湯道のレビュー・感想・評価
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掘った芋いじるな
小山薫堂と濱田岳の「W座からの招待状」コンビ?とは言え、小山さんは出演していない。想像していたより濱田岳の存在感が薄かったかなぁ~などと感じながらも、映画内での風呂のセットに違和感が湧き出てしまい、湯に浸かったようなゆったりした気分にはなれなかったというのが素直な感想。
刑務所内の風呂はもしかしたらリアルなのか?・・・自衛隊に体験入隊したときの入浴を思い出してしまいました。まるで芋洗い状態!浴場の真ん中に浴槽がある雰囲気もそっくりでした。そのせいか、まるきん温泉の浴槽が真ん中にあるのが最初の違和感。ボイラー室から遠くなるし、熱効率が悪くなりそう。まぁ、井戸水、薪ボイラーだから関係ないのか?よくわかりません。
そんな真ん中にこだわりがあったのだろうか、まるきん温泉や湯道会館、そして人物の構図などがほとんど中心に置かれていた。映像的にシンメトリーが多くなったりすると、逆に落ち着きがなくなってしまいました。もっと凄い違和感といえば、天童よしみの息子であるクリス・ハートが風呂に入る前にコーヒー牛乳を飲んでいたシーンだろうか。やっぱり入浴後に飲まなきゃ。
極度の減少傾向になる昭和を感じさせる銭湯。最近よく映画になっていますが、やっぱりTVドラマの『時間ですよ』が元祖なのでしょう。あと、TVドラマでは『大江戸捜査網』は女風呂ばかり映してました。必殺シリーズも若干あり。そーいや、「あ、間違えちゃった」と女湯に入ろうとする江戸屋猫八がうらやましかったなぁ・・・
群像劇のそれぞれがお笑いに溢れていたし、響き桶のエピソードはとてもよかった。それに天童よしみとクリス・ハートの「上を向いて歩こう」のデュエット・・・泣けた。この親子がメインでしょ!メインであるはずの紅茶屋のエピソードは既視感ありだった。
まるきん温泉の向かいにあるラーメン屋は伊丹十三監督『タンポポ』へのオマージュらしいけど、それなら小日向さんだったかが連呼していた「ほったいもいじるな」は『時間ですよ』へのオマージュなのか?ボイラー室から見える工員の姿はまさか『男はつらいよ』へのオマージュだったりして・・・
ほっこりと温まります
決して最高ではない。でも・・・
心も身体もホッコリ"ととのう"
そんなに女の裸が見たいのか?バカモン!先生は悲しいぞ
2023年映画館鑑賞9作品目
3月5日(日)イオンシネマ石巻
ACチケット1000円
監督は『GTO』『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』『HERO』シリーズ『本能寺ホテル』『マスカレード』シリーズ『劇場版ラジエーションハウス』の鈴木雅之
脚本は『おくりびと』の小山薫堂
不仲の兄弟を巡って銭湯「まるきん温泉」を続けるか続けないか右往左往する話
風呂好きが高じて二之湯薫明を師事し湯道にハマり自宅の風呂を檜に改装する夢を持つ男の話
男性諸君には残念なお知らせ
銭湯モノだが女の裸は全く出ない
男の裸だけ
だがそれがいい
正統派コメディー映画に女の裸はいらない
日活ロマンポルノとか『oh!透明人間』じゃないんだから
生殖器さえ出なければ男の裸はお茶漬けのようにさっぱりしていて良い
女の裸はカロリーが高くお腹がペコペコの晩御飯はいいが朝からはちょっとくどい感じの中華料理の炒め物のようなもの
映画『ビリーバーズ』に出演した北村優衣がヌードを披露するのだがそのとき自分は「いいね」「ありがとう」「あなたは素晴らしい」と歓迎ムードだった
しかし終盤にも素っ裸で登場した時は「もういいよ」とげんなり食傷気味
歳をとったんだなと実感した
だいたいにして女の裸なんて湯の道に反するわけ
女の裸なんか無くたって温泉とか銭湯とか十分楽しめる
湯上がりのビールなんて最高だね
それに気を抜いているときの女なんて男は見るもんじゃないよ
石田純一が子供の頃に忍者部隊月光の如く女湯を覗いたら「自分が知っている女とずいぶん違う」と複雑な気持ちになったという
風呂は覗かないが妹が2人いる自分はわかるような気がする
鼻もほじるしおしりが痒ければ掻くのである
生田斗真はすっかり全裸俳優が板についている
妻の分まで脱ぐんだという意気込みを感じる
久々に自分の部屋を開けたら見知らぬ女が着替えている
つくり話にはよくあることだ
実際なかなかそんなことはない
黒人はお笑い芸人かと思ったが歌が上手いのでクリス・ハートだとわかった
映画初出演がヌードって無名の新人女優みたいだね
窪田正孝が無駄にいい体してる
なかなかの腹筋だ
ウエンツの演じたDJがじつはスキンヘッドという設定は某サンタ映画の橋本環奈と同様に必要とは思えず全くの意味不明
あれは本当にスキンヘッドにしたんだろうか
「湯ないてっど」「湯どぅー」
駄洒落もグローバル化している
自分もこの冬はそれを意識してか「さみーさみーサミーデイビスJr」とこっそり独り言を繰り返し少しでも寒さを紛らわした
湯道のやりとりは伊丹十三監督の『タンポポ』を彷彿させた
聴衆が綺麗に移動するのもお見事
これは大人から子供まで楽しめるほのぼのとした娯楽映画だと思う
どんなことにも道はあるものだ
映画鑑賞にも道があるとすれば上映中トイレに行かないようあらかじめ上映前に行っておきたい
過度に物音を立て続けたり過度に喋り続けたりすることは人としても道から大きく外れているので注意される前にやめましょう
配役
実家の銭湯「まるきん温泉」を廃業しマンションを立てようと目論む東京に住んでいた建築士の三浦史朗に生田斗真
史朗の弟で長男である兄に代わり「まるきん温泉」を運営している三浦悟朗に濱田岳
「まるきん温泉」の従業員で凪子の孫の秋山いづみに橋本環奈
定年間近の郵便局員で退職金を注ぎ込み自宅の風呂を檜風呂に改装する夢がある風呂好きな横山正に小日向文世
「まるきん温泉」の常連客で1人で風呂に入って歌を歌うのが趣味の小林良子に天童よしみ
良子の息子で刑務所に服役していた小林竜太にクリス・ハート
「まるきん温泉」の常連客で料理屋「寿々屋」の店主の高橋大作に寺島進
「まるきん温泉」の常連客で大作の妻の高橋瑛子に戸田恵子
紗良の婚約者のアドリアンに厚切りジェイソン
紗良の父の山岡照幸に浅野和之
紗良の母の山岡由希子に堀内敬子
アンドリアンと婚約した山岡紗良に森カンナ
「まるきん温泉」の常連客の堀井豊に笹野高史
「まるきん温泉」の常連客で豊の妻の堀井貴子に吉行和子
アフロヘアーのカツラを被っているスキンヘッドのラジオDJのDJ FLOWにウエンツ瑛士
太田の編集担当者の植野悠希に朝日奈央
史朗が営む建築事務所で働いている細井幸恵に秋山ゆずき
温泉ホテルの支配人におかやまはじめ
眼鏡の入れ墨男に酒井敏也
不動産屋の荒井正章に梶原善
荒井の部下の鎌田一彦に大水洋介
正の妻の横山雅代に藤田朋子
正の次女の横山舞香に生見愛瑠
源泉かけ流し主義の風呂評論家の太田与一に吉田鋼太郎
薫明の内弟子の梶斎秋に窪田正孝
いずみの祖母で片田舎の茶屋を営んでいたが現在は廃業している秋山凪子に夏木マリ
440年以上の歴史を持つ「湯道」の家元の二之湯薫明に角野卓造
「まるきん温泉」の常連客で薫明の弟の風呂仙人に柄本明
ひたすら平和でほのぼの
お風呂エンタメで観客の心までほっこり
面白そうだし見ておこう!くらいの軽い感じで、そこまで何も知らず、湯道っていう言葉もこの映画のために作られたんやろ?知らんけど、くらいに思ってた。
だから、湯道の家元の場面で、家元がお湯に入る儀式熱心に見て、弟子たちがおーーすげーー!って感激するみたいな、ずっと何見せられてるんやこれ面白すぎる、ってずっと笑い堪えるの必死だった。掛け軸の字も下手すぎん??みたいな感じでレビューで共感を求めようかと思って、でもまさかほんとに湯道の家元とかないよね〜一応確認しとこ、くらいで調べたらなんと、“湯道文化振興会”がヒット。しかも、湯道の提唱者の人が映画湯道の脚本書いてるって、、マジか。
全部作り話と思ってごめんなさい。2015年から割とガチでいろいろ活動しておられるみたいだし、掛け軸も本物ぽい、、湯道極める人たち敵にまわすとこだった、危ない、、。
まあ、そんな話は置いといて、
これだけのキャスト揃えられるのすごいよね、それだけでも見応えあり。
まあでも一番が感動したのは天童よしみさんとクリスハートさんの親子。2人がお風呂で歌ってるシーン軽く感動して鳥肌立ってた。クリスハートさん歌うまで認識できてなかったけどやっぱり上手すぎたな。
軽い気持ちで観られて面白かった〜って帰れるいい映画だった!
ラストの持っていきかたは素晴らしい。
観賞後、銭湯に行きたくなるほのぼの系の邦画。 本年度ベスト。
本日お目当ての作品が午後からなので、午前中に本作を軽い気持ちで鑑賞。
もちろん橋本環奈さん目当て。
父の後を継ぎ、まるきん温泉で働く吾朗。
そこで働くアルバイトのいづみ。
実家を飛び出し都会で働くものの、行き詰まって帰って来た長男の史朗。
この3人を中心に、銭湯に来るお客さん達と展開するストーリー。
銭湯に来るお客さん達それぞれの人間ドラマが濃い。
自分的には小日向文世さん演じる郵便局員に泣かされる。
一方、湯道会館の窪田正孝さん演じる梶が湯道の作法を教えるシーンが何だかリアル(笑)
まるきん温泉に薪を提供する見返りにお風呂に入れさせてもらう柄本明さん演じる風呂仙人の知って驚く正体に納得。
身長低めな橋本環奈さん。
周りのキャラクターの影響なのか、いつもより背が低く見えてしまう。
彼女が銭湯を開店させるまでのルーティーンが頭に残る(笑)
ラストの風呂桶を床に叩く合図にホッコリ。
予告編で見た銭湯の看板の意味。
思ってた通りでした( ´∀`)
キャストが豪華(笑)
邦画に求めるもの満載!
いや~、良い映画でした。
何が良いかって、天童よしみとクリスハートが歌う「上を向いて歩こう」。
これ、これが最高。
ワンピースのUTAの歌もすごかったけど、いやいや、天童よしみとクリスハートよ!!!
もうね、この素晴らしい歌が聴けただけで映画館に行った価値アリです。
大した事件も起こらず、どこにでも居るような兄弟の話。
日常の日本の風景、だけどとても美しい。
普通に生きて、でもかけがえのない大切なヒトや場所をそれぞれが持っている。
クスリとしてジーンとさせられる、
日本人が日本映画に求めるもの満載の映画でした。
夏木マリがアップで登場した時
「ん?窪田正孝がカツラかぶって女装してる?」と思ったねんけど
皆さんどうですか??二人似てません??
いい心・加減に感謝!
結局こんなもんですね。
詰まらなくはない
時間が空いて、ちょうど潰せる回があったので事前情報ほとんど無しに観ました。
「湯道」とか言って、湯の道うんぬんとアホらしいことを真面目に語るのは、まあまあ面白かったすね。ちょっと伊丹十三ぽいかな?w
でもメインのお話は湯道じゃなく、田舎町で地元民に愛されてる銭湯を父から継いだ二人兄弟の弟(濱田岳)と、東京で成功したけど落ちぶれて田舎に戻って来て銭湯をマンションにして一儲け企む建築家の兄(生田斗真)と、銭湯の住み込みのバイトの女の子(橋本環奈)が絡むって感じです。とは言ってもラブストーリーに全然はならず、なんか良い感じのお友達って感じなんですけどね。
で、銭湯に来るお客さんの1人が湯道にハマってるオジサン(小日向文世)で、主人公3人と他の色々なお客さんの人情話が繰り広げられるという昭和な展開。劇的なことはあんまり起きず、令和に撮った昭和なお話しで、良く言えば安心して観られるって感じでしょうか。意味不明な湯道とか、ご都合主義なお話しの展開は受け入れられない人が居そうですが、そこは昭和の心を持ちましょうw
ただ、コンプラ的には令和なので、裸は男の人だけです。でも生田斗真と窪田正孝の裸が観たい人は必見でしょうw
女性陣はお湯に浸かってる絵がほとんどですが、天童よしみは胸の谷間が一瞬映りました。橋本環奈は風呂屋のバイトなんだから、毎日入浴シーンがあるべきなのに全然入らないので、ファンの人は怒りましょうw
しかし、デジタルの映像だとジジババの顔のアップを映画館の大スクリーンで観るのは中々キツいですねぇ。橋本環奈ちゃんの綺麗さが引き立つとは言えますがw
観た後に調べたら、銭湯は本物じゃなく映画のために作ったセットだとのこと。なかなかリアルなので、どこかを借りたのかと思いました。
ほのぼのしたい暇な人にはおすすめ(・∀・)
異界へ、ようこそ
映画の中の『銭湯』という『異界』の物語。
だから、全く違和感なく、世界にどっぷり浸かり、入り込め楽しめる。
だけど、この映画を観た銭湯関係者の人達は、とても喜ぶと思うし、エールにもなっていると思う。
豪華キャストの俳優さん達が登場するたびに楽しい気持ちになった。
窪田さんの言葉『ひとりのときこそ……』と、角野さんの言葉『幸せを追い求めるのではなく……』が、すごく腑に落ちたのでもう一回観に行こうと思ってる。
子供からお年寄りまで楽しめる映画。
身体も心もほっこりする、すごく良い作品。
銭湯がある国に生まれてよかったし、天童よしみさんとクリス・ハートさんの歌う「あの歌」のある国に生まれて良かったとつくづく思った。
全195件中、81~100件目を表示