湯道のレビュー・感想・評価
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いい心・加減に感謝!
前日に見たエブ・エブに身も心もぶち壊され
回復不能に陥りましたが
限りなく情に溢れ優しい癒しに満たされた本作のお陰で立ち直る事が出来ました!
受けや当たりを狙わないガツガツ感が微塵も感じられず豪華キャストの皆さんが実に楽しそうに演じてる様に「まるきん温泉」にいつしか浸かっている気分になりました!
もっと長湯をしたくなる心地良い126分でした
結局こんなもんですね。
どこかで何度も見たことがある日本映画の王道のような作品。へんに緊張もせず水戸黄門をみるような感じ。だけど見てしまうというのは水戸黄門のような王道を自分の中で求めている部分があるのかもと思う。最後はこの前と同じ文言ですが、これは映画館で上映する意味があるのかなといつもながらの締めで申し訳ございません。
詰まらなくはない
時間が空いて、ちょうど潰せる回があったので事前情報ほとんど無しに観ました。
「湯道」とか言って、湯の道うんぬんとアホらしいことを真面目に語るのは、まあまあ面白かったすね。ちょっと伊丹十三ぽいかな?w
でもメインのお話は湯道じゃなく、田舎町で地元民に愛されてる銭湯を父から継いだ二人兄弟の弟(濱田岳)と、東京で成功したけど落ちぶれて田舎に戻って来て銭湯をマンションにして一儲け企む建築家の兄(生田斗真)と、銭湯の住み込みのバイトの女の子(橋本環奈)が絡むって感じです。とは言ってもラブストーリーに全然はならず、なんか良い感じのお友達って感じなんですけどね。
で、銭湯に来るお客さんの1人が湯道にハマってるオジサン(小日向文世)で、主人公3人と他の色々なお客さんの人情話が繰り広げられるという昭和な展開。劇的なことはあんまり起きず、令和に撮った昭和なお話しで、良く言えば安心して観られるって感じでしょうか。意味不明な湯道とか、ご都合主義なお話しの展開は受け入れられない人が居そうですが、そこは昭和の心を持ちましょうw
ただ、コンプラ的には令和なので、裸は男の人だけです。でも生田斗真と窪田正孝の裸が観たい人は必見でしょうw
女性陣はお湯に浸かってる絵がほとんどですが、天童よしみは胸の谷間が一瞬映りました。橋本環奈は風呂屋のバイトなんだから、毎日入浴シーンがあるべきなのに全然入らないので、ファンの人は怒りましょうw
しかし、デジタルの映像だとジジババの顔のアップを映画館の大スクリーンで観るのは中々キツいですねぇ。橋本環奈ちゃんの綺麗さが引き立つとは言えますがw
観た後に調べたら、銭湯は本物じゃなく映画のために作ったセットだとのこと。なかなかリアルなので、どこかを借りたのかと思いました。
ほのぼのしたい暇な人にはおすすめ(・∀・)
異界へ、ようこそ
映画の中の『銭湯』という『異界』の物語。
だから、全く違和感なく、世界にどっぷり浸かり、入り込め楽しめる。
だけど、この映画を観た銭湯関係者の人達は、とても喜ぶと思うし、エールにもなっていると思う。
豪華キャストの俳優さん達が登場するたびに楽しい気持ちになった。
窪田さんの言葉『ひとりのときこそ……』と、角野さんの言葉『幸せを追い求めるのではなく……』が、すごく腑に落ちたのでもう一回観に行こうと思ってる。
子供からお年寄りまで楽しめる映画。
身体も心もほっこりする、すごく良い作品。
銭湯がある国に生まれてよかったし、天童よしみさんとクリス・ハートさんの歌う「あの歌」のある国に生まれて良かったとつくづく思った。
フジTVの
常連キャストの中、小日向さんだけは良かった。
生田斗真くんには新味を感じたけれど、お兄さん。未遂だったものの、店のハンコや権利書を持ち出すのは「エンドロールのつづき」のサマイ君以上の犯罪だと思う。
日本の風呂文化を斬新に描く
本作は、日本の風呂文化の底辺と頂点を担う人達を描いている。底辺である銭湯に通う個性豊かな人達。一方、風呂文化を茶道等と同様の求道文化と考え、風呂文化の頂点である湯道を極める人達。従来、邦画では、風呂文化は大衆文化であり銭湯を中心にして扱ってきた。しかし、本作は、風呂文化を、従来を底辺、湯道を頂点として捉えた斬新なコメディである。観終わって風呂上りの様な心穏やかな気分になれる作品である。
本作の舞台は田舎の銭湯・まるきん温泉。父親が他界し、この銭湯を継いだ二人兄弟の弟・悟朗(濱田岳)に、東京から戻って来た建築家の兄・史郎(生田斗真)は、銭湯をマンションに建て替えることを提案するが、弟に反対される。一方、郵便局員の横山(小日向文世)は湯道会館に通い湯道を究めようとしていた。そんな矢先、まるきん温泉で火災が発生し悟朗が負傷したため、史郎が代役を務めることになる・・・。
昭和レトロ感漂う、まるきん温泉には、様々な人達が通ってくる。ちょっとした台詞のやり取りから彼らが紡ぎ出す、それぞれのサイドストーリーに味があり、彼らの人生が垣間見える。銭湯は人生の縮図であり交差点であることが実感できる。錚々たるベテラン俳優達の役柄に成りきった熟練の演技の賜物である。
湯道会館でのシーンも、師範役の窪田正孝、家元役の角野卓造が役柄に成りきっている。シリアスな雰囲気になりそうだが、そこは百戦錬磨の演者達の配役と、喜劇の原点である演者達の有り触れた事への大真面目な演技がコミカル風味を醸し出している。銭湯シーンとの乖離はない。
至高の風呂も登場するが、絢爛豪華で贅を尽くしたものとは真逆の素朴な原点である。風呂文化を極めれば極める程、無駄は無くなりシンプルになっていく。シンプルイズベストという頂点に近付いていくのだろう。
本作は、湯道という斬新な着眼点を加えたことで、風呂文化が日本人にとって掛け替えのないものであることが得心できる身も心も温まる作品である。
最高に心温まるお風呂映画!
あまり期待しないで観たのですが最高でした。温泉、サウナ大好きな自分からすると銭湯メインのお話は吉田鋼太郎演ずる評論家ではないが不安だらけで、宮沢りえ主演の傑作「湯を沸かすほどの熱い愛」とは違うだろうなあと思いながらも拝見しましたが、本作品も良いです。最初から素晴らしい!天童よしみとクリスハートの上を向いて歩こうの歌や小日向文世の檜風呂のシーンは思わず号泣です。全編お風呂の素晴らしさと涙と笑いの良い作品でした。ただ柄本明は良い役なだけにオープンハウスのCMみたいな変なコスチュームとか不要でした。
たかが銭湯、されど銭湯
お風呂好きの私には心温まるストーリーでした。お風呂に浸かった瞬間の、うーーんの一声は、
日本人に生まれてよかったって思える瞬間ですよね。
小山薫堂さんの脚本はさすがの一言です。
笑いあり涙ありでとてもよかったです。
天童よしみにやられた
笑って泣いて心がポカポカ温まる良い作品です。 大爆笑とまではいかないですが、クスッと笑えるシーンはたくさんありました。
お風呂のシーンでは大人数いて動きもあるのに、おしりは丸見えでも前は一切見えないようにカメラアングルなど工夫されていて面白かったです。
最初は分からなかった銭湯のアレコレも後から分かるようになっていて、ちゃんと伏線も回収されるところはスッキリできて良かったです。
いろいろな人たちのエピソードも盛りだくさん。
なかでも天童さんにはやられたという感じ
よかった。
作り物感
お湯は気持ちいいという単純明快さが伝わる点は、たしかにストレート。
短編ハートフル系の群像人情話の連作で、一本の映画にしてはいたが、取り留がはない。
形にはなっていたけども、情感に訴えかけるだけ。
燃料費や水道代、父親の死後の相続税、固定資産税など、銭湯の経営とかについての言及が表面的なものしかないので、存続に関してはリアリティのない寝言だなぁと。
舞台の銭湯は井戸水、廃材の薪がいくらでもただで手に入るって設定はご都合すぎだし。
外観は「マスカレード」シリーズでお馴染みの手法、CGとセット。
中も既存の銭湯の流用に、セットにCG加工ってとこで、「作り物感」バリバリ。
豪華ゲストに、フジテレビのバラエティ感が盛られていたように感じました。
窪田さんの佇まいがいいね。
窪田さんの佇まいが良いんです。
若くして、道を極めつつある者って雰囲気が漂ってるの。
だから、湯道に妙な説得力が出てくるんです。
でね、そうなると窪田さん以外の台詞もなんか名言に聞こえてくるんですよね。
なので、見終わった時には、良い映画を観た気分になれました。
お風呂に入った時の様な、温かい気分で映画館をあとにできる映画かな。
幸せとは。
正直に余り期待せずに観たのですが…
とても良かったです。
日々の些細な幸せに、気が付けるかどうか
再度考えるキッカケになりました。
人生色々不満はあるけれども、こうして気まぐれに映画を観に来れる。
そんな今は、きっと幸せなんだなと
今の当たり前は、もしかしたら…
とても贅沢なのかも知れないなと。
テルマー湯帰りに「湯道」を見る。
お風呂は幸せ。サウナは幸福を得るためのスパイス。岩盤浴があればなお良し。そんな日本に生まれて良かった。入場前に大粒バブ、帰りにはion waterを頂いた。またお風呂に入りたくなった。
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