「最新技術で「映画」というものへの原点回帰。」アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最新技術で「映画」というものへの原点回帰。

2022年9月23日
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鑑賞方法:映画館

①映画館で且つ3Dでは初鑑賞。世界的ヒットしていた時は観ませんでした。何故なら当時は私の中ではジェームズ・キャメロンの評価は凸凹だったから(仕事が超忙しくて映画館に行ってる時間が無かったというのもあるけど)。
②『殺人魚フライングキラー』(1981)△ジェームズ・キャメロンは自分の黒歴史として忘れたいみたいだけれども私は結構気に入ってます。
『ターミネーター』(1984) ◯
『エイリアン2』(1986) ◯
『アビス』(1989) △でも個人的には大好きな📽️
『ターミネーター2』(1991) ✕
『トゥルーライズ』(1994) △
『タイタニック』(1997) ✕
で、私の中ではだんだんと金は掛かっているが中身は薄い📽️を撮る監督という印象が強くなってきていたので、『アバター』(2009)もどうせ金を掛けて特撮技術が最新なだけで内容のない📽️だろうと独り合点して食指が動かなかったため。
③ところが2019年『アリータ:バトルエンジェル』(「銃夢」は読んだことないし初めは全く期待していなかったが)が完全に私のツボにはまってしまい映画館で連続14回の鑑賞。制作がジェームズ・キャメロンだったので現金ですが私の中でキャメロン株が高騰。そこで配信で『アバター』を初めて観たところ、これが本当に素晴らしいかった!食わず嫌いはダメだと改めて反省しました。
④で、今回初めての大スクリーン且つ3Dで観て再度感心・感動。あれだけ大ヒットしたからには世界中の人は少なくとも一回くらいは観て話の中身も知っているでしょうから此処では触れません。ストーリー自体はそれほど斬新なものではないし、今回観てご都合主義のところもあるのが分かったし。でもパンドラの生態系、特に人間の脳の神経細胞ネットワークに勝る🌲と🌳を結ぶネットワークをもっと掘り下げてほしかったくらい。それがナヴィの信じる“神”“精霊”と何かの関係があるのだろうし、あの鉱物とも何か関連があるのかもしれない。そして何よりも周りの自然の中に神性を感じるというのは私達日本人には馴染み深い世界観。『もののけ姫』(個人的にはあまり好きではないが)に少し似ているな、とも思いました。
⑤しかし何よりも感心するのは、『アバター』を観る楽しみは、そのままシンプルに(映画を)“観る”楽しみだと云うこと。スクリーン一杯に広がる最新特撮技術で創られた一つのワンダーランドを観ていると、映画の創成期に「映画」(動く写真)を観た人々の感激・感動を追体験しているような気持ちになる。ここで映画というのは一回りしたのかも知れません。
⑥シガーニー・ウィーヴァーが出てくるとどうしても“リプリーが出てきた!”と思ってしまうのは『エイリアン』シリーズリアルタイム世代の悲しいところ。しかしながら知的でいながらタフな女性というとやはり彼女になってしまうかな。ジョバンニ・リビシも『フレンズ』でフィービーの変人の弟役だったことを考えると凄い出世ぶり。
⑦2022.09.25. 映画館(3D&IMAX)で2回目の鑑賞。

もーさん
Mさんのコメント
2022年11月6日

2009年も今回も、映画の未来を見たような気になりました。(今年はさらに「トップガンマーヴェリック」「RRR」と映画館ならではの傑作が続きました!)

M
もーさんさんのコメント
2022年9月24日

琥珀糖さん、こんにちは。“映画ってやっぱり先ずは「観る」ものだということを再認識させてくれる映画”だと、今回映画館で観て感激しました。2009年の初公開時に観た人には衝撃的でしたでしょうね。私は下手を打ちました😅

もーさん
琥珀糖さんのコメント
2022年9月24日

もーさん。
この映画は映画館で観ました。
衝撃でした。

琥珀糖