デュアルのレビュー・感想・評価
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紋切り型と思わせ、型破りな展開。カレン・ギランの貴重な主演作
「ジュマンジ」シリーズで身体能力の高さとコメディエンヌの片鱗も見せたカレン・ギラン。主演作を心待ちにしていたら、今年は3月日本公開の「ガンパウダー・ミルクシェイク」、そして本作「デュアル」と続き、ファンとして嬉しい限りだ。
死期の迫った人が家族やパートナーのために、自身のクローンを作って“継承者”とするプログラムが制度化されている近未来。ただし、オリジナルとクローンがずっと共存することは認められず、クローンが廃棄を拒んだ場合は公開の場で決闘となる。
予告編や当サイトの解説でも明かされているように、主人公のサラは重い病を患い継承者を作るが、その後奇跡的に完治し、クローンとの決闘を余儀なくされる。実際、本編の3分の2くらいまでは予告編の通りに進むので、事前情報がやや多すぎなのだが、終盤の30分は話が意外な方に向かって驚かされるはずだ。
本人とクローンが対決する話はウィル・スミス主演の「ジェミニマン」が記憶に新しいし、ドッペルゲンガー的な存在と死の予感という文脈では、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの原作小説をドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した「複製された男」や、ジョーダン・ピール監督の「アス」などが思い浮かぶ。冒頭のスタジアムで観客が見守る中、武器を与えられて決闘に臨むシーンは、「ハンガー・ゲーム」を想起させもする。
監督のライリー・スターンズは現在36歳でこれが長編3作目。メアリー・エリザベス・ウィンステッドの前夫でもある(ちなみにウィンステッドはその後ユアン・マクレガーと結婚した)。紋切り型のSFサバイバルアクションかと思わせて、生者と故人のアイデンティティや意識・記憶をめぐる問い、家族やパートナーとのコミュニケーション(あるいはコミュニケーション不全)に対するシニカルな視点を、通奏低音のように重く響かせる構成が心憎い。
カレン・ギランの魅力と能力を活かしきれていないのが惜しいが、彼女の貴重な主演作であり、今後のさらなる飛躍に期待を込めて星半分プラスしておこう。
バチバチにやり合うアクションかと思ったら 恋人や親と上手くいってい...
バチバチにやり合うアクションかと思ったら
恋人や親と上手くいっていない女性が自分と向き合うシュールなコメディだった
予想の斜め上をいっててこれはこれで面白かった
アクション以外のカレンちゃんが見れてとてもうれしい
人間関係や自分の心も車の様にコントロール出来たら簡単よね
ダブルが本人認定されてからってまたダブル作ることできるんかな?
出来たらロータリーで一生回り続けてクラクション鳴らされ続ける人生なのか、、、
精神的ディストピア
仕事もつまんねーし恋人からは愛情を感じねーし親は意味わかんねーし
っていうもう干物みたいな女性が「生きる」ってことに向き合うお話。
否応なく向き合うことになるのは自分であり、
もしかして自分なんて代替可能なんじゃ?っていう疑問だし。
ゾッとするほど怖いテーマとスポ魂みたいなストーリーのミスマッチが面白かった。
ユニークな設定にユニークな展開、ビックリの結末というアイデアだけの作品
オリジナルとクローンの対決モノといえばシュワルツネッガー「シックス・デイ」が思い浮かぶが、あちらは完全なアクションSFで、シュワちゃんは火星に行っても地球でも、同じようなアクションを繰り広げるだけと再確認させられたのだった。
同じ趣向のSFである本作も、冒頭の対決シーンから似たような作品かと思って見ていくと、全然違う展開の、実は心理サスペンスだとわかってくる。
一応、設定はオリジナルがクローンを倒すために戦闘訓練を積み、生存本能と戦闘能力を高めていくのが柱なので、観客もオリジナル側に味方して見ていく。ところが対決の日が近づくにつれ、この設定が微妙に揺らぎ始め、映像は徐々に両者半々に肩入れし始めるではないか。
さて、これはどうやって回収するのだろうという興味から、最後まで引きずられるように見ていくと、おお、そう来たか!という結末なのであったw
ユニークな設定にユニークな展開、ビックリの結末はとても面白かったのだが、いかんせんキャラクターや人間関係が平板で魅力に欠けるのでドラマ性が乏しい。アイデアだけに終わった感が強い。
私はなにを語るべきか
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。
さてと・・・この映画も今更ながらでございます。
私のレビューは大体、ほぼ無駄な枕が入り途中で脱線します。殆ど雑談や与太話です。いやね最初頃は結構真面目に書いていたんですよ。で、他の方のレビューも読みますよね。
やっぱり映画の感想って、大体同じような感じなんですよ。これがまた。ある方のレビューを読んだ時なんですが映画の感想より個人的な話しが多くてね・・・
楽しかったんですね。それからです。個人的な話しを入れたり枕を語ったり脱線したり・・・
それからねやっぱり人気があるレビュアーの方々は凄いんですね。分析力が半端ないんです。こりゃ、かなわん。
150キロのストレートだよ‼️
私は精々、コーナーの隅を突いたり時には暴投するくらいが関の山。
さて、ここから映画の感想なんですが・・・
お口ボッカーン・・・
いやね・・・無です。完全な無。
いやね出だしは好調。衆人環視の中で殺し合い。司会者が勝った方に聞きます。「あなたはオリジナルですか?ダブルですか?」
この世界では余命が近いと、自分のコピーを作る権利があるのです。コピーはダブルと呼ばれています。
サラ(カレン・ギラン)は女医に余命宣告を受けて、ダブルを作ります。ところがサラは寛解。こういう場合はオリジナルとダブルでデュアル(決闘)が行われます。
ねっ?面白そうでしょ?
ならアルゼンチンはメッシのコピーを10人作ればいいんじゃないの?
メチャクチャ強・・・くはないな・・・だってメッシは歩いてばっかり。走らない。周りが走る。
メッシ歩行!
ボケが苦しいよ‼️
閑話休題、カレン姐さんのファンなんで観たんですがね・・・アクションではない。ホラーでもない。ヒューマンドラマでもない。もちろんSFでもない。
繰り返しますがお口ボッカーンですよ。
どうもブラックコメディらしいです。それでわかりましたが日本人はツッコミが必要なんですね。笑う為に。
しゃあない、私がツッコミをします。
①女医が余命宣告をする。
おいおい、やたら軽いぞ!ドクターXを見ろ‼️
②唾液からダブルを作る。
PCR検査かよ‼️
③何故か彼氏と母親がダブルの肩を持つ
お前ら!赤い血が流れてんのか‼️私の目が黒い内は許さねえからな‼️
④トレーナーの男が登場
ちっちぇー!お前人権ないからな‼️ つーか、カレン・ギランは身長180cm。でっかい‼️
でっかいって言うな‼️すらっとしてる‼️
⑤グロ耐性でホラー映画を見せる。
ぜーーったい!むーりー‼️ バラエティの熱湯風呂とモノホンの熱湯風呂くらい差があるわ‼️
⑥特訓中にダンスの練習
踊ってる場合か!殺し合いだぞ‼️
⑦ラウンドアバウトで頭を抱える
こっちが頭を抱えたわ‼️
カレン・ギランは数年後に失敗作だったと言う確率、95% サンドラ・ブロックの「スピード2」みたいにね!
結構、モットーに反して悪口を言ってしまいました。ごめんなさい。この映画を楽しめる方の確率は10%
知らない人の確率は80%
偉そうだがお前のレビューが長いと言う人の確率は100%
バジル・ホーキンスか‼️
(解説 バジル・ホーキンス は漫画 ワンピースのキャラです。)
終盤に二人で森を行くシーンもなんだったんだろう?
多分、私は重要なエレメンツを見落としてるな。
私だったら、こうするな。森で激しい言い争いが始まる。ドンドンエスカレートする。距離が縮まる。そして・・・
チュ 💋
日本人しかわかんねえよ‼️
とっちらかっててごめんなさい。読む方の気持ちになってなくてごめんなさい。色々ごめんなさい。
お付き合い頂きありがとうございました。
JAROさん、こっちです
2022年劇場鑑賞251本目。
オリジナルとクローンが壮絶に殺し合うバイオレンスアクションを想像させるポスターですよね。
そこに至るまでの準備を丁寧に描いた作品だなぁと思っていたのですがあれぇ?
最後二通りの解釈ができるとそこだけは評価する人もいるようですが、どちらとも取れるのとどちらでも矛盾が生じるのは全然違うんですよ。
パンフレットもないし☆さらに0.5減。
【”世にも奇妙な、オリジナルとダブル(クローン)の物語・・。”突っ込み処満載過ぎる、近未来SFスリラー映画である。”一番可哀想だったのは、ダブルのサラかもしれないなあ”と思ってしまった作品でもある。】
ー 一番怖かったのは、一人決闘場に足を引きずりながら現れた”サラ”(カレン・ギラン)を迎える恋人ピーターと母の満面の笑顔だと思ったのは、私だけであろうか?-
◆感想<Caution! 内容に思いっきり、触れています。>
・まずね、脚本と設定が粗いんだよね。粗い事、この上なし!
サラが突然吐血して、医者に言ったら何の病気か告げられずに、”余命僅かです・・。”と言われ、残された者の為に、自分の”リプレイスメント”(継承者)を作らされる、怒涛の流れ。
・で、観る側に分かりやすい様にサラのダブルの瞳は”間違いにより”ブルーになっていて、お値段5%引き・・。
・更にサラの病はイキナリ完治。理由は、潔いまでに説明なし!
ー あの、吐血は何だったんだい!しつこすぎる、母親の電話による胃潰瘍かな?-
・でもって、オリジナルサラが生き残っているので、決闘で独りに絞るという仕組み・・。
ー 冒頭でも2人(テオ・ジェームス)のオリジナルとダブルが決闘するシーンが描かれるが・・。それにしても、決闘シーンのTV中継と、勝者へのインタビューって倫理的に、どうなんだい?-
・更にビックリするのは、恋人ピーター(ピューラ・コアレ)がアッサリ、ダブルのサラに乗り換える事である。
ー ウーム。ピーター君、男としては最低な奴だな。だが、彼はオリジナルサラに対して、フツーに会っている・・。一度、精神科に通う事をおススメするぞ!-
・決闘に向けて、サラはダブルとの決闘に向けてトレント(アーロン・ポール)の下でトレーニングを始めるのだが・・、決闘が一カ月延期になり・・。
ー 延期の理由が、コレマタ・・。雷って、どーよ。どーなのよ。-
・一時、休戦となったオリジナルとダブルのサラは、森へ・・。
ー ここら辺も、良く分からないが、ダブルのサラの方が、一枚上だった事だけは分かる。というか、オリジナルサラ、殺し合いの相手を信用し過ぎ!-
<いやあ、久しぶりに突っ込み処満載のSFスリラー映画を観たなあ。
序盤で、脳内モードを”突っ込み系”に切り替えたので、ドンドン、脳内で各シーンに突っ込みを入れて、マアマア楽しく鑑賞。
オリジナルとダブルのどちらが生き残ったかは、ランドアバウトの中でボロボロの車が止まってしまって、運転していた泣いているサラを見れば、一目瞭然だよね。
”一番可哀想だったのは、ダブルのサラかもしれないなあ”と思いながら映画館を後にした作品。>
SFアクションかと思ったらトラジコメディだったのでビックリしました
まずビックリしたのはこれがSFサスペンスではなくてSFトラジコメディだったこと。仕事にかまけて出張先からなかなか帰ってこない彼氏に不満タラタラで毎日酒浸りの日々を送っていたサラはある朝目覚めると吐血していてシートが血塗れ。医師に致死率96%の不治の病に冒されて余命僅かと知らされたサラは死期が迫った人だけが利用出来るクローン作成プログラム“リプレイスメント”に応募して作成した自分のクローン自分が死んだ後の人生を引き継こうとするが、あっさり自分の病気が治ってしまって諦めていた自身の人生に対する未練が爆発する・・・という星新一のショートショートのような話。
唾液の摂取だけでクローン作成が1時間で出来てしまうというバカみたいな設定の上に、瞳の色以外は本人とほぼ同じはずのクローンの方が母親や彼氏に気に入られてしまい、サラはオリジナルなのに邪魔者扱いされるという滑稽だけどちっとも笑えないカットが延々と続きます。クローンとの共存は禁止されているので決闘でどっちが生きるかを決めなきゃいけないし、その決闘はTV中継されるほどのエンタメにもなっているという設定なので『デスレース2000年』、『ローラーボール」、『バトルランナー』、『アリータ バトル・エンジェル』みたいなB級SFの香りを嗅いだのも束の間、全然あさってのオチで終了・・・これはやられました。決闘の話なのになぜタイトルが『デュエル』じゃないのか?と思いましたが、このオチなら納得です。
個人的にはクローンとの対決を決意したサラと彼女を鍛え上げるトレーナー、トレントとの特訓のすっとぼけたやりとりが面白かったです。
地獄…
カレン・ギランが主演だから本人対ダブルの闘いをアクション満載で!と思ったらさにあらず。
展開も奇妙なら着地も奇妙な、かなり変わった映画になってました。
グループセラピーで、勝ち残っても地獄、と分かっているのにねぇ…
面白くも つまらなくも無い なんか不思議。
見終わっても「腑に落ちない」という感じ
体鍛えておいて 結果がソレかいっ!!(゙ `-´)/
安易すぎませんか??ってなもんや 三度笠。
旅には注意しましょうねって。
殺す相手を 簡単に信用しちゃいけません。
ま 株主優待券で観たので 良しとします。
アクション映画ではありません。
アクション映画ではありません。
今までの出演作のような カレン・ギラン のアクション無いです。
カレン・ギランとクローンとの死闘シーン無いです。
宣伝では、SFスリラー とうたっていますが、シニカルなコメディーでしょうか?
笑えませが。
往年のアルバトロスファンに
主役の座を獲得すんのは大変な事なんだろね。
カレン・ギランをもっと活かせる監督はいるんだろうけど、若い監督だからね。仕方ないのかな。
最近、途中で寝てしまう映画はあったけど、席を立ったのは久しぶりだった。
んんん?フィルムでも途中から入れ替わっているの?というほどに謎…。
今年300本目(合計575本目/今月(2022年10月度)14本目)。
日曜日はこちらも天気がよくないので雨に濡れないような移動でいける映画館でこちらをチョイス。
…が、この映画…。
このタイトルそのもの、あるいは予告編(イオン系なので、イオンシネマなどではよく流れていた)、そしてここの予告編や動画などをみると、「遺伝子が同じ人との対決がどうこう」という話であり、そのことは最初の3分くらいちゃんと出てくるのですが、あとの展開は何もそういう話が大半でてこず、しかも放送事故か??というように変ちくりんな場所で終わってしまう…という恐ろしい展開が待っています。
当然趣旨的に、「理論上は現在では考えうる展開だが、現在の科学技術ではできないし法律も存在しない」ので、参照されている法律なども架空のもの(ただし、趣旨的には類推は十分理解可能)ですが、かといって法廷ものでもなければ、これをタイトルどおり「決闘もの」とみるのも無理だし、「ジャンルすら不明」というのは結構珍しいんじゃないかな…というところです。
積極的な悪害までは感じられないものの、おそらく「日本に配給するときのチョイスミス」なのかな…という気がします(日本ではあまり好まれないタイプ)。
あまりにも変な展開が続出するので入るシアター間違ったのか??とか、フランス映画なのか…(フランス映画って展開が結構独特ですよね…)とか思ったのですが、全編通じて英語ですし、フランス資本は入っていないようです。
おそらくこの映画の趣旨を5割でも理解しようとすると2~3回は見なきゃ無理じゃないかなと思うし、今週(の3連休)や来週は作品も多く、そのまま埋もれてしまう気がします…。
正直、「感想を書き込むサイト」なのに感想の書き込みようがないし、趣旨を理解するのが困難なので…。どうなんだろう…。ただ、「趣旨がわかりにくく多くの方の低評価につながっている」だけで、表現その他で不愉快にさせるようなものはないので、そこまで多くも引けないという状況です。
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(減点1.2)
結局、他の方も書かれている通り、「予告編と本編が極端に乖離している」典型例で、前にも書いたように「ジャンル騙し」だけはやめてほしい…というところです(予告編からこんな珍妙な本編を予告するのは無理)。というより、日本基準だと(日本映画基準だと)ミニシアター中心のいわゆる新人監督さんの登竜門クラスの映画でもこんな珍妙な展開にしないんじゃないかな…というところです(趣旨が理解できないし、仮に理解できたとしても、映画の宣伝という観点では、こんなわかりにくい展開にするより、予告編から推測がつくようにアクションものにするほうが良かったのはあきらか)。
かといって、上述通りフランス映画(解釈が複数に分かれるのが普通)でもないし、どうするんだろう…というところです。
趣旨的には、おそらく医学的な内容や医学倫理的な趣旨を述べたかったのだろう(あるいは、キリスト教文化が盛んなヨーロッパでは、キリスト教の教えとも絡めて)という気もしますが、日本はそこまでキリスト教が浸透していないし、あるいはそうでもないと、本当に何が趣旨なのかさえ推測もしにくいです。
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薄情者ども・・・
余命僅かな人にのみ許されるクローンの作成、しかし奇跡的に不治の病を克服したことにより、ルールに則ってオリジナルとコピーが戦いどちらかしか生き残ることが許されない状況に・・・といった物語。
序盤から緊張感はMAX‼
成程、主人公のサラも同じような闘いに身を投じていくのか・・・と思ったが。。
以外にも終始静かな展開。テンポもあまり・・・。
色々とヤベぇ女医さんからクローンの話が始まり・・・どうでもよいけど、もっと壮大にプシューっとカプセルとかから出て来るかと思ったら、こんなにあっさりスンとご対面・・・(笑)
そして彼氏も母親も薄情すぎだろ。。
百歩譲って彼氏はただのゲス野郎で片付けられるけど、おっかさんの対応は笑えません。。
さらに闘いに向けたトレーニング。ちょいちょい笑わそうとしてきてる?
グロ耐性はまぁわからなくはないとして、死因特定って戦闘の役に立つの?
セラピー作戦は見事かも、だけど手紙1つで急展開すぎw
総じて、クローンの自分と闘いまくるB級アクション映画と思いきや、ある程度倫理観に触れたドラマ作品といった所でしょうか。ポスターや予告編のイメージを期待しちゃダメですねw
オチが予想通りとならなかったことだけが、最低点を免れたポイントでしょうか。題材自体はなかなか面白そうなものなんですけどね。
まぁ、クローンについて考えさせられはしましたかね。残された人の為…とは言え、自分も大切な人がクローンだと知れば、自然には付き合えないかな。
あと、テオ・ジェームズ氏を観られるのが楽しみの一つだったのですが・・・(汗)
バットが無ければカーブは不要
不治の病から寛解した女性がどちらか1人しか存在してはならないという法律のもと、自身のクローンと生死をかけた決闘をすることになる話。
ある日突然の吐血から稀な不治の病が発覚し余命は時間の問題と宣告された女性が、リプレイスメントプログラムでクローンを作ったものの10カ月後寛解し、1年後に決闘することに…。
まず、ターミネーターですか?な主人公のリアクションの薄さに入り込み難さを感じるけれど、これはクローンの人当たりの良さとの差をつけたかったからですかね?演出が悪いのか演技力が足りないのか。
クローンも1時間で?話せるし知能も知識もあるのに本体のことだけ知らない?目の色どころか脂肪にセルライトに人間性にと上位互換?と突っ込みどころ満載。
決闘が決まってからも人間ドラマ的なものはあまりなく、まさかのトレーニングを見せてくの?何だこれ?
クローンに自分の生活が乗っ取られ行く恐ろしさみたいなものもないしね。
しかも、しかもですよ、追加トレーニングからの流れはもう、ねぇ。
意外とと言ったら意外だけど、意外過ぎでしょ。
ちゃんとサスペンスフルにしたらもうちょい面白くなりそうだけど、盛り上がらないにも程がある内容だった。
最初の5分がクライマックス
あまりのひどさにビックリ。口あんぐりです。クライマックスが、最初の5分だとは誰も想像できません。カレン・ギランもよく出演をOKしたもんだ。
リアリティゼロ、科学的バックボーンゼロ、アクションゼロ、感情移入度ゼロ、決闘訓練士の役割ゼロ、脚本の練度ゼロ、母親と恋人のいかれ具合無限大。
自分が余命宣告を受けたら、遺族のためにクローンを作っていい。百歩譲ってそれが法的に認められたとして、唾液から1時間後に自分そっくりのクローンが作れる?
こっちも千歩譲って可能だったとして、DNAが同じで目の色が違うわけないでしょ。
もっとビックリするのは、余命僅かのサラとサラのダブル(クローン)と一緒に生活できる恋人の神経だよ。
ここまで酷評して、なぜ『それがいる森』よりも点数が高い?
こっちは、子役も含めて演技はまともなんです。
【デッドパン】という監督の作家主義的に明確なスタイル堪能…本作自体が『恐怖のセンセイ』のデュアル(リプレイスメント)?
カレン・ギラン vs カレン・ギラン!! このDUEL「決闘」と掛けているようなタイトルのSFコメディは、ライリー・スターンズ監督らしい中毒性のあるような不思議な一風変わった魅力、ヘンテコさが存分に出ていて、"動"というよりも"静"な終わり方まで多いに楽しめた。多いにクスクス笑いさせてもらった。
淡々とシュールな空気に賢さが溢れていて、カレン・ギランの早口っぷりはジェシー・アイゼンバーグ並みか。だから監督の前作『恐怖のセンセイ』が好きだった人なら楽しめるはず(個人的にはメチャクチャ好きでした)。当初は腕っぷしを磨くという方向性のはずが、内向きな葛藤になっていくさまを面白おかしく描く確かな手腕も共通している。逆に、何も知らずSFアクション!みたいな映画を期待して見ると肩透かしを食らって「?」とキョトン…ってなるかも。
あと、見所として付け加えるならアーロン・ポールのヒップホップダンス、冒頭だけのテオ・ジェームズですかね。←デッドパンしてます
勝手に関連作品『スワン・ソング』
カレン・ギランvsカレン・ギラン
2022年9月26日
映画 #デュアル (2022年)鑑賞
余命宣告をされた主人公が、家族のためにクローンを残すことにしたものの奇跡的に病が完治する。本人とクローンとの決闘が行われるが・・・
自分のクローンってどんなもんかな?と考えさせられる作品です
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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