「研磨視点で描かれる1プレーはスポーツ作品の至高」劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 アッキーさんの映画レビュー(感想・評価)
研磨視点で描かれる1プレーはスポーツ作品の至高
初日2回鑑賞
アニメ映画で1日2回鑑賞したことないし、なんなら普通の映画でもそんな事はなかった。
4年前にハイキューにハマりTOTHETOPをリアタイで見て更にハマった。
この3年間は他のアニメでは一周すれば十分だが、ハイキューは3周も4周も見る程1番好きなアニメと言っても過言ではない。
3年間待ち続けて満を持しての劇場公開
前回の稲荷崎線ではコロナ禍に突入してしまったのもあり
作画で残念な事もあったが、それまでと作画の雰囲気が変わって尚ハイキューの進化を表していた。
それを引き継いだように、4期そして1〜3期の作画の良さを組み合わせた最高級の仕上がりはもちろん
ブロックを決めた時、スパイクが決まる時、そして日向が飛ぶ前にコートを踏み込む音は是非劇場で見て欲しい。
この作画と音は2.3年待ち続けたご褒美であり、スポーツ漫画にしか出せない迫力は何よりも賞賛すべき点である。
そして内容
「ゴミ捨て場の決戦」
これまで約32巻に及ぶ烏野と音駒による一つの集大成
彼らがそれまでの経験で成長してきた点、何度も練習試合をし、互いに切磋琢磨してきた点、そして何よりも烏養と猫又が長年果たしかった本戦での夢が叶うこと。
これら全てを見てきた身としてシーンを思い出せば涙が止まらず、すべてのハイキューファンとしても同じだろう。
最後にこの作品を賞賛したい点
孤爪研磨の「翔陽は面白いままでいてね」というシーンはBGMが一瞬無音になる点でハイキューにしては珍しい一見ホラー味を感じることが劇場公開での一つの見どころであり、
研磨のフォーカスで描かれる何度も両チームのコートにボールが流れる1プレー1シーンはハイキューそしてスポーツ漫画の映像化から見たら斬新であり、至高の瞬間は是非見て頂きたい。
私は過去最高でも一作品3回劇場で見られれば良かった。しかし、この作品は5回以上と何回も劇場で見たいと思えるような最高の作品であった。