湯道のレビュー・感想・評価
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成分より大切なもの
前半は正直、テンポ悪いし演出はクドいしで面白くなかった。
コメディ色も思ったより少なめだし。
でも、後半からはじんわりホッコリ。
サルのシーンなどで同列の小学生が笑っていたが、こちらは夫婦の愛と歴史を感じてかなり沁みた。
主役は生田斗真というよりまるきん温泉そのものであるが、しかしあの場所でなくてはならないわけではない。
「湯に貴賤無し」の言葉どおり、家であれ旅館であれそこで交わる“人”とその“絆”が大事なのでしょう。
だがあの“場”があってはじめて繋がる縁もある。
そんな小さな幸せを感じる群像劇。
個人的に一番笑ったのは厚切りジェイソンの洗体シーン。
配役は総じてハマってたけど、ウエンツのチャラいのに風呂愛の深さを感じる絶妙な匙加減が最高。
エンドロールの雰囲気は多幸感に溢れ、序盤の不満が溶け出してゆくのを感じました。
ただ、(俳優が見づらくなるからだろうけど)湯気が少なく、温かさや気持ちよさを感じにくいのは残念。
問題がまったく解決してなかったり、手放しに絶賛はできないが、とりあえず「いいお湯でした」。
二之湯家の歴史をマジで信じそうになる。からの「駄洒落道」w
いやー、そこ、ちょっと待って。あんたも駄洒落?そこで駄洒落?しかも寒さが半端ないw
ハシカンさんですよ。1000年に一度の美少女と騒がれてた頃の酷さと来たら、あーた。もう目も当てられないほどのイモでしたが。最近、結構良くないですか?何がどーなったら、こうなる?舞台やってたからでしょうか?普通に、最近、良いと思います。風呂場での生田斗真との長回しも、普通にこなしてます。スキップする姿も堂に入ってて「自然な可愛らしさ」を振りまいてます。ざーとらしくありません、それほど。この橋本環奈の成長ぶりが、お父さん世代としては嬉しくてw
登場人物の「お風呂」に関する小噺が続きます。まるきん温泉で交差する、お風呂好きたちの人生と銭湯の存続、と言うのが基本的な建付け。「昭和の遺物」とされる銭湯の運命やいかに、と言う投げかけには答えを出さずに終わります。ってことは「2」も無理なく作れますよ!ってことかと。
しかしまぁ、日本人って、と言うか昭和人って「上を向いて歩こう」が好きですよね。ワタクシ含めて。でもって、破壊力ありますよ、昭和人に対しては。えええ?なんで?なんで、このシーンでホロリンする?なんで泣ける?ってなってしまう、銭湯でのデュエット。やっぱり、昭和世代にとって、上を向いて歩こうは最強ですわw
結構な豪華キャストの使い切り感は、「マスカレード」の比じゃないです。お馴染みのメンバーも、こっちの方が生きてます。キャラ、立ってます。いや、脚本もシンプルなんですよ。余計なエピソードが無くって、無駄話が無くって、善人しかいないし。
画の方も、音楽も、セットも、映像の後処理も、個々の役者さんも、演出も、編集も、文句ありませんです。ちゃんと、お金を使って、細かいところまで気を配ったのが、よく分かります。一時期、小道具大道具が手抜きしまくりで、なんじゃそりゃ?な映画も目につきました。最近は、細かいところまで手が込んでて嬉しくもあり。だって、銭湯のバックヤードが、散乱している小物からなんから本物としか思えない仕上がりなんですもん。行ったことないんで、良くわからんけどw
寒い駄洒落も心地よい、こころあったまる安心作品は、長さを忘れる126分の長編です。檜ぶろの良さも知らない、温泉にゆっくりつかる喜びも知らない、そんな現代人でも楽しめる、ふつーのハートウォーム・エンタメ。手抜きなしで、カチッとソリッドに作り込まれてる感じで満足度は高かったです。
特に兄弟げんかの長回しについては、お疲れさまでした!って言いたい。あそこでハシカンさんのドアップ挿み入れるとか、攻めてますよねw
楽しかった。
かなり。
お風呂の映画
最近よく映画館に足を運んでいるせいか、聞き慣れた電子音楽とともに「お風呂の映画ができました」と言われ気になっていた映画。
生田斗真さんファンの友人と観に行ってきました。
たかがお風呂、されどお風呂。
昔からある銭湯にあつまる人々に、それぞれの物語がある。
じんわりと心が暖かくなる映画でした。
キャストも豪華で、いろいろ小ネタが仕込まれてるけどうるさくなく、クスリとなる感じ。
生田斗真さんは、どうしようもない男が何かきっかけに少し改心する役が多いですね。
ハマり役だと思います。
ただ個人的には(もったいないのはわかりつつ)浸かったときにお風呂のお湯が溢れるのが好きなので、湯道の作法には共感できませんでした笑
映画を観ながら、銭湯に入り、皿うどんにビールを飲みたくなりました。
劇的な展開を求めない、予定調和が好きな人向け。
つぶれそうな銭湯を舞台にした話。
周りには温泉施設もあるが、地元に愛されている銭湯に出入りする人や、亡き父親のあと次男が引き継いでいるものの、長男がフラッと戻ってきて、かき乱す。が、だんだん銭湯に魅かれて一緒に経営していく。
劇的な結末やどんでん返し、心理的描写をじっくり描くような作品が好きなので、自分の好みかどうかを聞かれたら、そうでもないが、スーパー銭湯に行きたくなる。
最近見る作品に柄本明がよく出ているんだけど、偶然か!?
心がポカポカする映画
温泉についての映画は珍しいと思って鑑賞しました!
出演者が豪華でした😊
銭湯での親子の再会の場面で
天童よしみさんとクリス・ハートさんの歌はすごかった、、
聴き入ってしまった☺️
あと桶を叩く回数で会話してるなんて
そんな方法があるのかとびっくり😳
とても印象的でした
それとアドリアンが洗面所で洗ってる姿、、笑
そこで洗う⁉︎ って思った笑
それに銭湯の入り方でいろんな人が
それぞれこだわりがあって面白かったな〜
あとあの五右衛門風呂で
準備に5時間かけて入るのは最高だろうな、、
景色もかなりいいし、、
準備は大変だけどあの景色で入ってみたい!
兄弟の意見は一致してたし最後は銭湯を潰すとかと思ってたけど
常連さん達の話を聞いたりしてそのまま続けるかたちに、、
エンディングはみんなで歌ってるところよかったです!!
橋本環奈さんがよかったし可愛かった、、
みんなに愛されてる役は似合ってますね☺️
観終わった後は心がポカポカの気分になってました☺️
面白くて個人的には好きでした!
面白い映画をありがとうございました😊
笑いありほっこりありの、銭湯を舞台とした群像劇
昭和の香りが残る銭湯「まるきん温泉」を舞台に、亡き父が残した銭湯を壊してマンションを建てようと考える売れない建築家の長男・史朗(生田斗真)と、父の仕事を受け継ぎまるきん温泉を切り盛りしていた次男・悟朗(濱田岳)との衝突を描きつつ、「湯」を介して紡がれる様々な人間模様が魅力の笑ってほっこりするヒューマンドラマ。
「銭湯なんてこの先続かないんだから壊してマンションにしようぜ」と言う史朗の言うことも分かるし、常連のみんながいるので続けたいと思う悟朗の気持ちも分かる。
しかしまるきん温泉での生活を続けていく中で、自分のしたことで人に直接感謝されることに喜びを覚えていく史朗と、これから先細りしていくことが分かっていて実は史朗の言うことも心の奥では考えていた悟朗というお互いが歩み寄った結果、逆にすれ違いが起きるというのも分かる。
「まぁそうなるよな〜」という流れの読めるある種王道の話ではあるのですが、題材が面白いため普通に楽しめました。
兄弟二人以外に、看板娘・いづみ役の橋本環奈が良かった。椅子にちょこんと座って編み物をしてるのめちゃくちゃ可愛かったですね。
やっぱり橋本環奈はこういう見せ方が一番可愛い。人懐っこい愛嬌ある笑顔なので、みんなから愛されてる役が似合います。
タイトルにもなっている「湯道」を茶道や華道と同じように「湯に入ること」を一種の芸術として描いているのですが、そのシーンがとてもシュールでクスクス笑ってしまいました。
分かりやすく笑えるシーンもありましたが、こういうシュールな笑いがあるのも良い。
予告を見て面白そうだなと思った人は、自身の想像通り楽しめる作品だと思います。
なにより橋本環奈の入浴シーンがあるだけで100点なんだよな〜()
湯の道
いやぁ~良かった!
何が良かった?と聞かれたら摘まんで何処を良かったと書いていいのか分からないけど、一人で湯に浸かりに来る者、夫婦、親子、癖のある者がだだ銭湯に来て湯に浸かるってだけなんだけど、何か優しい、温かい雰囲気、世界観が凄く良かったです。
序盤の銭湯オープン時にのれんを掛け、「わ」板の文字の掛け物、なぜ、わ?って不思議だったんだけど、伏線で後々「わ」は沸いてますの「わ」、「ぬ」はお風呂抜いちゃいましたの「ぬ」だそうです!知らなかった!
あと私が涙腺弱いだけかもだけど出所してからの銭湯でのクリス・ハートと天童よしみが歌う坂本九の「上を向いて歩こう」は泣けた。
あと小日向さん演じる横山家族(妻、娘)のサプライズ、ひのき風呂のプレゼントシーンも泣けた。(泣いたの俺だけ?(笑))
窪田正孝演じる梶斎秋の湯作法のシーンは芸術的!あと演出だけでこんなにも風呂に入るってだけのシーンが素晴らしく見えるのね!と驚き。
銭湯経営の部分は何かリアリティーありすぎてスルーで!(笑)
だけどこういう場所は残して欲しいし、行ってみたいなとも思いました!大衆銭湯行った事ないので。
キャスト皆で歌うエンドロール含め、終始心温まる幸せないい時間でした!良かった!!
すぐにでもお風呂に浸かりたくなる映画
結構前から予告で気になってた映画です。
予告が良いと
開けてびっくりつまらないなんてことが
よくあるのですが
イメージ通り
ほっこり&涙
のちょうど良い映画でした。
クリス・ハートと知らなくて
天童よしみとまさかのデュエットは
シビレます!
お風呂を通じて描かれる人間模様
予告編では唯一無二のお風呂エンターテインメントらしい
本作は、昭和の時代の銭湯ではやっていけないと思っている兄と
現在、銭湯をやっている弟の二人は序盤の険悪な感じが強い
しかも、兄が提案したマンション建築案を燃やしてしまったことから
大喧嘩になり、さらに事故がおこったことにより銭湯の存続も危ぶまれてしまい
兄弟二人とも銭湯を続けることが難しいを感じてしまう
本作は登場するすべての人がお風呂を愛しているが
評論家の人など、その価値観が大きくずれている人もいると思う
湯道の道場(?)の人もいたり、人間模様も多様で面白い
同時に銭湯の客が高齢になってくるとか
銭湯が時代遅れということを登場人物がひしひしと感じているのがリアルだなと思う
ただ、この作品は分かりやすいアクションとかコメディ的なものは
そこまで多くないので盛り上がりに欠ける地味な作品な感じがする
お風呂を題材にした映画にしてはよくできていると思うが
余談だが、映画を見た後
登場人物の黒人(本作の設定ではハーフ?)の男性を前科者にして
もう一人の白人の外国人を普通の人にしているのは
「黒人の偏見を助長する」という感じでポリコレ的なクレームが
今の時代に来ないかと思ってしまったが
それを考えていること自体ポリコレに毒されているなと思ってしまった
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