FALL フォールのレビュー・感想・評価
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ハラハラドキドキともやもや
パニック映画かなと軽い気持ちで鑑賞。
初っ端から友達の思考回路に理解出来ず。事故死した夫を受け入れられない主人公のために、何故立ち入り禁止の今にも壊れそうな塔に登ろうって言ったのか?そしてそこで夫と浮気してたこと言うのか?
もうもやもやずっと!!
わざとハシゴでぶざけたり、死にたいの?
主人公の生きたいという精神と体力はみごたえあったし本当によく頑張った!
ラストお父さんと分かり合えてよかったけど、夫最低だなが最後に残った。
多分映画館では無理だった
スリルを楽しみたい時に
侮ってはいけない
評価が意外に(?)高いのでとりあえず観てみるかという感覚であり、ちょっと失礼な話だが観る前も「まあそれなりの映画かな」と勝手に想像していた。ところがいざ始まってみるとなかなか面白いではないか。傑作とまではいかなくともいわゆるワンシチュエーションものとしては非常に出来ていると思う。
ストーリーも多少荒っぽい展開ではあるが破綻する事もなく適度にまとまっている。亡くなった旦那との微妙な関係性や心配する父との衝突、一緒に上る友人ハンターとの不倫トラブルなど様々な感情エッセンスを散りばめつつ、何と言っても極端な「高所」という誰にでも分かりやすい決定的なシチュエーションによって観る側は常に居心地の悪さと強い緊張感を強いられ、安心感を持つ余裕を一切与えてもらえないのだ。だから結果的に我々も塔の上に居る彼女らと同じ気持ちを味わう事になる。まさしくこの臨場感こそがワンシチュエーションものの醍醐味と言えるだろう。そういう意味でもこの作品はシンプルながら実に良く出来ており、評価が高いのも頷ける。だいぶ前に公衆電話を舞台にした「フォーン・ブース」というワンシチュエーションものの映画があったが、それに通ずる面白さだったのではないかと思う。ヒッチコック「裏窓」なども有名だが、ワンシチュエーションものって実は定期的に良作が出るのかも知れない。
またこの作品いかにもB級っぽい雰囲気の中で実は細かい作り込みも上手くて、特に終盤でハンターがすでに死んでいるという事実を受け入れたくなかったベッキーが勝手に妄想していた、というくだりなどは秀逸だったと思う。途中でベッキーが悪夢を見ては我に返るという「伏線」をあえて何度も刷り込んでおいて、そこから終盤にハンターとの何気ない会話の途中という状況からの「実は独りぼっちだった」という衝撃の展開と見せ方。これにはまんまとやられた。やっぱり「見せ方」って本当に大事だよなあ、と改めて感じるのだった。
映画「ジョーカー」でも主人公のアーサーが同じアパートに住むソフィーに恋をして恋愛に発展し恋人になる。そしてそこからの「全てがアーサーの妄想だった」という衝撃。この時はクラッとするほど怖かったが(笑)、それに匹敵する上手さだったのではないか。
あと「人生は短い」など意外にメッセージ性もあったりして、作品のクオリティに合った軽さ具合(?)も丁度良かったのではないだろうか。(一応ほめてます)
しかしそれにしても「高所」って問答無用に怖いよね。
中途半端なホラーよりよっぽどスリリング。それも無条件に。
あの高所の状況が始まってからソファで何度座り直した事か(笑)
高所恐怖症
これ制作費いくら?とんでもない高コスパ作品!
シンプルゆえに予想される展開と結末をどう料理するかというジレンマ
時折お尻のあたりにムズムズするような感覚を覚えながら楽しく?鑑賞しました。家のテレビで見てもこれなので、劇場で見たらもっと怖いでしょうね。
孤独で危険な場所に取り残されるシチュエーションということで、サメ映画の「ロスト・バケーション」を思い出しました。あちらはたった一人(一応、鳥がいましたが)で、こちらは二人ですが。シンプルな構造のお話は大好きです。十分、最後までダレずに見られるようになっていると思います。
スマホのある時代にどう隔離された状況を作るのかと思ったら、塔の上は電波が届かないところだったというのはまあ、必然ですね。助けを呼ぶためにスマホに電波を受け取らせるにはどうするかが物語上の一つのカギになっています。
三日くらいを塔の上で過ごすという状況で時間経過とともに二人の顔や肌にどんどん荒れが目立ってくるのがリアルでいいです。実際、日差しを遮る場所がないのは相当堪えると思います。
この手の映画でありがちなヒステリーを起こすシーンがなかったのが個人的には好感の持てるところ。まあ、あまりにも狭い場所かつ極限すぎる状況なので、そんな余裕もないのでしょうか。
ただ、終盤の展開は意外に感じるとともにそれでいいのかと思うところも。罪を犯した人には罰、ということかもしれないし、ご都合主義を避けたかったのかもしれませんが、ちょっと後味はよくない気がしました。主人公はこの先、ずっと後悔を抱えて生きていきそうで生還を素直に喜べないといいますか。
人生は儚い
ドキドキ◎
ずっと観たくてようやく視聴。
・テレビ塔を登る際、至る所が腐食していたりねじが取れかかっていたりとヤバさ満点で◎。取り壊されるにはそれだけの理由があるんだなぁ。
・親友であるハンター、主人公のパパに呼ばれて旅の途中で帰って来て主人公の元を尋ねていい子だと思うんですが…高いところに登るところにトラウマがある主人公が何度も何度も「やめよう、もう無理」と言っているし動きも遅くなっているのに「大丈夫!ここでやめたら恐怖に屈することになる!」って…もう300m登れてるんだから大丈夫だよ!とハンターにイライラ。「このハシゴグラグラしてない?」とわざとハシゴを揺らしたり…。良い子なんですよねきっとでも酷い。これが動画投稿主でなければ、純粋に勇気づけようとしているのかなと思うけど、投稿主である以上、ここで登るのをやめたら動画を投稿できなくなるからでは?と思ったね。
・そして登頂後、落下事故でパートナー(ダン)を亡くした主人公の前で、命綱なしのぶら下がり。その後「昔のあんたならやってた」とほぼ強要。終わった後主人公笑ってたけどこれテンションおかしくなってるだけじゃないwこの二人の普段の関係が分からないからそう見えるだけで、普段から主人公は後ろ向きだったりするのかな?その度にハンターが「大丈夫!」って引っ張ってたのかな?それなら分かるんだけど。
・ちょいちょい見せるハンターの力強さ。力持ちだなこの子!主人公を引っ張りあげるときロープを塔に巻き付けるのも凄い、太腿も綺麗。
・ハンターが動画をあげる理由が告げられてちょっと良かったですね。
・「投稿出来たら通知音が鳴る!」って言ってたけどそんな音おっきいの!?w
・ハンターがダンと不倫していて、それが分かったのが助けを求めるために脱いだ靴下に隠されていた足のタトゥー(143)が晒されたから、ってのが面白い。ダンは「I love you」を言えなくて指で143とトントンする、っていうシーンがあらかじめあったり、ハンターが旅に出た理由が判明したりと良かった。そりゃ遺灰を撒いたときに泣きますねぇ。
・ハンターがリュックを入手した後にロープに届かない、ってシーンがあったんだけど、上にいる主人公がロープの位置を移動させるとかしないのなんで?動かすことできそうだったけど。
・ロープ引っ張るシーン、ちょいちょい出てきたけど絶対手痛い;;
・ハンター「一人にしない」かっこよい。
・途中で「ハンター、これ死んでない?手に怪我しててもこの子なら二回目のドローン操作とかするんじゃ?」って思ったけどやっぱ死んでんじゃん!見ていないのにプロレスのマスコット名を知っていたのもそういうことね。「一人にしない」の台詞があったのもあって、幻覚見続けてたのかな。
・この高さから落とされたら身体ぐっちゃぐちゃでしょうね…。
・電波届いたー!ベッキー間に合ったー!……本当に?本当だった。助かったのも幻覚オチじゃなかった。だって制作陣的にさぁ!
・最後にハンターの動画を投稿する理由が再度流れたけど、まぁ、あの、このクライミングはそもそも自殺行為だからな…と思いましたね……。
普通に面白かったけど、この後のベッキーは人二人死んだ上高いところが完全にトラウマになっただろうし、世間にぶっ叩かれてるだろうし、大丈夫なのかなと変な心配をしてしまう映画。
それと極限状態なのに八つ当たりしたり喧嘩にならなかったの凄いな。
ハンターは役としては好きじゃないけど、容姿や声は素敵でした。
たまらんから1.5倍速
地上600mという恐怖
父の慧眼さすがっす
ダンの女癖の悪さ知ってたんですね。ベッキーは被害者ヅラしてるけどダンとハンターとの仲良し3人組だとすると類は友を呼ぶっていうしベッキーも似たり寄ったりなのかも、それともただのバカか。で、あの塔、ハンターちゃんは一人で登るのちょっと嫌だったんよね。だからベッキーを励ますとかなんとか言って無理やりつき合わせたんよね。ハンターちゃんはベッキーのことがずっと羨ましかったのかも。ベッキーってダンディーなパパがいて甘やかされて育ったいいとこの子って感じするし。対するハンターは親にほったらかされて育った野生児って感じで。一見明るい性格そうだけど実は闇深そうな、でも根っから悪い人じゃなさそう、ガッツもあるし。でも結局死んじゃったけど。なんで飛び移るの失敗したのに地面に落ちないでアンテナに引っかかってんのか訳わからんが、まいいか。映画っていつも不思議だなあって思うんだけど何で作り話だ、CGだって分かってるのに手に汗握っちゃうんだろ。脳は視覚と聴覚からの情報を最優先するのかな?
ワンシチェーションサバイバル
色々伏線まではいかない小ネタの回収もありつつ、どうやって助かるだ?って興味の引っ張りはうまいなーと思いました。
一歩間違えば即落下ってシチェーションもハラハラドキドキ。
にしても、若干高所恐怖症気味の自分にはフリークライミングなんて怖くてムリ〜。理解不能です。
600mのあんな真っ直ぐな鉄塔なんて構造的に可能なの?とか
ハンター、何故ロープを掴めた時にカラビナを自分のハーネスにつなげないじゃ?とか疑問点は少々ありましたけど、面白かったな〜。
日焼けややつれ具合の過程もメイク技術なのか知らんけどお見事。
日本じゃなかなか女優さんをあそこまでボロボロにしなさそう。
でもどうやって救助されたのか見せて欲しかったわ〜。
マジでどうやって救助したの?
そこを端折るんかい!
知らんけど!
これはちょっとダメじゃないの?
いわゆるワンシチュエーションのソリッドスリラーでそこそこおもしろいのだが…。ちょっとモヤモヤするとこが多すぎる気が。まずこの手の話で107分は長すぎ。20〜30分のショートフィルムで歯切れ良くやってほしかった。冒頭の夫の死は確かにかわいそうではあるのだが、テレビ塔の登頂は完全に迷惑系YouTuberの所業であって(はっきり言うとだだの犯罪行為)、全く共感できない。必ずしも映画は正義を語るべきなんてことは言わないけれども、少なく見積もっても4つぐらいの違法行為をやってるのにちょっといい話風に話を畳むのはいかがなものかと思うわけですよ。彼の死もなんとなくただの準備不足だったからではと疑い始める始末。
きっと事件後の町では町長と警察署長と消防署長が責任のなすりつけ合いで大揉めですよ、たぶん。
そんな余計なこと考えちゃうのもムダに長いからです。
助かった!と思ったら夢でびっくりして落ちて死ぬとかだったら皮肉な感じで良かったかも。
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