FALL フォールのレビュー・感想・評価
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おバカインフルエンサーはお高いのがお好き...なだけではない! 絶望・再起・友情・嫉妬・そして妄想も入り乱れるシチュエーションスリラー映画!!
フリークライマーの女性二人が度胸試しに解体間近の地上600mのオンボロテレビ塔に登って降りられなくなる・・・まるで近々巷間を賑わせているSNSのやらかし問題の如きタイムリーな内容の作品で、ワンアイデアの即物的なパニック映画かと思いきや、ストーリーが進むにつれて徐々に二人の秘密が明らかとなったりどんでん返しが待ち受けていたりと、なかなかに緻密に練られた構成の良質なワンシチュエーションスリラーでした。
印象としては『ゼロ・グラビティ』『ザ・ウォーク』『ALONE/アローン』あたりに近く、そのあたりの限定状況作品がお好きな方々は気に入るかと思いマス。
"人生について考える映画"というと、余命いくばくも無い老人や大病を患った人物の物語を想像しがちですが、そうした世人からの同情の余地の有るところとは言わば対極の、「自業自得」の一言で片づけられ同情を拒絶されてしまうシチュエーションの中で人の生の何たるかを考える一本でもあり、そういう意味では多分に説法めいたヒューマンドラマ的アプローチを嫌う人にこそ刺さる作品なのかもしれません。
足がすくみっぱなし…怖すぎ
高所恐怖症の人は……でも観ちゃた!
究極の自業自得
迷惑系インフルエンサー古びたテレビ塔に突撃クライムして地上600mで立ち往生。良い具合のB級感溢れる設定から予想される通り、ひたすら高所と遭難の恐怖がこれでもかと訪れ、高所への苦手意識が無い(どちらかというと好き)私もビビりまくったスリラーでございました。
命知らずのおバカインフルエンサーの親友と、恋人を亡くして傷心&自暴自棄ぎみとはいえ流されやす過ぎる主人公が、テレビ塔をひたすら登り、てっぺんではしゃぐ。この段階で既にヒヤヒヤしまくりで画面を直視するのが怖い。早く終わってくれーーと何度も時計を見てしまいました。
その後頂上で遭難した2人がどうにか知恵と勇気で乗り切るため奮闘しますが、100%自業自得なので一切同情できません。頂上にいてもなお、高所恐怖演出が畳み掛けられるため観ている側も息も絶え絶え…。
ラストはかなり雑に収束。迷惑かけまくりやがって…と最後まで1mmの好感も共感も得ないまま終了てわした。
良い感じのB級サバイバルスリラーでハラハラ楽しめましたが、結構本気で怖かったので高所恐怖症の方は絶対に観ない方がいいです。気絶します。
「もう終われ、早く終われ…」
率直に、映画として良い意味でそう願い続けた。
高いところはどちらかと言うと苦手な私。
私が定期的に見る唯一の「怖い夢」は、数十メートルの高いハシゴを登ったら、そのハシゴがゆっくりと後ろに倒れていく夢。
今回は「怖いもの見たさ」で挑戦してみたワケだが、まさに悪夢の様な映画だった。
開始5分で手汗ビッチョビチョ。
それが最後まで続く。
「もう終われ、早く終われ…」
もちろん、ご都合展開もご愛敬程度にはあるけど、ただキャーキャー騒ぐ様なアトラクションムービーに終わらせず、ちゃんと成長や葛藤、挑戦と克服が描かれていて、観賞後の満足感はかなり高かった。
今の「奥行き重視」の3D映像でこの映画を描いたら、もっとすごいことになりそう。
(さすがにそうなったらもう私には観れないかな。)
怖すぎて苦しくて満足で😭😆
勇気をつけるために600mほぼ鉄柱の塔に登ったよ
恋人をクライミングで亡くした女性。クライミングの友人から過去悲しい自分を変えるために連れ出されいざ荒野の中に一本立つ電波塔上りに。あとはご察しの通り。完全に死にに行ってますね。それに装備もあまいよ。友人のユーチューバーが完全に自業自得。錆びた鉄柱の電波塔ハシゴで登るのと断崖は登っていくのはそもそも違うような。まぁそんなことはさておき、まさに地上、重力が恐怖。半径約1m?の頂上での、風が吹き荒れ、時にはハゲタカが襲いかかってくる、夜は寝動きする事も恐怖な状況。人間2人がどうやったらロープ、ドローン、スマホで助かれられるか。一つ思いついたのが互いにロープを結びロープを鉄柱の中心に巻き、互いに反対側からロープを引っ張って少しずつ降りてゆく……うん、無理だな
スリルは危険と隣り合わせですね。
ゾワゾワ!見たあとはドッと疲れて脱力感😱
まぁまぁの高所恐怖症なのに観ちゃった
やるなら・・・
1年に1度当たる、アイデア勝負の低予算だよな・・・
CG使っているんだろうから、多少は掛かっているのかな?
まぁいいや。
夫を失い、1年近く酒浸りになった女性を立ち直させるために電波塔へ。
ここがピンと来なかったかな。
別に、登頂系配信者2人の設定ても成立する内容だと思えたし。
よくある、親子愛の要素も取り入れたかったんだろうけど、違和感を感じた。
配信数稼ぐために痛い目に遭う方が、スンナリ入れたかもしれない。
物語の入り方には「?」だったけど、電波塔の頂点目指す以降の流れは良く出来ているのでは。
考えられそうな要素(飢え、渇き、幻覚、一応生理現象もか。)も、上手く取り込んでいたし。
ただし、3〜4日位だったような。
立ち往生は、流石に長すぎ。
とまぁ、これ以外にもツッコめる部分はあるが。(笑)
特にスマホ。
1時間55分位の作品だけど、飽きずに鑑賞出来る。
で、残念なのが、内容からして3Dでやるべきなんだよね。
数年前に『ザ・ウォーク』って作品3Dだったよな。
鑑賞した記憶あるけど、3Dによる遠近効果が付けられれば、さらに恐怖感が増したでしょう。
まぁ、予算が出なかったんだろうから、しょうがない。(涙)
下手なホラーよりよっぽど怖い!
予告で観た高層鉄塔の上に取り残されるという内容以上のものはないだろう思っていましたが、どうにも結末が気になって鑑賞してきました。確かにストーリーにそれほどの深みはないですが、予想以上におもしろい作品でした。
ストーリーは、夫・ダンをフリークライミング中の事故で亡くして以来ふさぎ込んでいたベッキーを励まそうと、親友のハンターが超高層鉄塔に登る計画を持ちかけ、二人でなんとか頂上にたどり着いたものの、その後すぐに老朽化した梯子が崩れ落ち、二人は地上600mの鉄塔の先端に取り残されてしまうというもの。
予告で観たとおり、本当にただそれだけの物語なのに、二人の動向からまったく目が離せませんでした。というのも、二人が味わう緊張、不安、焦り、恐怖、絶望といったさまざまな負の感情が、スクリーン越しにひしひしと伝わってきて、観客も同じ感情を半ば強制的に共有させられるからです。
冒頭の断崖フリークライミングですでに恐怖を感じていたのですが、その後の地上シーンもそこそこに、テンポよく超高層鉄塔へと場面を進めます。そこで、今にも抜けそうなアンカー、激しく軋む鉄塔、腐食の進んだ鉄骨、緩みきったボルトなど、ホラー映画さながらに恐怖を煽ります。さらに頂上場面に進んでからは、二人の視界に入るものと吹き荒ぶ風以外はほとんど描かれず、それが劇場の大スクリーンと音響のおかげで絶望感マシマシです。これは、家庭のテレビ鑑賞では伝わらないと思います。
この絶望的状況の中で、助かるために知恵を絞り、ありとあらゆる方法を試し、ことごとく失敗し、それでも決して諦めない二人の姿が熱いです。そんな中で明らかになるハンターの秘密、父への思いを改めるベッキー、適者生存という言葉に集約されるソケット充電やハゲワシにまつわる伏線回収など、ただの脱出劇で終わらせない脚本も鮮やかです。終わってからも、「どちらかが落ちる時はスマホを持って連絡しよう」と言ったハンターの言葉を思い出してゾクッとしました。2時間近く緊張と恐怖にさらされて、鑑賞後は疲れてぐったりしてしまいました。
キャストは、ベッキー役にグレイス・キャロライン・カリー、ハンター役にバージニア・ガードナーで、極限の状況下で支え合う二人の姿は、本当の親友のようで素敵でした。
断崖絶壁!
スペランカーなら100回死んでる
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