劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCEのレビュー・感想・評価
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キャラアニメ
シーズン1以降不評も多いPSYCHO-PASS、今作も例にもれずつまらないがキャラ萌えとか狙ったシーンが目立ってそれに満足な人は満足だと思う。
実際キャラクターたちは作画もバックグランドもかなり魅力的だが、ストーリーがもうズタボロかつチープ過ぎて無理。
完全なシステムとして存在していたはずのシビュラシステムに欠陥が多すぎたり、唯一の弱点として映えた免罪体質以外にもトンチや屁理屈レベルの話でシステム回避するのにうんざり。その一方でシビュラ側が行政や他国にまで介入、工作していたとか言うんだから作り手はある程度能力に線引きしてるのかもしれないが、見る側としてはご都合主義である時は完璧ある時は無能にされてるとしか感じられない。無駄に説教臭い見せ方してる分、最後の展開が読めてしまうのも残念。
また制作側の都合なのかテレビシリーズで未来、劇場版で過去編という構成に2回もなってるがシーズン3がぶっとび過ぎてて無理だったのでそちらとの繋がりが強すぎるのもイマイチ。
ラストの展開に意外と賛否あるみたいですが、主人公が正式に免罪体質だと明らかになって法の統治を望むというのであれば至極真っ当な展開でした。むしろそれを読めないシビュラさん・・・
なにこれ
全シリーズ観てきてずっと好きだったけど、なんで劇場版の序盤からあんなに作画崩壊してるの?ソファの角度何あれニトリでも見た事ない角度だよ。
表情の表現がやっぱI.Gだな、って納得できる豊かさだけど全部作画がバラバラで観てて不快。特にアオリ構図。
TV版ではスピード感あってかっこよかった戦闘シーンも、なんかちょいちょいノロノロしてて迫力に欠ける。回し蹴りおっそ…って思っちゃった。
3期の謎は大体分かったけど、無理矢理1本に納めました感が強い。朱ちゃんが何故投獄されているかは分かったけど、朱ちゃんの今までのキャラクター性を考えてあの決断するかな…。ちょっと解釈違いなんだよな。
雑賀先生の退場物凄く納得いかない!完全に御涙頂戴役じゃん。狡噛達の頼れる師を、あんなちょい役みたいな幕引きさせるの勿体なさ過ぎる。
あと謎にbgmのバランスが悪いシーンあるよね。突然の馬もビックリしたし、ヒントが無理矢理過ぎる…。
なんか全体的に残念ポイントが散りばめられていてガッカリした。1回観たら充分かな。一期観てこよ。
2.5期か
レンタルでパッケージ裏も見ずに借りた。常森がジャケットだったから「完結編かな?」と勝手に思ったら、3期の前の話だった。まぁ、常森がなんでいきなり収監されているのか分からないままだったから、それを放置で完結は無いだろうけど映画でやる程の事かなぁ。
しかし、シュビラシステムが欠陥だらけって1期の時点で分かってて、そのまま進むのが・・・・まるで現代日本のままだな。
とりあえず、どうやってオチを付けるのか確認はしたいから見てるだけ。
常守朱が大好きな方にとっては大変な名作だと思います。
皆の生きる指針となり、命を懸けるに値すると慕われ、己の犠牲を顧みず自らの信念を通した素晴らしいキャラクターとして描かれているのですから、絶賛の嵐も当然だと思います。
ですが、私はシリーズが進むに連れ、公式…というか監督の常守朱への思い入れが強くなり過ぎているように感じ、彼女というキャラクターが大の苦手になってしまいました。
そして今作も物語の全てが彼女のために進むかのような展開で、すっかり萎えてしまいました。
彼女がいかに劇的に、感動的に一時主役の座から去っていく様を描きたいがために逆算して作られた物語には何の面白味も感じません。
3期、そしてFIのラストに繋げるための辻褄合わせが、過去作と矛盾するという皮肉過ぎる結果になっています。
そもそも刑法だけが法ではないのに、法の廃止議論からして荒唐無稽で、それを自らを刑事と称する常守がどうこうするという話もおかしいです。それは刑事の仕事ですか?それにシビュラに判定できない対象が続々と出て来ている中、無理があるだろうと。
また、暴力によるテロを行った常守を正当化し、何一つ瑕疵が無いよう、責任が及ばないよう、かつ彼女がより可哀想に見えるようにお膳立てされたご都合主義に終始していました。雑賀の死さえそうで、彼女の悲劇を演出するためだけに意味なく殺されて行ったようにしか見えなかった。
彼女が公衆の面前で殺人を犯しながら、周囲には何の影響もなかったという説明はどうなんでしょうかね…逃げ惑う人々の描写がありましたけど……それに影響が無かったのに、何故彼女の主張は通ったのでしょうか?まあこれも後付説明なので、きっと考えていらっしゃらなかったんでしょう。
周囲に根回し一つ出来ない官僚の常守が、さも優秀であるかのような、皆に崇拝される女神のように描かれているところも違和感でしかなかったです。
また、監督は常守と狡噛の物語の集大成と仰っていましたけれど、狡噛の物語にはとても思えませんでした。1期からの懸案事項であった狡噛の逮捕問題もそうとは解らないような有耶無耶な表現にし、後からラジオ番組の場で監督が発言するなど、画面から伝わらないものを素晴らしいと評価する感性は私にはありません。
それでいて、過去作にあった常守の身体に触れる場面は全て網羅するなど、二人の場面になると途端に湿度高くねっとりとした描写になる辺り、監督は2人を恋仲にしたくて仕方ないのだろうな、というのは伝わってきました。パンフレットでは冲方さんが必死に否定されてましたが…それも今後の売上とか、そういった大人の事情ってやつでしょうかね。
何をしても許される、無敵の女神として描きながら、一方で若い女の子に責任を持たせるのは可哀想だ、素敵な王子様に守ってもらうべきだとでも言うような矛盾を感じます。若い女だろうが男だろうが、自らの仕事に責任を持つのは当たり前なので、この辺も働く女を馬鹿にしているなと思いました。少なくとも常守と狡噛の間に男女の対等なバディの姿など殆ど感じられなかったです。
明確な描写は格好悪いと思っていらっしゃるのか、もっと見たかった場面やここは説明が必要だろうという場面が無かったり、あやふやなまま流されたり、それでいてここは要るのか…?みたいな冗長な場面は多く、正直退屈でした。
現代の社会問題を取り入れて預言者などと持ち上げる向きもありますが、ご都合主義の薄っぺらい展開に終始してしまっていて、エンタメ的にも楽しめませんでした。2時間座っているのが苦痛でしかなかったのが、好きで10年間追ってきた私にとっても衝撃でした。
監督個人のSNSなどでチラホラとネタばらしをするなども、不信感を募らせる原因です。
やるならばちゃんと冊子にするなり、残る形でやってほしい。有料だって構わないのですから。その場に居合わせた一部の信奉者にだけ話して終わりに出来るようなものなら兎も角、物語の根幹に関わるようなことまでそれでは……そもそも本編で語れって話ですが。
新キャラ甲斐は魅力的でしたし、霜月の有能さ、須郷の普段は見せない若さなどはとても良かったのに、常守に対してだけは長く携わっていらっしゃるせいか思い入れもひとしおで客観的な描写が出来なくなっているようにお見受けするので、もう次回作には常守は出さないか、少しお休みされてその間に他の新しい才能のある方にシリーズスピンオフでも作って頂けたらと思います。
そして宜野座の髪型弄りはもう二度と御免です。
これまで個性的なキャラクター達がそれぞれの抱える葛藤や正義感を持ち寄って自らの信念に沿って集う様がこの作品の魅力だと思ってきたのですが、常守朱を盲目的に信仰するようなキャラしか居なくなってしまった事が残念で仕方ありません。
また、親友を目の前で殺害されても暴力による決着を望まなかった常守が、自ら暴力によるテロ行為を起こした事をまるで良かったことのように描写し、そして囚われの姫君である常守を迎えに行く王子的役回りを持たせる為にわざわざ狡噛を日本に戻すという物語が集大成とされたことに心底落胆しました。
星1つは、大変なスケジュールの中、スタッフの皆様お疲れ様でしたの意味を込めました。
見てるうちに楽しくなるかもと思いつつ5回見ましたけど、楽しくなるどころかこれまで抱いていた作品への愛情もすっかり薄れてしまったので、次回作があるのか分かりませんが、今後は距離を置こうと思います。
懐古厨の意見かつ私の好みも絡むレビューである事をご理解下さい
0.5ずつしか評価出来ないので3.5にしてありますが、3.7~3.8位の感覚でレビューしています。
結論から言うと面白かったのですが個人的には痒いところに手が届かない感覚でした。
試写会で野島さんも仰っていましたが、情報量が多く1回では理解出来ませんでした。シビュラのあり方、ひいてはAI全体あり方についてなど家帰って考察したり2度3度見返す事によって面白さが分かるスルメのような映画でした。
狡噛&常守ペアの主役復帰伴って凛として時雨、EGOISTの組み合わせが復活した事もかなり嬉しかったです。あと、SG型等ドミネーターの活躍、SS以来の須郷さんの戦闘機シーンも熱かった。
ただですね……懐古厨である事を承知の上で投稿しますが、やっぱり「犯罪係数」を軸にしたストーリーが見たかった。軸にするのは無理だとしても、もっと「犯罪係数」を深くストーリーに絡めて欲しかったですね。少なくとも本編では。
悪役のボスの色相がクリア、事件後の朱ちゃんの色相がクリア(百歩譲ってまだ分かる)、ピースブレイカーの色相がクリア(その後あっさり執行)など一応理由付けはあるにしてもPSYCHO-PASSのメイン要素であったはずの「犯罪係数」が時々ストーリーの邪魔をしている感じが否めないのは少し寂しいですね……スピンオフ、他シリーズのSFアニメであれば文句は無かったのですがね……
システムとの共生
シリーズも10年を超えましたが、本作はマンネリを起こすどころか更なる世界観をアップグレードした緻密な内容となっており、鑑賞後はその圧倒的情報量に放心状態となりました。
以下、素晴らしかった点を。
○圧倒的な映画表現
昨今、国内のアニメスタジオのクオリティが軒並みに上がっていますが、Production I.Gも多分に漏れず凄まじいクオリティ。
やはりサイバーパンクの世界観を描かせたら国内随一のスタジオ。
登場する舞台やガジェットの作り込みがハンパない。
○PSYCHO-PASS 3へのミッシングリンクが見事
何故、常守朱が収監されていたのか?
慎導灼の父親が亡くなった真相等、第3期やFIRST INSPECTORへのミッシングリンクが見事に描かれておりスッキリしました。
あのピースブレイカーの残党やビフロストのコングレスマンも登場しており、また第3期を見返したくなります。
○登場人物達の活躍
正にオールスターと呼べる第1期から第3期までのキャラ達が総出演。
SSに登場したキャラも出演しており、シリーズの集大成となる作品なのだと痛感。
また各キャラ達の見せ場も平等で全員が違和感なく自身の与えられた行動をしていました。
○雑賀先生の最期
第3期で姿が見えなかったので久々の登場で嬉しかったのですが、まさかお亡くなりになるなんて...
狡噛さんや朱ちゃんを導き、その深い知識と観察眼で考察する姿が好きでした。
○ドミネーター
やはりPSYCHO-PASSと言えばドミネーター!
終盤にてあのBGMと共に起動した時はテンション爆上がり。
第3期に登場するSG型のドミネーターもしっかり登場。
強襲型ドミネーターも登場し今までエリミネーター止まりでしたが、遂にデストロイ・デコンポーザーを披露。
余りの破壊力に笑いが出ました。
○人間とAIの共生
AIを題材にした作品は大概がAIを駆逐すべき悪性のシステムとして描きます。
しかしPSYCHO-PASSシリーズは、常に公平な視点でシステムを描いてきました。
今作では、いよいよシビュラシステム一極による法律の瓦解直前まで来ています。
現実でもAIが私達の社会に深く入って来てます。
AIが人々の職業を奪うと言われ続けて来ましたが、当時はまだ漠然としか考えてませんでした。
しかしAI生成によるイラスト作成やchatGPTによる文書構築により、我々人間の真価が問われようとしています。
AIによる恩恵と弊害を身近に感じる今だからこそ観るべき作品。
○PROVIDENCEの意味
PSYCHO-PASSならではの神の定義に唸りました。
また今作での砺波の主張が凄く身に染みました。
私は特段、強い政治的思想性は持ち合わせておりません。
活動家でもありません。
しかし昨今の過剰なポリコレに染まる社会に反感を覚えてます。
多様性を押し付けて逆差別が起こっている惨状。
LGBTQ+、フェミニスト、ヴィーガン、環境保護、動物愛護...
多くの思想が世界中で溢れております。
私はそんな活動家・思想家を否定はしません。
しかし一方的な攻撃的論調で来るのが辛い。
だからこそ人間なんかに社会を法律を委ねない方が良いとも思ってしまいます。
感情を持つ人間である以上、私達は客観性やら公平性なんて持てない。
だから砺波の言葉に魅力を感じました。
対して朱ちゃんの「人間とシステムの共生」にも心が揺らいだのも事実。
○狡噛&朱コンビ
もうこの2人が画面に映っているだけで満足。
時折、朱ちゃんが見せる狡噛さんへの想い溢れる表情や仕草が、堪らなく可愛い。
そして圧倒的安心感ある狡噛さんの戦闘力。
第1期のアンサーとも言える朱ちゃんから狡噛さんへの手紙が良い。
ラストの朱ちゃんの決断と慟哭は観ていて痛々しい。
朱ちゃんは常に法を遵守して来た。
法を守る為に法を犯す...
あの涙はこれまでのあらゆるものが込められている。
だからこそFIRST INSPECTORの再会は嬉しい。
SFクリエーターは思想家であり、哲学者であり、預言者でもあると考えてます。
数年先、果ては100年先の未来の人間性を考察してくる
このPROVIDENCEに限らずPSYCHO-PASSシリーズは、AIと共に生きる私達が観るべき作品。
PSYCHO-PASSシリーズは、まだまだ続きます。
そして私達に疑問を投げ掛けて来ます。
これほどの素晴らしい作品に携わり、私達に届けてくれるスタッフ・キャストの皆様に感謝を。
10年前にPHYCO-PASSという作品に出逢い、今日映画を見て興...
10年前にPHYCO-PASSという作品に出逢い、今日映画を見て興奮が冷めきらないままこの文章を綴っています。初稿の為、拙い文章になってしまいますがよろしければどうぞ。
第一に戦闘シーンがやっぱかっこいい。ドミネーターの展開する瞬間とかバカみたいな規模の戦闘機使っての銃撃戦は心をくすぐられざるを得ない。
第二に本作品が現代社会に投げかける問題提起が半端ない。当時なんとなく見ていた僕とは違い、今や自分も就活を始め、様々な企業がIT事業に力を入れていることを知った。本作品で言うシュビラシステムのようにすべてをAIに管轄させることで、ミスも起こらない平和な世の中になるのではという、なんとも短絡的で間抜けな思考になっていた。AIにすべてを任せることは、数値が判断の基準になってしまい、今までの人間的な価値観の否定に違いない。さすがに理系大学生として思うところがある。
第三に人間の描写がうまい。僕が感情移入しやすいタチなのもあるが、数回涙してしまった。この世界は死にそうな人がちゃんと死ぬ。しかも、サクッと死ぬんじゃなくて熟成させたうえで論理的に死ぬ。なんとも無常に。
次のPHYCO-PASSシリーズも首を長くして待っています。その為に頑張って生きてみようかな。
さようなら。
テレビシリーズ、コミック、ノベライズ、GENESISなどの番外編、プロファイリング関係など一通り見てきた人間です。
一期から入り、物凄く好きなシリーズでしたが、SS1と3期があまりにもクソ過ぎて全く期待していませんでした。
ただ、今回は旧1係が活躍との事もあり、淡い期待をしていました。(3期の怒りが収まる程度に…)
結果はクソ。
怒りを通り越して笑えてくる。
作り手のやりたい事のために、今までの良さをどんどん蹴落としていくのが本当に哀れ。
主役を強くし過ぎて、自分たちで扱えなくなった愚かな作品。
ドミネーターは使えず、シビュラの存在はどんどん薄くなり、気持ち程度に知的要素を入れ、ただひたらすらにドンぱちをする。
加えて、謎に権力が強い外務省。
厚生省の方が立場的には強いんじゃないのか?
というか、なんで分けたんだ?
厚生省ってシビュラ直下とかじゃないの?
(そこら辺忘れたけど…)
人にドミネーター使えないのはもう仕方ないとはいえ、
GENESISだと敵の武器にデコポンが発動してたけど、流石に小説は別な扱いなのかな?
ネイルガンとか小さいのは仕方ないけど、割とでかい武器なら起動してくれそうだけど…
本当にドミネーターとシビュラの活躍が無さすぎる。
肉弾戦と銃火器で暴れたいなら他所でやってくれ。
ここには求めてない。
あと、このアニメって根底が刑事ドラマだと思うんだけど、他人から教えてもらった情報でしか動いていないのも無理。自分で現場に出て得るのではなく、他人が持っていた情報をただ拾って現場でドンぱち。
だから、全部予定調和だしつまらない。
セリフもなんか気持ち悪いし、言葉に出さなくてもいいセリフを発してるから、妙にダサい。
最初の劇場版までは、目で伝える演出があったけど、それすらなくなってしまった。
もうアクションとか見てると、監督のこだわりが見えてくるが、今はもうそれすらイライラしてくる。
どうせ、「これだけ力入れてます」とか言いたいんだろうけど、それは作品を彩る要素だからいいのであって、メインになってはいけないのよ…
個人的には、開国した理由が知りたかったんだけど、まさかの全くもってそこに触れられず、しかもたった1人が動いて今の現状になったという…
最初の劇場版は、局地的且つ試験的だったから良かったものの、3期で知らんうちに開国して問題だらけなのに、本当になんで開国したんだろう…
一期で言及されていた事がまさに起きている気がするんだが…
だったら最初っから鎖国なんかするなとすら思うね。
笑えるポイントとしては、
・序盤のカクカク過ぎる作画
・開始早々の狡噛の格好
・終始無能な花城
・急な草原でのバトル
・憑依(外人監視官の兄貴が乗っ取られてコロコロ転がるシーンは特にアホらしい)
・起動早々に壊されるドミネーター
・対象に当たらないドミネーター
・デコポンがもはや意味不明な強襲型ドミネーター
長い事ファンやらしてもらいましたけど、これで本当にお別れですね。
私みたいな人間はもう必要ないのでしょう。
さようなら。
以下、個人的順位)
一期>新編集版>SS2>劇場版>2期>SS3>SS1>3期>FI>今作
常守さんがみれてうれしい
常守監視官がものすごく好きだったのでめっちゃうれしかったなんで常守監視官が三期で拘束されていたのかが最後に描かれていてなんかすごく、誰か助けてやってくれ常守さんを幸せにしてあげてほしいと思いました。(語彙力たらなくて思ってることがうまく書けないの悔しい、けどめっちゃ面白かったからみんな見てほしい)
宜野座さんの前髪はいつも長い
急に聖書の言葉がでてきたり、敵の本拠地が北方…アニメ同様、攻殻機動隊っぽさを感じるシーンがちらほらありましたが、それだけ攻殻が影響を与える作品だったんだなと感じながら観ました。
サイコパスには、愛嬌のあるキャラや、分かりやすくカッコいいと思えるキャラがいる分の観やすさもある。
旧来のキャラクターを活躍させながら、アラタの父、ケイの兄のストーリーを2時間のなかに詰め込んでいましたが、キャラ渋滞起こすことなく違和感なく観れました。
ただ、数秒だけ登場する3期の重要キャラもいるので、3期観た後に鑑賞するのがいいかと思います。
あのキャラクターがまさかこんな冒頭で…と、一期のトラウマを彷彿とさせるシーンもありますが、サイコパスのいいところは、ストーリーを展開する上で必要なキャラの扱い(死んだり、しばらく本筋に登場させなかったり)を突き通したり、キャラを固定させすぎないところだなと思いました。
あと、最近のアニメは作画にばかり力が入っていて、作画のすごさを売りに集客してるように感じるときがありますが、サイコパスのアクションシーン、特にナイフとか使ったシーンの作画が人間の動きに忠実な気がして好きです。
アニメ、映画と、ギノさんの髪型にあれだけ変化を持たせるのは、常守ちゃん狡噛さんはじめ、他の主要キャラの外見に大きな変化を持たせかれないからなのか…
相変わらず前髪はちょっと邪魔そうでした。笑
そして、しれっとギノさん達に再会できる狡噛さんて
鬼のメンタル。
最後の狡噛さんのセリフ、3期の最終回につながり感動しました。
手紙
自分の気持ちを
この人にはわかって欲しい。
そんな時に
人は手紙を書きます。
劇場に入る時にもらった手紙。
何だこれ?
とにかく人が
たくさん死にます。
何かを成し遂げるには
死が 最上級なんだろう
電脳化により境界線が
虚ろに感じるようになります。
結論として集大成とはどうしても感じられませんでした。 かろうじて今...
結論として集大成とはどうしても感じられませんでした。
かろうじて今作は脚本が変わった一期以降の作品に比べてストーリー描写とキャラ描写のバランスが取れている方、だと感じました。三期への整合性も一応は辻褄が合うストーリーになっていて繋ぎの役割を果たす形にはなっている。映像は勿論、キャスト陣の素晴らしい演技やPSYCHO-PASSといえばの主題歌陣も良かったです。更に今回轟音上映での鑑賞だったため臨場感も凄く、その点が1番劇場で観て良かった点でした。
ですがシリーズとしての統合性が薄くなって来ている点、繋げる為とはいえあまりにも特例・ご都合主義的設定、それによる既存設定とのズレ、キャラクターをストーリー進行の為に動かしているせいでブレが生じている点において、正直許容出来ませんでした。
劇中台詞に”変わらないものなんて無い”とありましたが脚本が変わってからのPSYCHO-PASSは良き流れの変化とは感じられませんでした。
今回でなんとか三期までの道筋を繋ぎ、そろそろ本当に終わりが見えてきたと感じています。正直一期以降のTVシリーズはダラダラと続いていた感が拭えないのでいっそ次回でスパッと終わらせて欲しいと思いました。欲を言えばそれこそ伝説の一期スタッフに手掛けて欲しい感はありますが、ここまで変質してしまったストーリーを纏めるのはやはり無理なのかなとも思っています。とはいえ10年追ってきた愛着ある作品なので最後まで見届けたいです。
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▽▽▽以下個人的に思うところ。
やはり脚本が合わないなぁと感じた。正直虚淵さんと冲方さんではストーリーの方向性が全く違うと思うので何故二期からの後継脚本のメインに冲方さんを据えたのかが本当に謎。一期から参加している深見さんを主軸にサポーター的存在として入れた方が良かったのではと今でも思う。
そしてストーリー進行としてのキャラクターの使い方が本当に納得出来ない。ストーリー描写・キャラ描写のバランスが悪すぎる。最早進行の為にキャラを無理矢理ねじ込んで動かしている。必要性を感じない退場、掘り下げのない重要キャラ、毎度の宜野座の特に意味のない髪型の変化もキャラで遊んでいるようで最早不愉快に近い。(宜野座の目元のコンプレックスは克服された筈なのにあんなにもダラダラ伸ばしていく理由が分からない。)そして何よりキャラのブレの酷さ。霜月はともかく主人公である常守の今回の末路は物凄くショックだった。過程でも所々違和感があったが何よりかつての宿敵、槙島と同じ手段を取ってしまう展開に持っていってしまったのが本当に本当に残念。ラストの一期をなぞった狡噛に当てての手紙のシーンもこんな形でなぞって欲しくはなかった。
数少ない納得出来た点と言えば前作SS3で狡噛がアッサリ帰ってきた展開にモヤモヤしていたが今作でその答えを一応得る事が出来た点、ドミネーターを使用するもやはり銃を使う狡噛のなぁなぁに帰ってきた訳ではないというシーンなど深見さんがキッチリ書いてくれたんだなと分かる点だけだった。
共感できない作品です
各キャラが選択したことに共感できなかった、理解できなかったと意見も多いが、そもそも共感できないことは当たり前ではないか。逆に、共感できたとしたら、それは理解した気になっているだけではないか?
なぜなら、それを実際に経験したことはないのだから。
あるキャラが、時代が変われば正解も変わるといった。今の判断が正しい自分の意見であると思っていても、いつの日にかは意見が変わっているかもしれない。
雑賀先生も言っていたように、別の角度からしか見えない世界はあるのだと思う。
だから、共感できないというような意見がでている時点で、本作のテーマの1つである法の秩序(議論)が必要ということが立証されているのではないかという気さえする。
正解ではなく、真実は何かを今一度問おうてくれる良作
ぜひ、シーズン4作ってほしい。と強く強く思いました。
過去の作品を復習せずに、観に行ったが、全部復習しておけば良かったと反省。これから見る方は、しっかり復讐していくと良いと思いますよ。それにより、深く入り込めると思います。
今までも「正義」の在り方、シュビラ システムを通して「法」とは?「裁き」とは?について描いてこられたと、個人的に認識してるのですが、本作が、一番色濃く出ているように思えました。
シーズン1では免罪体質、シーズン2では集合体、シーズン3では無意識で行われる犯罪と、デバッグ環境の存在。このあと、何が出てくるの?と思ってたら、やっぱり、別のシステムだった。(この国には、どんだけ、シュビラ的な環境があるのだ(笑))
何のかんのシュビラ システムは update され、どんどん頭?が良くなっていて、もはや「穴」はないのではないかと思いますが、個人的にシーズン4を作ってほしいと思います。
※
シーズン3の初めの方に出てくる、灼が緑色の車に乗ってるシーンで流れていたラジオ。
あれもずっと気になっていたんだけど、今回のラストをみて、納得した。
そして、常守さんがあの部屋に監禁されることに、
ずっと違和感があったのだが、まさか、そんな経緯があったとは・・・・。
個人的にとても好きなキャラ、声だったので、とても残念でならない。
また近しいキャラが登場して、視聴者の犯罪係数を上げてい欲しいです。
「ただ観察しただけさ。人は無意識の内に、さまざまなサインを発している。コツさえ覚えれば、簡単にそのサインを読み取れる」
節目
残念な意味で期待を裏切られました。
常守のやった事は間違いなくテロ行為で、それを肯定せざるを得ないとするような脚本演出に萎えた。
突然思わぬ形で父を失った灼に掛けた言葉や、狡噛に貴方のおかげでテロ行為をする決心が着いたと取れる内容の手紙を送る振る舞いにも正直引いてしまったので、最後の号泣シーンも見ていて胸を打つどころかしらけてしまいました。
(声優さんのお芝居が悪い訳ではないです)
後に結局放免される事が分かっているのもありますが…。
狡噛が人を殺める事についてだけ言及したり、謝って欲しかっただけなのに…と言うのも謎。謝罪の必要ある?なんか今回女の嫌な所見せられてると感じるシーンが多くてそれもキツかった。
今作で雑賀先生の最期が描かれるだろうとは思っていましたが、常守の悲劇の積立貯金のために退場させられた感が否めなかったのも辛い。
狡噛がドミネーター使えたり宜野座が監視対象解除されて捜査の指揮を取れるっていうのも随分都合の良い設定だな…と思いました。
執行官、潜在犯、逃亡犯、初期の頃にあった其々が背負う制約や重みが軽くなってしまった気がして。
甲斐や矢吹、砺波の描写も不十分で分かりにくい。
特に砺波は敵役としてシンプルに魅力が無かった。
戦闘シーンも場所を変え何度もある割には薄味というか印象に残らないというか…リアリティを求めた結果、アニメならではの迫力や面白味に欠けてしまったように思います。
2時間に収めるために色々削ったようなので、キャラクターの背景や心理描写不足はその辺の影響もあるのかなと思いますが…
常守は自分の信念の為なら周りへの影響を鑑みない共感性の欠けたエゴイストに見えたし、狡噛と宜野座は常守を指針にして盲信する、確固たる信念は特にない大人達にしか見えなかった。
大好きなキャラだったはずなのに全然共感出来ないし、人として格好いいとも思えなかった事が悲しい。
FI以降の話が今後展開があるのか知りませんが、集大成として提示された物がこれだったと言う事は、自分はもうお呼びでない客なんだろうなと思います。
ある意味節目となりました。
3期は微妙だったけどSS3部作は面白かっただけに少し期待していましたが残念です。
何回も観ないと分からない作品と何回も観たくなる作品は全く違うものですよ。
須郷と花城は新たな一面が見られて良かった。
あと音楽と声優さんのお芝居と一部の作画は大変満足のいくものでした。
PSYCHO-PASSシリーズとしては楽しめる作品
サイコパスシリーズの新作で、TVシリーズで言うと2と3の間のお話。
目新しいストーリー展開ではなかったですが、良くも悪くもPSYCHO-PASSシリーズの作品として楽しめました。
サブタイトルにあるプロビデンスはキリスト教用語ですね。日本語訳では摂理ですが、さっぱり意味がわかりません。大雑把にいうと「神は全てを予見している」という感じ?
PSYCHO-PASSの世界における神はシビュラ。その神に愛されたのが慎導篤志本部長。シビュラによる神の国の建設のため、手を汚してきた慎導の人生の清算が、本作のメインプロットなのだろうな〜と思います。もう少し慎導と雑賀、トナミあたりが、シビュラ創世期に取り組んだ、後ろ暗い過去を前にもってくると、厚みのある話になったのですがね〜。
ドミネーターを捨てて実弾戦に振り切っていましたね。「出島」に「北端」って、設定も思いっきり「攻殻機動隊のパクリですが、何か?」と開き直りました。犯罪係数で裁けない、という大きな設定も「脳内チップ」でスルー。最後には常守朱自身が「は?私も免罪体質でよくない?」ってか、、、でも、SFなんぞ長く続ければ設定に矛盾が出てくるもので、そこをツッコんでも楽しめない。だから、これはこれで良い。
常守朱がヒロインで彼女が魅力的に描けていた部分は良かったです。狡噛との「互いに謝らない電話」のシーンなんか、萌えました〜。
PSYCHO-PASSは大好きなシリーズです。が、やっぱ最初のシーズンの斬新さがベストでしたね。だいたいが警察って設定は「状況を作れない」もの。やっぱパトレーバーぐらいの長さが限界だし、それで良いのかな、と。
最後に戻れてよかった、宜野座の髪だけでも
2回も観て悲しみだけが沈澱してくる。
何よりもTVアニメと比べてあまりにも失いモノが多すぎる。
慎導篤志、輝、
そして雑賀先生までその惨敗で終わったどうでもいい計画の犠牲になるなんて。
世界観が壮大になった分、一係は一期ニ期のレールから完全に踏み外してドミネーターを手放したりするし、常守は狡噛に謝ってもらうどころか、狡噛のにのまいを踏んだ感覚しかなかった。
結局登場人物それぞれはシビュラの絶対的な支配下ではやってられなかった、それぞれ自分の正義を代償を払うまで貫いた..
暴力で暴力を裁くという、
今まで一期の狡噛は裁くべき対象として記述されることが多いが、本作では何故常守の最後の「暴力」によって合理化されそうと感じるのが最も悲しい。
この点では原点回帰というか、スケールも次元も違いすぎてエンディングがとうとう一期ファンの理想から遠ざかっていく気分。
暴力とはいえ、法の存続に関して議論し続けることの重要性を意識させた点が良かった。特にAIの時代、人間はどうしても利便性のある権威的なモノを頼りにしがちだが、物語は絶対的秩序への追求に対する手抜き行為にアラームをつけた気がするし、人間の価値への再検討を喚起した。
ただ三期がすでに出ているものの、これからどうなるだろうと気になってしょうがない。
ストーリーが一方通行すぎて、今以上元一係が恋しくなりそるだろうし、シビュラのバグや限界が今以上見えてきて納得にいけるシステムの進化と世界線の収束が難しそう。
加えていろんな課題が現実になりつつであり、それと対面しなければならないこれからのシナリオ作りが大変そう。
様々な要素が入ってて製作者の思い入れの詰まった映画だが、バラバラになったメンバー、バラバラとなったテーマ....せめて宜野座の髪の毛だけもう三期のままにキープしない?
良い繋ぎ
二期と三期の間の話ということで、ある程度謎は解けたかな、という。
話としては、まぁ繋ぎ、という感じ。
エンタメとしては良い出来かと。
話自体の大きな破綻はなく、間を埋めるためによく作ったな、と。
サイコパスらしい話。
なんか近未来で起こり得そうな展開ではあるよね。SF映画とかでもこんな話があった様な。
それよりもライトでディストピアまで行ききってない世界。
だからこそ、人が介入するか否かの議論が生まれてくる。
どうなのかはあまり知識も無いのでわかりませんが、一個人としては、人が介入すること自体はその通りだと思う。
常守の最後の行動は時間がない中での最終手段だよね。
賛否ありそうだけど、それしか無いならしょうがないのかねぇ。
…見直すか…
ちぐはぐ
作品全体のクオリティはほどほどと言うか、これまでと違いがあまり感じられない、ある意味ファンの要望には答えるが、新鮮さは感じられない。
物語自体は、サイコパスシリーズのミッシングリンク部分を描く。そのため、新規の観客は対象外。
今回、常守朱は人間による法治に拘る。これまでもその素振りは見せていたとは思うが、理由がいまいち分からない。
口ではシビュラシステムの有用性を認めていると言っているのに、なぜ法を重要視するのか?
そして、やることなすことがちぐはぐだ。
最後の作戦では、銃武装の敵対勢力に対し、ドミネーターしか使わず正当性のある執行を行うことを宣言するが、それも結局は法治ではなくシビュラの判定に委ねているだけである。現に敵基地でシビュラとのアクセスを確保することがメインミッションだ。
しかし、物語最後には局長を式典で殺害し、免罪体質を公のものとして、シビュラでは裁けない犯罪者が存在することを明らかにし法務省解体と法律撤廃に待ったをかける。。。
これを見ても、ちぐはぐだ。
そもそも免罪体質の犯罪者はシビュラに取り込まれて潜在犯の対象を拡張しつづけることで、その欠点を補うことは常守自身がよく知っているはずだ。
そして、やはり影響というか、イノセンスのエッセンスが多過ぎるわりに浅い物語なので(逆にイノセンスは、哲学的で作家性が強すぎて、人気はないが。。。)、比較すると劣化してみえる。。。
たとえば祭りのシーン。
押井守には理由があったが、この作品のあのシーンに理由は感じられない。
この辺りも、好きなものを入れ込んだ挙げ句ちぐはぐに見えてしまう。
この作品を見ていて思ったのは、ドラマチックなエンタメSFかつ壮大な芸術性のある作品を作ろうとして、こねくりまわした結果できたそれっぽい何か。残念だが何物にもならなかった。
終わり残念ですべて残念
朱音がこうがみに毒されすぎてる。二律背反すぎる最後が特に残念。警察官としてあの選択だけは絶対しない。してはいけない。
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