湯道のレビュー・感想・評価
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俺好みの映画
俺好みの女じゃねーよ。俺好みの映画だよ!
学びとったことを書き記したい。メモメモ。
お風呂、このなんでもないような日常の「ひととき」をテーマにすることの意義深さだよな!
これは文章かくもんとしてかなり気づき。
お風呂に大抵の人は入る、そんで紛れもなく気持ちよく温かいし幸せだ。
つまりは、誰にでも何かしらの思いで、心象風景、心を動かすエピソードがあるだろう。想い出には、家族が出てきやすいのではないか?そして家族、人間はいつか死ぬのだ、だからこそ死をしっかり描いていた。
そして湯は、自然とつながるのだ‥。人間の文明が如何に発展し社会の有りようや、ひとの価値観はかわっていっても、太陽や空はあり、風は頬を叩き、そして雨は私達を濡らすのである。お風呂は自然の山と水と火とを遣ってわかすのだ。太古から変わらない。
人間が変わっても、自然は変わらない意味を人類は考えなくてはならないだろう。本来あったもののを壊してきた人類。明日も必ず太陽は登ると自然を軽視してはいけない。
そして自然と同じく人間も変わらずにあることは、何か?人間は、生まれて必ず死ぬ。だからこそ人は懸命に生きて怒り泣き笑い優しさを人と交換し合うのだ。
私は普遍的テーマが大好きである。こんなものをクリエイトしたい。
お風呂、人間、人生、家族、自然、全てがなんとなく、つながるの映画なのである。たまにくだらない部分はお愛嬌。たまに笑える部分も楽しい映画。
濱田岳ファンとしては、たまらん役どころ。兄弟喧嘩は激しければ激しいほどに人間的である。
具体的に言うとだな、僕の親父は僕が具合が悪かった時期、いつも風呂に行き気分転換するように言った。親父と一緒に風呂に何回も入った。それを思い出したら涙が止まらなかったのだ。
泣き所は、いくつもある。泣かしてもらいたいな。安心して誰とでも見れる映画である、人生がすさんできたひとには、必見である。ありがとうありがとうありがとう。
湯をたてる
本作はかなり時間が経ってから観ました。
一応レビューも評価も見ずに行きました。
話は分かりやすいし、日本人なら観るべき映画だなと思います。
風呂ってのは日本人の文化であるし、継承していく文化でなきゃいけない。
華道、茶道、剣道、柔道etc
日本には道とつく文化がたくさんある。
むしろ日本の文化は極める道であると思います。
ただ私の評価は映画そのものというよりは、俳優柄本明さんの凄さに評価をしたと思っています。
柄本明さんこそ日本を代表するバイプレイヤーであり、やれと言われれば主役ですら完璧にこなせる俳優さんだと思います。
カンゾー先生では最優秀主演を、悪人では最優秀助演に輝いている方です。
今回の柄本明さんの役は、今の日本に出来る俳優さんはいらっしゃらないでしょう。
だからこそ、柄本明さんの俳優道を観に映画館へ足を運ぶべきです。
確かに風呂に浸かりたくなる
よかった
心も身体もほっこりした気分になりました。
今となっては少なくなった銭湯の物語でしたが、古き良き時代で、人と人の心温まる良い映画でした。
無性に昔の銭湯に行きたくなります。
最近は健康ランド的な銭湯が多くて、町中にあった銭湯はすっかり見なくなりましたよね。
学生時代に彼女の住んでいたところが風呂がなく、よく2人で銭湯に行きました。
出る時間を合わせて、帰りは決まって神田川を歌いながら帰ったことを思い出しました。
今は、もうその銭湯も無くなってしまってるんだろうな・・
先日もTVで銭湯が閉店するドキメントを放送してました。
どんどん日本の古き良き時代がなくなっていく。
今の若い子は、銭湯も知らないんだろうな〜
風呂一面の富士山の絵や、男湯と女湯の間の番台なんかも・て
本当に心温まる良き映画でした。
環奈ちゃんも可愛かったし、キャストも豪華でやっぱりベテランは、上手いな。
涙あり笑いありで楽しめました。
是非親子ででも見てもらいたい映画でした。
観てて血行良くなった♨️
おやじギャグがしっくりきた(笑)
銭湯とタンポポと群像劇
映像作品の小ネタが好きで細かいところに結構目が行ってしまう。だからドラマの「99.9」(映画にもなったけど)とか大好きだった。この前までやっていたドラマ「警視庁アウトサイダー」も同じ。ま、どっちも演出が木村ひさしだったけど。
で、本作。まるきん温泉の入口付近を通る人たちがいちいち怪しい。確認はできなかったけど、カメオ出演している俳優がいたに違いない。そしてまるきん温泉の前にあるラーメン屋。途中から気づいたのだが、これ伊丹十三監督の「タンポポ」じゃないか。調べたら「タンポポ」の銭湯版みたいな映画にしたかったとか書いてある記事があるじゃないか。スッキリした!
さて、お話の方だけどこちらもなかなかよかった。古い銭湯を立て直す話というよりは、お風呂を愛する人たちの群像劇として楽しめた。生田斗真と濱田岳の兄弟、そして住み込みの従業員役の橋本環奈、この3人の空気感がいい。特に生田斗真は少しダメなやつを演じさせたら日本トップクラス。
とても心が温まるエピソードばかりで、気持ちよく劇場を後にすることができた。帰りに銭湯に行きたくなるかと思ったが、どちらかというとビールが飲みたくなった。
舐めていたがなかなかいい映画だ。
テレビドラマか募金映画レベル
お風呂は人を幸せにする
豪華俳優陣が織りなす、ある日常風景に涙
ハートフル銭湯物語
「銭湯」と「湯の道」を守る2つの物語
現代の話だが昭和の匂い漂う懐かしい感じのエンターテイメント作品。予告や番宣を見て、銭湯を存続させていく話だと思っていたが、それだけでなく、茶道や華道のように風呂に入る時に作法を守って入る「湯道」という道を守っていく人々の話の、2つのストーリーが交互に織り混ざって進行していく。
正直私は、これだけスーパー銭湯やサウナが乱立する中では、従来のいわゆる銭湯は存在価値を見出せないと思っているので、映画の中で登場人物たちが銭湯存続への思いを一人一人語るシーンなど見て、違和感を持ってしまった。あと「銭湯vs温泉」の構図も違和感を持ってしまった。そこは対立させるところではないでしょう。
あまり深く考えず、大物俳優たちが次々と出てくるエンターテインメント作品として見てしまえば楽しめますし、風呂好きは映画見た後に風呂に入りたくなることは間違い無いでしょう。有名俳優たちが次々と脱ぐのも銭湯映画ならでは。生田斗真さん、30代後半なのに全身美白なのが羨ましい。
「サ道」全盛の中、温泉でもなく”銭湯”をテーマに映画製作をしたことに拍手!!
銭湯はつらいよ
まるで、「家族はつらいよ」のような、山田洋次っぽい温かさが、本作にはありました。在り来りで安っぽい予告には嫌気がさし、その上ポスターがあまりにもダサくて期待なんて全くしていなかったのですが、中身はとても優しくて面白い、よく出来た人間ドラマでした。もう、予告には騙されないぞ!
山田洋次のような人情もの、三谷幸喜のような群青劇。寺島進、浅野和之、笹野高史、吉行和子、梶原善、夏木マリという、二監督の常連も出演し、加えて小日向文世や戸田恵子、吉田鋼太郎に角野卓造、柄本明という日本映画界の重鎮勢揃い。これぞ、日本映画!なんだか懐かしいテイストで、じんわり来ました。日本映画の集大成と言っても過言ではありません。こんなにも、邦画界を支えてきた名優が揃う映画は他にないし、これ以上のものは出来ないでしょう。この国に生まれてよかった、とそこまで思える映画でした。
こんなにも沢山の登場人物を上手いこと、余すことなく描けているのには、終幕後、思わず大きな拍手を送りたくなるほど。《湯》の掘り下げも素晴らしいし、これがJapanese cultureだ!と世界に誇りたい物語であった。予告通り、「ほら、涙がぽろ〜り」。お風呂の映画って、そんなに濃ゆく出来ないでしょう、と思っていたのですが、ここまでやってくれるとは。個人的には、笹野高史と吉行和子のエピソードがたまらなく好きです。
メインとなる3人の設定は少し無理があり、もっと過去エピソードが欲しかったなと思ったり。序盤はあまり引き込まれず、遠目(?)で見ていたのだけど、ぐんぐん引き込まれて。少しツッコミどころはありながらも、意外にも結構笑えました。戸田恵子と寺島進があんな会話したら、そりゃ声出るて笑 設定に無理があると言いながらも、生田斗真×橋本環奈×濱田岳という組み合わせは見事で、最後まで安心してみることが出来ました。
なんたって、私がこの映画で1番好きなのは、オチとエンドロール。2つのオチがたまらなく愛おしい。「バビロン」に次ぐ、今年ベストエンド。エンドロールには心が温まり、じんわりと涙が溢れ、最高に気持ち良く劇場を出ることが出来ました。これが、整ったってことですね。よくもここまで、《湯》で楽しませてくれるよなぁ...。
大好きです、この映画。
パッケージも予告も荒いですけど、中身はこれ以上考えられないほど上質で面白いです。入場者特典までも最高。「おくりびと」は見たことないのですが、この小山薫堂という男、凄いです笑 とてもいい〈日本映画〉を見させてもらいました。湯は、私の太陽!騙されたと思って、劇場へ!
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