「みんな持ってる陰の部分を少し照らす作品」ちひろさん まっしーさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな持ってる陰の部分を少し照らす作品
有村架純さんが好きなので原作は知らないけれど、公開初日に鑑賞。
元風俗嬢のちひろさんが、町で関わるいろんな人に関わりながら、登場人物みんな(ちひろさんも)の陰の部分が少し照らされる。
見ていて、少し退屈に感じる部分もあったが、ほのぼのとした日常と、ふっと気持ちが上がる瞬間を味わえる。
「人はみんな別々の星から来たんだから、家族も恋人も友達も赤の他人なんだよ」的な言葉が出てくるが、その通りだと思う。
赤の他人だと思っているからこそ、大切にできることもある。
自分の負担も楽になる。
話を通して、暗い気持ちを少しずつ揉みほぐして、軽くしてくれるような感じがした。
今が楽しくて仕方がない、ワクワクを求めている人にはあまり響かないかもしれないけれど。
有村架純さんはじめ、出演者の演技も違和感なく、よかった。
もう一度見たい!とはならなかったので星は4。
また見る機会があれば、ゆったり観れるなーというそんな優しい作品。
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