「廃校が決まった高校で繰り広げられる、卒業式までの2日間を描いた群像...」少女は卒業しない ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
廃校が決まった高校で繰り広げられる、卒業式までの2日間を描いた群像...
クリックして本文を読む
廃校が決まった高校で繰り広げられる、卒業式までの2日間を描いた群像劇。それぞれに秘めた想いや、わだかまりを抱えた主人公たちが、思い出の後ろ髪を複雑に引かれながら、歌や答辞、花火に込めて自分の意思を校舎に残していく。
別れの時が近づくにつれ、強固になる結ぼれ。
ほどくのが難しく、これほど残酷でこんなに苦しいなんて。それぞれの想いが限界を越える時、各々の心の叫びが観客の記憶の渦を疼かせる。
ーーーーーーー
個人的MVPは佐藤緋美。ラスト間際、彼のあるシーンに全てを持って行かれた。
河合優実の仕掛けは一瞬、彼ではなく、母がそうなのかと思ってしまった。ラストシーン、定型的な答辞の読み上げより、自分の想いを自由に吐露するとかであれば、もっと心が動いたかも
しかし、藤原季節にメガネかけさせてあの仕上がりにした製作陣天才だろ…
コメントする