湯道のレビュー・感想・評価
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ごはんですよ!は三木のり平
田舎町の銭湯 「まるきん温泉」を舞台に、 銭湯に通う人々や湯道に纏わる悲喜こもごもとまるきん温泉の内情をみせる話。
店主である父親が亡くなって2か月、次男が継いだまるきん温泉に、葬式にも顔を出さなかった東京で建築家をする長男が、 マンションへの建て替えを目論んで帰宅し始まっていく。
勝手に不動産業者と話しを進めつつも、帰宅した際の弟の反応に言い出せず、とりあえずまるきん温泉の手伝いをする兄貴が、客やバイトの銭湯大好き女子との交流の中で変化を見せていく流れが主だけれど、そこになんとも怪しい湯道の家元 「二之湯」や、源泉掛け流し絶対主義の評論家や、あフロの風呂好きDJ.FLOWが絡んだり。
基本コミカルな作風の人情ドラマがありつつも、絶対に売らない!とはならないのが現代らしかったりしてなかなかユニーク。
ただ、結局なにが言いたいのかあまり良く判らないコメディという感じが強くて、 その割に特に湯道なんかはシュール過ぎてもはや宗教味があったり、他にもちょっと何でもありに行きかけていて、もっと判りやすい笑いに振った方が良い様に感じるところも結構多かった。
とりあえず何も考えずに観られる主に昭和世代向けのコメディということでw
そういえば夏木マリが途中まで誰か判らなかったw
「湯道」の違和感が最後まで拭えず。
今流行りのスーパー銭湯は、厳密に言うと自治体の定めで入浴料の上限の設定がある「一般公衆浴場=銭湯」とは違うということです。
そのくくりで考えますと、実は私は生まれてこのかた番台のある銭湯は一度も利用したことがありませんでした。幼少期、田舎暮らしは一軒家で内風呂当たり前でしたし進学して上京した際の板橋の下宿先も家賃3万台でなぜか私の部屋だけ奇跡的に風呂付き物件だったことを思い返して懐かしんでおります。
銭湯といえば幼少期にドリフのコントなどでよく扱われており、私にとっては「テレビの中の憧れのイメージ」です。よく考えたら夜のゴールデンタイムによくあんなお色気シーンやってたな、と思い返してニヤニヤしてます(笑)。
話がそれましたが、この作品は今や閉鎖寸前の古びた昭和の佇まいの銭湯を運営する家族、その銭湯の常連客を中心としたヒューマンドラマです。
そこに「湯道」という架空の「入浴を嗜む日本の伝統芸術?」をプラスすることでかなりコメディ要素がつよくなっております。
今や時代遅れの老朽化甚だしい、全く儲かってるとは思えない銭湯を続けるのか辞めるのか兄弟間での考え方の違いによる確執などはあり、コメディベースとはいえシリアスな局面も多少はありました。
しかし、それ以上に常連さんとの触れ合いや文字通りお風呂での裸の付き合いなどハートウォーミングな場面、そしてなんといっても「日本人だからこそ分かる入浴の醍醐味」が存分に表現されていて、まるでひとっ風呂浴びた様な爽快感、心地良さが勝る状況です。
ただひとつ気になるところが。
銭湯自体があまり世代通じて一般的ではない中で、そのしきたり、ローカルルールなどを真面目に説明するだけでも時代錯誤的面白さコメディに繋がる部分があったのに、わさわざ更に湯道という妙な世界観(失礼!)を差し入れる必要があったのか、というのが疑問としてありました。
まあ、それを言っては映画の主題が変わってしまうけど、逆に言えば銭湯のレトロな魅力がそれ以上だったということでしょうね。
風呂好き、銭湯愛好家はぜひ!
ほっこりゆったり。
「わ」と「ぬ」
胡散臭い奴らは‼️❓人の弱みにつけ込んでくる‼️❓
銭湯行きたーい♨️
銭湯、お風呂とは⁉️
【”人は裸になったら皆、同じ。風呂で人を幸せにする。”泉質良き温泉に浸るが如き、心地よき作品。日本の風呂文化やその魅力をストーリー立てて描いた作品でもある。日本人に生まれて良かったなあ・・。】
ー 本作の面白そうな予告編を何度も観ていたので、序盤は”あれれ、余りお笑い要素が少ないな・・、”と思いつつ鑑賞して行くと、いつの間にか日本の銭湯を始めとする風呂文化と、魅力に取り込まれて行く作品である。-
◆感想というか、今作でも描かれる銭湯、もしくは温泉あるあるを勝手に記す。
1.旅先では、ホテルの風呂にも入るが銭湯があれば何はともあれ、暖簾を潜る。(特に京都。エンドロールでも多数の銭湯名が出るが、今や絶滅危惧種である銭湯が多数ある街である。)
湯温は、結構熱い銭湯が多く、(一番、熱かったのは飯坂温泉の共同浴場 波来湯である。50度はあったのではないか・・。)水で薄めようとすると、今作のように、常連のオジサンに窘められる。
- 因みに、薪で炊いた湯は、湯冷めしないとは良く言われる事である。-
2.入湯の際には、かけ湯をする。当然、股間はしっかり洗う。マナーである。
3.そして、熱い湯に片足を恐る恐る入れ、”ウーム・・”等と自然と声が出る中、全身を湯に沈める。タオルは、頭の上に乗せる。恥ずかしいからと言って、股間を隠すためにタオルを湯の中に入れるなどは、持ってのほかである。
で、今作の天童よしみさんの様に、誰もいない場合は鼻歌を歌う。
至福の時である。
4.身体を洗う場合には、隣の人に石鹸が飛ばないように、慎重に丁寧に洗う。
- 家では、こんなことはしない。-
5.そして、20分から30分ほど経ってから、タオルで全身を拭き、湯気に曇る戸を開けて、フルチンのまままずは、大ガラスに全身を映し、贅肉がついていないかチェックしてからブリーフを身に着け、牛乳を購入する。
フルーツ牛乳がある場合には、僥倖間を感じつつ速攻で購入し、左手を腰に当てながら牛乳をゆっくりと飲み干す。
- そして、サッパリしてから再びブラリと街に出るのである。風が心地よい。-
・今作が面白いのは、上記した内容を随所で描きつつ、日本人が如何に銭湯を含めた風呂文化を愛し、大切にしているかが巧く描かれている点であろう。
・”湯道”とは良く考えた言葉である。華道、茶道、剣道、柔道・・。日本には様々な道があるものである。
・”わ”と”ぬ”の看板を店先に描いたシーンなどはナカナカである。
・登場人物達が、皆が銭湯、もしくは温泉をこよなく愛している姿も気持ちよい。
- 勿論、あのメンドクサイ温泉評論家センセイ(吉田鋼太郎)を含む。-
・湯道の師範(角野卓三)と、風呂仙人(柄本明)との関係性や、“まるきん温泉”を支える、悟郎(浜田岳)や看板娘(橋本環奈)と、東京に出て一流デザイナーになった筈の兄、史郎(生田斗真)の最初は険悪な雰囲気から、徐々に関係性が好転して行くのも良い。
- 物語に、キチンと捻りがあり、後半は少しジーンとしてしまうシーンが幾つかある。-
・悟郎と史郎が看板娘を探しに、師範から聞いた”くれない茶屋”で、自分達で川から水を汲み上げ、薪をくべて湯を焚き上げ、眼前に広がる山々を眺めつつ、兄弟二人で五右衛門風呂に入るシーンは良かったなあ・・。
・更に、常連のいつもは夫婦で来るオジサン(笹野高史)が、ある日妻(吉行和子)を亡くし、寂しき想いを持つ中、イキナリ川沿いの露天風呂で亡くなった奥さんと再会した・・、と思ったら日本猿だったシーンは、一番会場から笑いが起きました。
・超風呂好きで、湯道を究めようとする勤続小30年の男(小日向文世)が、念願かなって自宅の新装した風呂にタップリと湯が張られた姿を見て泣き崩れる姿。
- そして、優しい奥さんと娘達の姿も良い。-
<旅先で入る銭湯では、人間観察も面白い。
ドンナオッカナイ顔をしている人でも、湯に入っている時の顔は柔和である。
今作は日本の風呂の文化やその魅力を、ストーリー立てて描いた佳き作品である。>
確かにアメリカは湯無いてっどだね。
アマゾンプライムで湯道への道を鑑賞後映画館へ。役者は同じだけど湯道の教え以外は別の設定でしたね。
父親が亡くなって銭湯を継いでいる、弟悟朗の元に東京で建築家をやっているが仕事がうまくいかなくて戻ってきた兄の史朗。銭湯なんて時代遅れの遺物なんて辞めちまえっ!て感じで兄弟喧嘩。なんか分かる〜。銭湯自体が嫌いなんじゃなくて弟の将来を心配してるから、そうなるんだよな。実際、客の殆どがジジババだもん、将来不安だわ。
40年程前、東京で一人暮らしを始めたアパートに風呂がなかったので近所の銭湯に毎日のように通ってた記憶がよみがえり、気持ちがふわふわ。ただ最近は450円なの?高いっ!当時130円くらいじゃなかったかな。
ま、それは置いといて、史朗のプラン、自分的には結構いいと思った。悟朗も共感してたもんな。さすが建築家だ。
それにしても俺、日本人なのに湯道って文化知らなかった。茶道や花道や書道などメジャーな日本文化は知ってるのにな。風呂の入り方に、上手下手があるなんて考えた事も無かったわ。
そして銭湯以外に懐かしかったのが五右衛門風呂。幼い頃、家族で住んでいた貸家の風呂がそうだった。深い鍋みたいな風呂桶で足踏みが必要。子供にはキツかったな。
前半はチョコチョコ笑えたんだけど中盤から涙止まらず。こういう兄弟話しが大好きなんだよな。スッキリハッピーエンド。エンドロールの上を向いて歩こう、とっても楽しかった。銭湯って温泉とは違う身近な幸せ施設なのかもね。
誰でもほんわか、心❤️温まる安定作品。ゆるい笑いもかえって良い。
イヤイヤ、小山薫堂主導の湯道 作品だけあって
わかりやすく、和む、かつ笑える作品
人それぞれ人生にはドラマあり
「湯」の前では平等
というか、皆んな仲良く行こうよ❗️的な和み作品
ぶれていない、
ストーリー自体は王道
何かを忘れている主人公が、本当の生き様を見出す的な
【こんな古ボケたポンコツ冗談じゃねぇぞ❗️→何が悪いんだ、最高だ❗️】
王道ストーリーが日本人的に心地よい。
若干荒唐無稽な【湯道】
権威主義的な評論家
様々な人間模様交え、賑やかに描く。
カメラアングル、場面切り替えもクルクル絶好調❗️
有料パンフ買ってね❗️
【有料パンフトリビア】なんか、落ち着かね〜なと思ってたら
湯槽が真ん中にあるのは関西地方とのこと
逆に富士山の背景は東日本とのこと。
和めます、笑えます。最高です。
窪田正孝、生田斗真の細マッチョは良い【そっち系ではないです】
ではなんで星⭐️マイナス1▼なのかって❓?
答えは簡単、俺【カラスの行水】でシャワーは好きなんだけれども、温泉含め♨️風呂あんまり好きでないだわ・・
という身勝手な星評価で申し訳ない。
おススメですよ!
銭湯バラエティ
えっ!?
お風呂につかりたい
お風呂に浸かるように、ゆったり観れます
心がポカポカ
みんな優しいから心も体も温まる!
イイ風呂の日に完成披露試写会に参加しました。
耐えきれず場内で声出して笑い転げたわ。
お風呂が題材でこれだけ面白くできるって天才だと思う!!
とにかくキャラ全員面白くて見せ場もそれぞれあって始終飽きない。
個人的に大好きだったのは家元とDJフロー。
この二人は出てくるたびに笑えた。家元に至ってはし、、いや、これは見てのお楽しみよね。
湯婆婆(の声)様も存在感はそのままに出演されているし、水の中に入るたびハクが脳裏に浮かんだし、湯道のお風呂に浸かる場面はくだんの神様が脳裏に浮かんだ。
こういう千と千尋へのオマージュかと思う場面は勝手に脳がリンクしてしまって、面白さ2倍だったな。
すごく笑えるのに、ちゃんと人間ドラマもあって出てくる登場人物みんな優しいので心も温まるというおまけつき。
最近しんどくてお疲れという方に心身共に癒しがあると思う。
笑ってスッキリ、お風呂でほっこり。
想像以上に面白かった、後悔させないから観に行って!!
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