「アメリカにしか作れない快作」ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック! うらさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカにしか作れない快作
CMを見て「お、スパイダーバースと同じアニメだね、面白そう、行く?」「うん」という流れで前情報ほぼなし、息子と観てきました。これが驚くほど面白かった。アニメがすごいのは間違いないと思っていましたが、シナリオ、キャラクター、セリフ、そして音楽もすごく良かった。
シナリオ・ストーリーですが、よくあるフォーマットのようで実はそうでもない。勧善懲悪ではない対立軸、各キャラクターの個性的な思考パターン、リアルでいきいきとしたモブキャラたち、挟み込まれる天然ボケやブラックなセリフ、フルスピードで展開するスラップスティックなアクション、これらは中国・インドはもちろん日本でもヨーロッパでも作れないと思います。更に素晴らしいのは、これまでの世界のカルチャーに対するリスペクトがちゃんと表現されている。これも若いのに懐の深いアメリカならではないかと。
あと、音楽がホントかっこよくて、シーンごとのセレクトも素晴らしいです。息子が身を乗り出して夢中になって小躍りしてました。私もさっそくナインインチネイルズ聴き始めました(笑)
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