「3D映画上陸初期の作品を、最新リマスターでもう一度」アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.53D映画上陸初期の作品を、最新リマスターでもう一度

2022年9月25日
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アバターは私が高校時代に上映された。当時は3Dってなんぞや?という具合で、会場に行ったらメガネを渡されて怪訝に思ったことを覚えている。当時のスクリーンは今ほどクオリティはよくなく、シーンによってはボケて見えてしまう難点があった。しかも地方都市に辛うじて出来たような映画館だったので尚更だった。それでもその初めての感覚と映像美に驚かされたものだ。
時が移り、スクリーンは良くなり難点だった視界のボケや酔いもほぼ解消され、いまやレーザー技術でより鮮明な映像を楽しめるようになった。私も社会人となって東京の大スクリーンで見ることができるようになっている。そんな今だからこそ、このアバターはもう一度観るに値すると思う。
技術の進歩だけでなく、環境破壊が進みや社会情勢の変化により、そこに込められているメッセージ性も増している。言い換えれば、あの時代から既に叫ばれていた問題に何一つとして答えを出せていないのが今の社会だと思い知らされる。
是非ともこの機会に、この映画を体験してほしい。

Ko Fu