「夢中になれる事があるって素晴らしいんだよ。」劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5夢中になれる事があるって素晴らしいんだよ。

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

ずっとテレビアニメを見ていて原作漫画は見てません。
テレビアニメは翌週が待ち遠しくてハマってました、バレーボール経験者からしてアニメは選手の動きやプレーにリアリティがあって素晴らしいと思ってます。
もっと早く見に来たかったのですが都合もあってやっとこさって感じです。
ゴミ捨て場の戦いはわかるのですが烏と猫の描写が多過ぎるかな、試合中のラリーの描写では単調で寝てしまいました。
今作では日向とケンマの対照的な点をケンマが熱くなれるものがなく、現代の若者らしく、疲れたくない、無駄に動きたくない、必死になることを毛嫌いして来たがバレーボールというひとりよがりが通用しないスポーツを通して日向というライバルが出来、必死になって頑張って戦うことに喜びを見出す。
かつて感じたことのない感覚にに負けはしたが楽しかったと思えたケンマの姿を描くことで、現代の10代の若者に訴えかけてるのではなかろうか。
ケンマがコートに突っ伏したシーンは涙が出ました。
大人になると学生の頃に当たり前だった部活というものは無くなる、だがされど部活なのであります。
仲間、上下関係、ライバル関係、切磋琢磨など部活をやったか否かでは自分を成長させる点でもやったほうが良いですね。
ダルい、面倒臭い、苦しい思いなど避けて通りたいは楽だろうが、その上で楽しかったと思えるのは楽な思いしていては感じ得ない貴重な経験で人生の宝になり得るものと信じたい。
映画が伝えんとするテーマには感動したが、試合の描写がテレビアニメよりも時間的制約ぬ都合で、残念だった。
制約がるなら今作はケンマひとりにスポット当てて創っても良かったのでは。映画スラムダンクが宮城だけにフィーチャーしたように。
次の試合はテレビアニメとして観たいです。

梅じんの相棒