FALL フォールのレビュー・感想・評価
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最初から最後まで手に汗が止まらない
死の手前
高所恐怖症の人はまず観ない方が良さそう。特に劇場では。観るなら車のナビ画面くらい小さなもので。
バンジージャンプなら楽しめるくらいに高い場所が大丈夫な自分でも、途中から手に汗が止まらなかった…!座って観ているだけなのにジワジワと手が汗ばんでくる。動悸がする。やけに喉も渇く。無意識のうちに足で地面を確認していた。
あんなにも頼りない鉄塔に登ろうとする狂気とそこに取り残される圧倒的絶望感が存分に味わえる’’最高"の映画。
なぜ、人は空から飛んだり高いところへ登ったりするよか。死の極限に近づいて生を確認する行為なのか。そんな理屈を超えたどうしようもないほどの恐怖をこの映画で味わえる。死の一歩手前が続く恐ろしさよ…
ちなみに、カリフォルニアに実在するサクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワーが元ネタとなってるそう。
逸らしたいけど、離せない
またこんなバカ映画作って笑 と思い、完全に鑑賞予定リストから外していたのですが、高評価のために急遽鑑賞。これがビックリ。めちゃくちゃ面白い。ここまで手に汗握るとは!サバイバルホラーの真骨頂。最近、誰にもオススメ出来る映画が少なかったけど、これは是非映画館で見て頂きたい!
なんでまたそんなことするんだよ...と思いながらも、演出はお見事で、序盤から緊張感MAX。臨場感も半端じゃなく、映画館で見ているおかげかそこに居合わせているかのような、アトラクション感覚で思う存分楽しむことが出来ました。目を逸らしたくなるけど、目が離せない。こんな体験、初めて!
若干、中だるみが感じられ、ここからどんな風に物語を展開していくんだろうと、期待と不安半々で見進めていると、更なるネタが待っており、サバイバルホラーとしてもドラマとしても見応えが増していく。ネタバレになるので言えませんが、これ、すごく面白い。脚本が超秀逸。100分間、良くここまで楽しませれるな!
ネタバレになるようなことばかりだから、あまり多くは語れないけれど、バカっぽいけど、バカに出来ない素晴らしい作品です。バカ映画、B級映画だと思っているでしょ?と制作側は観客の気持ちをもわかっている感じで、それを逆に上手く活用して、中々の骨太ストーリーを展開。こりゃ、1本取られましたわ!
劇場はなんと私1人。貸し切り状態。
もっと集まってもいい映画だと思うんだけどなぁ。でも、予告がなんだか安っぽくて見る気にならないのは納得。騙されたと思って見て欲しい。命短し、登れよ乙女!是非とも劇場で!
元自衛隊無線整備員(デジアナ混合)
やー、ずっとタマヒュンでしたねー、タマヒュン。そもそも「高所の景色は好きだけど苦手」なのでスルーしたかったけども、中々のワンシチュエーション予告に背中を押されちゃいましたよね。
「グラビティ」までは高度も含めて到達出来なかったけれども、地に足の付く(地に足の付かない)ワンシチュエーションスリラーとしては面白かったのではないでしょうか。ちょっと脳内と行き来し過ぎて食傷気味にはなりましたけども。
YouTuber事情と「はいはい…」な関係は好みが分かれる所ですかな。僕は、携帯(スマホ)とドローンの件で少し冷めちゃって、普段は「ディティールディティール煩いよ!」とか言ってるのにね…汗、ってなっちゃって入り込めない何かが付き纏っちゃいました。
展開的にはとても面白い。
終始唖然。スリル&サバイバル
旦那さんの転落事故をきっかけに一年間塞ぎこんでいたベッキーは親友のハンターと共に600メートルの鉄塔を二人で登ろうと誘われた。強引にハンターに誘われたベッキーは「高所を克服するために」と誘いに乗ったが、彼女に想像を絶する恐怖と絶望を味わうことになる...。
二人とも死んでしまったら物語にならないので「二人とも生還」か、それとも「どちらかが生き残るか」と想像してしまいましたがベッキーの「ある性格」が最大のポイント。
ラストは呆然としてしまい、思わず絶句してしまうほどの展開で非常に面白かった。
しかし、なんといってもカメラの遠近法をフル活用した撮影には圧巻。「600メートルってどんな高さ?」という疑問をストレートに体感させてくれた。
Tower of Top
600mの塔のてっぺんに取り残される…?どういうこっちゃという感じでワクワクしながら鑑賞しました。
いやー最高でした。高所恐怖症とかでは無いんですが、ずっとお股がヒュンヒュンして、手汗が出まくっていました。
タワーへ登る動機は旦那が亡くなった恐怖を乗り越えようぜ的なノリで向かうので、ベッキーが不憫に思えますが、そうでもしないとあんな高いタワーに上らないと思うのでこの動機は致し方ないなと思いました。
タワーへ向かう前にいきなり事故りかけるもんですから、ハンターのズボラさが滲み出ますが、終盤までへこたれることなくこのテンションが持続するので、キャラはずっと保っていたので良かったです。
ハンターはしょっちゅう揺らしたりするので、そりゃ壊れるわなと思いつつ、ベッキーは常識を持って宥めながら進み、タワーへ辿り着きますが、よくここまで登ったなと思いました。足がすくむとかの問題ではなく、タフネスすぎね?と思えるレベルで笑ってしまいました。
タワーで立ち往生している時に、極限状態あるあるでのギスギスは発生しますし、お馴染みの浮気が要因ではありますが、長い時間やり合うわけではないのが良かったです。2人が協力する流れに自然になるのも良かったです。スマホをロープで垂らしてインスタの投稿を試みたり、スマホを靴に靴下とかで包んで下に落としたり、人が来たからカラーガンを撃ったら車を盗まれたり、ドローンの充電をてっぺんにあるランプで試みたり、ドローン飛ばしたら車に見事に轢かれたりと、中々濃厚でした。
やたらベッキーにばっか仕事任せるなと思いましたが、ハンターが最初の段階で落下死していたという種明かしは中々衝撃的でした。その跳び移りは無理だろうなと思っていましたが、成功して良かった〜と思っていたらしっかり失敗して、挙げ句の果てに鷲に食われまくるというのも絵面のインパクトが凄かったです。その鷲をとっ捕まえて、肉を貪り食うシーンはなんともジャンキーでした。ハンターが貪られた腑にスマホを突っ込んで、無事インスタの投稿&父親にメッセージが届いて、救助隊が爆速で駆けつけてめでたしめでたしというのも急展開すぎましたが、悪くなかったです。
ワンシチュエーションながら尺を持たせて、高所ならではの恐怖を通常形態の劇場で感じさせたのも最高でした。粗いところはありましたが、挑戦的な作品は大好物です。
鑑賞日 2/7
鑑賞時間 16:25〜18:20
座席 K-4
高所恐怖症でない人も高所恐怖症になるかも
地上600メートルの老朽化したTV塔のてっぺんから降りられなくなると言う、高いとこ=恐い所を突き詰めた一発アイデアのド直球サスペンスで、めちゃ怖かったです。錆びつきガタつく鉄塔を登るシーンは、カメラが徹底的に見下ろすアングルで攻めてくるので、すごい緊張感で冷や汗が出ます。てっぺんの足場は一畳程度の広さしかなく、ここからぶら下がるシーンもドキドキします。主人公達が救援を呼ぶためのあれこれの工夫も、伏線もあってなかなか面白いです。これで足場が崩れそうになる設定があったら、心臓には悪いけどもっと怖かったかも。役者さんはあまり知らない人だけど、相棒役のバージニア・ガードナーのユーチューバー振りがよかったです。
シックス・センス
出オチで107分引っぱる
ひと言で言うと、ドキドキ鉄塔登りの巨乳系YouTube拡大版である。胸を強調した女性(男性の可能性も)がただ料理してるとかピアノを弾いてるってだけなのに、ついずっと見てしまう動画のアイデアをベースに、高所にいる恐怖を臨場感・リアル感たっぷりの映画館の大スクリーンで展開。肛門周辺の括約筋や大臀筋が脱力するようなむずむず感に冷や汗を掻きながらも、巨乳が気になって観続けてしまうのである(暴論)。なお、YouTubeとは違って2人が顔出ししてるのは良心的(当たり前)。
そんなわけで観客が退屈しても最後まで観届けることは保証されているため、リアリティ警察がたびたび出動してきたところで特に意に介さず話は進む。初っ端のクライミングシーンから、まるで意味をなさないロープやカムの使われ方とか、ハンターの体脂肪率高すぎんだろとか、んなあほな!と思わず笑いながらツッこんでしまうこと多数。ハゲワシの生食は体調に影響出そうだよ。
ドキドキの手法はけっこう小粒・繰り返し感。大風で揺れるとか、雨で滑るとか、次第に傾くとか普通にありそうなもんだけど、落ちる落ちないだけでは飽きると思ったのか、話は救助が呼べる呼べない問題へとシフトしていく。ちなみに、かなり登れるクライマーだったら、錆が浮いて表面のフリクションが効きそうな構造物なら手足を使ってラクに降りてこられる気もする。
最後に、そもそもあんなに細くて高い鉄塔が建ってられるわけないんじゃと思ってたら、モデルのテレビ塔が実在することに驚いた。
高所恐怖だけ、ではない面白さ。
ロッククライミングで夫を亡くした女性が老朽化した600mのテレビ塔に登る?!という、あまり考えにくい動機はともかく、劇場は満席に近い人気でした。
実は高所恐怖がぜんぜんないわたしには、高所による怖さは手に汗握るほどではなかったんですが、いろいろ起きるアクシデントにはハラハラさせられっぱなしでした。
そして実はこの映画、高所恐怖だけではなくそれ以外にもいくつか仕掛け有りでワンシチュもののスリラーにしてはよくできててすごく面白かった。
実は亡き夫は、自分との結婚前に自分の親友と二股交際をしていて、それを自分だけが知らなかった。それが600mの上空で少しづつ明らかになるのがすごく面白いし、実は親友は途中で亡くなっていて、自分は幻を見ているだけだったと気づくとか、なかなか凝った作りで面白かったです。
グロ苦手なわたしには、高所のハラハラよりハンターの遺体やベッキーがハゲワシに突かれるシーンの方が怖かったです^^;
ワンシチュエーションでここまで作った、かなり意欲作だと思います。
最‘’高‘’の映画
これは映画館で観るべきという勘が働き、知らない俳優陣に期待できなかったものの観に行きました。
…『カメラを止めるな』的な満足度でした!
前半は俳優の芝居も含めてそうでもないけど、後半、つまり、タワーに登りきって降りる段階になってからが、ホラー映画より怖いです。
小学校の道徳の授業で、「登るより降りる時の方が気が緩んで怪我をしやすいんじゃ」と習ったことを思い出しました。
IMAXや3Dじゃなくても、こんなに臨場感出せるんですね。
予想では、スマホやドローンに頼るのはやめ、てっぺんからロープでまずパラボラアンテナまで降りて、ロープを回収し、そこからまたそのロープで足場まで降りて、自力生還を果たすと思ってたんですが、てっぺんにカラビナ付けて?ロープ括り付けてるんだから、ロープを回収できないと終盤の描写で気付き、すっきりと絶望できました。
優しい父親が、『ウォーキング・デッド』のニーガンに似てると思ったらそうでした。父親が正しかった、みたいな結末でしたが、浮気してた夫と親友のことも許して、志しのあるクレイジージャーニーになってほしいです。
あと「肉を切らせて骨を断つ」ではなく、「肉を喰わせて骨を断つ」でした…
足の裏と掌が始終むずむずしっぱなし。心臓に悪い。けどすごい
世の中には断崖絶壁や高いところを見ると、自分の手の力だけで登りたくなる性分の人々がいるようで、冒頭から、心臓が縮みあがるようなシーンが続く。
歳をとってからどうも高いところが苦手になってきて、奈良~和歌山県境にある巨大吊り橋ですら、恐怖で呼吸が早くなる始末。
この映画でも、いくらCGとかを使っているとはいえ、それが全く分からないくらいに臨場感あふれる場面の連続だった。ストーリー自体は、ちょっと痛い二人のお姉さんたちが、高いところによじ登った挙句降りられなくなってしまうという話だが、設定を撮影方法がすばらしいので、ぐいぐい引き込まれてしまった。主人公が地上に降りてきたシーンでは「やれやれ終わった」と、ぐったりしてしまったのと、帰りの階段で思わず手すりを握ってしまった。
あんな場所で恐怖を克服するくらいなら、恐怖に負けたほうが良いとおもった。
そうなりましたか、と。
物語る手汗
ワンシチュエーション・スリラーといえば、次々に変わる状況と様々な困難。
しかし今作の設定では猛禽類の襲来くらいしか思い浮かばず、どうなるかと思いながら鑑賞。
結果、そこは予想通りであり、「新たな危機」という面では物足りなかった。
基本は主人公たちが何かを思いつき、失敗しての繰り返しであり、そこに愛憎のもつれや親子愛を入れ込んだのは、好みの分かれるところかと。
個人的には、要素はよかったがやや間延びした印象。
種の蒔き方は分かり易くも丁寧で、女性の腕力でそんなことできる?ということも、それ自体を伏線としていたのは上手い。
(あのとき以外にも現実離れした場面は多いけど)
最後の解決策も、しっかり前フリが効いていて素晴らしかった。
だが、梯子を登るだけなら技術は必要なく、しかもそれがあるなら「使う人がいた」ということ。
難易度に対して犯罪性や老朽化による危険性が高く、バズるより炎上しそう。
などとツッコミつつも、異常な手汗が没入感を物語っていた。
理屈はどうあれ、身体や心が反応してしまったら認めるしかありません。
そもそも、風も強いであろう地上600mで手を離してる時点で恐ろし過ぎた。
劇場で観るべき作品だと思います。
超開放的なワンシチュエーション!
フリークライミング夫婦とお友だちの女の子がクライミング中に旦那を亡くしてしまい、1年経っても悲しみに暮れている奥さんに、立ち直らせるために600mの鉄塔を登ることを女の子が提案。女の子は世界を旅しながら危険な場所に登ってはイイネとお金を稼ぐインフルエンサーになっていた。二人は悲しみを乗り越えるために600mまで登り散骨を済ませ、たくさんの自撮りやドローン撮影を終わらせていざ降りようとすると老朽化したハシゴがサヨナラしてしまいさぁどうしよう?
という導入ですが、話としてはフローズンのような高いところで物資もない中であれやこれや試してみるワンシチュエーションものですが、今回はとにかく景色が良く、高いところが得意ではない私はしばらく両手にじんわりと汗をかいてしまいました。
途中で死んだ旦那と女の子がよろしくやっていたことが分かったり、途中で寄ったダイナーでの盗電した方法が活かされたりとありますが、全体としてはまぁそうだよね、そうなるよね、という感じで状況に手に汗握る感じにはなりませんでした。ワンシチュエーション故に盗電方法が活かせそうなのはすぐに分かってしまいます。
しかしワンシチュエーションものとしては基本を抑えており、かなり狭いですが初めてのワンシチュエーションものという方にはオススメできる良作だと思います。
#10 手汗が止まらない
高所恐怖症なんだから観なきゃいいのに予告編を見たときから何故か観たくなったの。
結果、出だしから終わりまで手に汗を握りっぱなし。
死と隣り合わせなのになんであんな危険な行為をするのか理解不能。
でも生きてることを実感したいとか、達成感とか半端ないからフリークライミングをする人はいなくならないんだろうな。
結局は夫婦愛や友情よりも親子愛の強さを描いた映画🎬 1 4 3
○がフィンフィン
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