執的ですらある。そして4Kリマスターによってキャメロン自慢の3D映像はさらに臨場感を増し、13年の年月の隔たりなどなかったかのように悠然と広がるパンドラの姿に改めて驚いた。
おそらく続編『ウェイ・オブ・ウォーター』では技術も物語もさらなるアップデートを遂げているのだろう。われわれの想像を軽々と上回るキャメロンのビジョンを最後まで見届けるためにも、『アバター』とパンドラの再訪は絶好の機会であり、映画史を目撃するという大きな意味を持つに違いない。
●映画.com編集部・尾崎秋彦「暴力的な画質の良さ! 涙が出てくるほどすごい超現実体験」
「アバター」公開当時、大学のレポートで同作について6000字くらい書いたことを懐かしく思いながら、今回の3Dリマスター版を観た。始まった瞬間に魂が映画の世界に持っていかれた。あれ、こんなにすごかったっけ……!?
最も想像を超えていたのは、暴力的なまでの画質の良さだった。レベルにすると100くらい上がっているように感じる。驚くほどパキッとくっきり、ヌルヌル動く。あまりに高精細すぎて「現実に目の前で起こっていること」にしか思えない。だからキャラの感情が、ダイレクトに僕の心に届いて響いて仕方がなかった。
この超高画質と現実感は、ネット動画の“そこそこ画質”に飼い慣らされた現代人を圧倒する。侵略する・侵略される、双方の視点で紡ぐ物語も、より力強く感じられ胸がアツくなる。本当に同じ「アバター」? いや、これはもう別物。一作目で涙が出てくるほどすごかったので、最新作を観たら、僕はどうなってしまうのだろう?