「青春が詰まった120分」少女は卒業しない 北極punchさんの映画レビュー(感想・評価)
青春が詰まった120分
原作未読でしたが、評判が良かった印象だったので鑑賞。ただの「アオハル映画」ではなく、細かい感情変化にも意識した素晴らしい青春映画でした。
青春映画にありがちな「青春してるぜ!」って押し付けがましいものはなく、それぞれが「卒業」というものでひとつの「区切り」を迎えるというそのリアルの表現はなかなか難しいとは思いますが、うまく切り取れていたと思います。
しかし、内容に切り込むとすると、とある2箇所が気になってしまいました。
出演俳優の演技力が高い分(原作にはもしかしたら説明があったか否かは定かではないですが)気になってしまったのでそこが-0.5評価です。
とはいえ先述通り、俳優が「サマーフィルムにのって」の河合優美と「アルプススタンドのはしの方」の小野莉奈という青春映画御用達のキャストで、やっぱりこの2人の演技力たるや目を見張るものがありました。他の2人も初見でしたが上手かった。
しかし、上映が始まったばかりなのに地元の劇場が10人以下…名作なだけに勿体ないと思います。
皆様の「卒業」に思いを馳せながら観るのをオススメします。
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