「シリーズ総合(特に三期分)の評価を押し上げた作品」劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE 宇治さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ総合(特に三期分)の評価を押し上げた作品
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慎導篤志、輝(イグナトフ兄)、ストロンスカヤ博士の三人とラスボスの砺波は、同じく自己を犠牲にしてでも後の世代が生きる未来を創ろうとしたが、
三人はそれぞれの大切な人に未来を託すためなのに対し、砺波は人に絶望しシビュラに託すための自己犠牲という対比構造には、それぞれの心中が明かされる場面毎に胸が苦しくなるほど感情移入してしまった。
そしてこれらの人物や雑賀教授の死から覚悟し、自らが掲げる正しさのため朱が最終盤での展開を起した際は、狡噛よろしく「バカ野郎...」と心中で呟いてしまった。
いや辛すぎるだろこんなの。朱は作中通して辛い出来事多すぎる。
ところであの銃、作中の入手経路の無さからして慎導さんが自死したときの拳銃だとすると、渡した禾生が撃たれるのは、シビュラを神と表現しProvidence(神の導き)という題名である今作における最大の皮肉なのではないだろうか。
あと三度再会してブチ切れてる宜野座に対してケースバイケースを持ち出した狡噛のシーンはもはやギャグだった。
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