湯道のレビュー・感想・評価
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確かに風呂に浸かりたくなる
銭湯なんて相当行ってないが、何故かあのコーヒー牛乳が飲みたくなる。フルーツ牛乳なんて銭湯以外にあるのだろうか?
完全にほのぼの系で、ありふれた幸せだが、絶対に手放したくない日常が描かれています。
湯に浸かればみんな仲良し。本当にそう思います。
クリス・ハートさんと天童よしみさんのデュエットは至福。
よかった
心も身体もほっこりした気分になりました。
今となっては少なくなった銭湯の物語でしたが、古き良き時代で、人と人の心温まる良い映画でした。
無性に昔の銭湯に行きたくなります。
最近は健康ランド的な銭湯が多くて、町中にあった銭湯はすっかり見なくなりましたよね。
学生時代に彼女の住んでいたところが風呂がなく、よく2人で銭湯に行きました。
出る時間を合わせて、帰りは決まって神田川を歌いながら帰ったことを思い出しました。
今は、もうその銭湯も無くなってしまってるんだろうな・・
先日もTVで銭湯が閉店するドキメントを放送してました。
どんどん日本の古き良き時代がなくなっていく。
今の若い子は、銭湯も知らないんだろうな〜
風呂一面の富士山の絵や、男湯と女湯の間の番台なんかも・て
本当に心温まる良き映画でした。
環奈ちゃんも可愛かったし、キャストも豪華でやっぱりベテランは、上手いな。
涙あり笑いありで楽しめました。
是非親子ででも見てもらいたい映画でした。
観てて血行良くなった♨️
おやじギャグがしっくりきた(笑)
銭湯とタンポポと群像劇
映像作品の小ネタが好きで細かいところに結構目が行ってしまう。だからドラマの「99.9」(映画にもなったけど)とか大好きだった。この前までやっていたドラマ「警視庁アウトサイダー」も同じ。ま、どっちも演出が木村ひさしだったけど。
で、本作。まるきん温泉の入口付近を通る人たちがいちいち怪しい。確認はできなかったけど、カメオ出演している俳優がいたに違いない。そしてまるきん温泉の前にあるラーメン屋。途中から気づいたのだが、これ伊丹十三監督の「タンポポ」じゃないか。調べたら「タンポポ」の銭湯版みたいな映画にしたかったとか書いてある記事があるじゃないか。スッキリした!
さて、お話の方だけどこちらもなかなかよかった。古い銭湯を立て直す話というよりは、お風呂を愛する人たちの群像劇として楽しめた。生田斗真と濱田岳の兄弟、そして住み込みの従業員役の橋本環奈、この3人の空気感がいい。特に生田斗真は少しダメなやつを演じさせたら日本トップクラス。
とても心が温まるエピソードばかりで、気持ちよく劇場を後にすることができた。帰りに銭湯に行きたくなるかと思ったが、どちらかというとビールが飲みたくなった。
舐めていたがなかなかいい映画だ。
テレビドラマか募金映画レベル
お風呂は人を幸せにする
豪華俳優陣が織りなす、ある日常風景に涙
ハートフル銭湯物語
「銭湯」と「湯の道」を守る2つの物語
現代の話だが昭和の匂い漂う懐かしい感じのエンターテイメント作品。予告や番宣を見て、銭湯を存続させていく話だと思っていたが、それだけでなく、茶道や華道のように風呂に入る時に作法を守って入る「湯道」という道を守っていく人々の話の、2つのストーリーが交互に織り混ざって進行していく。
正直私は、これだけスーパー銭湯やサウナが乱立する中では、従来のいわゆる銭湯は存在価値を見出せないと思っているので、映画の中で登場人物たちが銭湯存続への思いを一人一人語るシーンなど見て、違和感を持ってしまった。あと「銭湯vs温泉」の構図も違和感を持ってしまった。そこは対立させるところではないでしょう。
あまり深く考えず、大物俳優たちが次々と出てくるエンターテインメント作品として見てしまえば楽しめますし、風呂好きは映画見た後に風呂に入りたくなることは間違い無いでしょう。有名俳優たちが次々と脱ぐのも銭湯映画ならでは。生田斗真さん、30代後半なのに全身美白なのが羨ましい。
「サ道」全盛の中、温泉でもなく”銭湯”をテーマに映画製作をしたことに拍手!!
銭湯はつらいよ
まるで、「家族はつらいよ」のような、山田洋次っぽい温かさが、本作にはありました。在り来りで安っぽい予告には嫌気がさし、その上ポスターがあまりにもダサくて期待なんて全くしていなかったのですが、中身はとても優しくて面白い、よく出来た人間ドラマでした。もう、予告には騙されないぞ!
山田洋次のような人情もの、三谷幸喜のような群青劇。寺島進、浅野和之、笹野高史、吉行和子、梶原善、夏木マリという、二監督の常連も出演し、加えて小日向文世や戸田恵子、吉田鋼太郎に角野卓造、柄本明という日本映画界の重鎮勢揃い。これぞ、日本映画!なんだか懐かしいテイストで、じんわり来ました。日本映画の集大成と言っても過言ではありません。こんなにも、邦画界を支えてきた名優が揃う映画は他にないし、これ以上のものは出来ないでしょう。この国に生まれてよかった、とそこまで思える映画でした。
こんなにも沢山の登場人物を上手いこと、余すことなく描けているのには、終幕後、思わず大きな拍手を送りたくなるほど。《湯》の掘り下げも素晴らしいし、これがJapanese cultureだ!と世界に誇りたい物語であった。予告通り、「ほら、涙がぽろ〜り」。お風呂の映画って、そんなに濃ゆく出来ないでしょう、と思っていたのですが、ここまでやってくれるとは。個人的には、笹野高史と吉行和子のエピソードがたまらなく好きです。
メインとなる3人の設定は少し無理があり、もっと過去エピソードが欲しかったなと思ったり。序盤はあまり引き込まれず、遠目(?)で見ていたのだけど、ぐんぐん引き込まれて。少しツッコミどころはありながらも、意外にも結構笑えました。戸田恵子と寺島進があんな会話したら、そりゃ声出るて笑 設定に無理があると言いながらも、生田斗真×橋本環奈×濱田岳という組み合わせは見事で、最後まで安心してみることが出来ました。
なんたって、私がこの映画で1番好きなのは、オチとエンドロール。2つのオチがたまらなく愛おしい。「バビロン」に次ぐ、今年ベストエンド。エンドロールには心が温まり、じんわりと涙が溢れ、最高に気持ち良く劇場を出ることが出来ました。これが、整ったってことですね。よくもここまで、《湯》で楽しませてくれるよなぁ...。
大好きです、この映画。
パッケージも予告も荒いですけど、中身はこれ以上考えられないほど上質で面白いです。入場者特典までも最高。「おくりびと」は見たことないのですが、この小山薫堂という男、凄いです笑 とてもいい〈日本映画〉を見させてもらいました。湯は、私の太陽!騙されたと思って、劇場へ!
お風呂に入る人はみな「幸せ」。
お風呂に入った後のように、身も心も温かくなる映画だ。「湯道」とタイトルがついているが、入浴好きなユニークな人々が入り乱れ、いろいろ楽しめる展開になっている。こんなにお風呂が好きなのは、世界中で日本人だけなのだろうかと、お風呂の文化を少し誇らしく思う。どんなに疲れていても、お風呂に入ればすべて忘れてリセットできるのだろうか。令和の時代に銭湯は必要な存在なのかというのが一つのテーマになっている。スーパー銭湯や旅館の温泉のようなレジャー的な要素は一切ない。あるのは全くの日常である。しかし、昭和30年代かと思われるようなレトロな空間で繰り広げられる、幸せそうな人間模様を見ると銭湯もいいもんだと思う。これは銭湯の良さに兄弟が改めて気づいて前を向く物語でもある。
「湯道」というのは、最初は冗談か風刺かと思った。たかがお風呂に入るだけで道などあったものではない。きっと形式にこだわり過ぎる人や、なんでも大げさにして自己満足する人への皮肉かとも思った。しかしそうでもないらしい。お風呂の気持ちよさに魅せられて、大真面目にお風呂の道を追及するのもありかもしれないと思ってしまった。
お風呂に入っている人は、みんな幸せそうだ。自分にとってお風呂とはなんだろうか、もっと楽しめるんじゃないかと思わせてくれる作品でした。
お風呂って素敵
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