最強殺し屋伝説国岡　外伝　国岡ツアーズ大阪編　蘇る金のドラゴン・なにわアサシンの逆襲のレビュー・感想・評価

「最強殺し屋伝説国岡」のシリーズのスピンオフとして、元のシリーズよりさらにコンパクトかつ（おそらく）低予算で制作し、劇場で4000円のブルーレイとして販売する。このフットワークの良さが素晴らしいなと思いました。劇場で完売が相次ぎ、何度も補充されていたのも納得です。 過去2作を見ているファン向けの内容ですが、主要人物たち（阪元監督も出演）の街ブラ風のやりとりを見るだけでも十分楽しめると思います。国岡が殺し屋の職業を母親に伝えるところは、リアルとコメディのギリギリの線をつく、このシリーズの真骨頂と言える名シーンでした。特典映像のアクションメイキングも、アクション監督の垣内博貴氏が丁寧に殺陣をつけて練習を繰り返す様子が映されていて、見ごたえがありました。 「SR サイタマノラッパー」には、かつて全国すべての都道府県版をつくろうという話があったと記憶しています。「国岡」シリーズも今回の大阪編を皮切りに他の地方版への展開を期待したいです。