湯道のレビュー・感想・評価
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成分より大切なもの
前半は正直、テンポ悪いし演出はクドいしで面白くなかった。
コメディ色も思ったより少なめだし。
でも、後半からはじんわりホッコリ。
サルのシーンなどで同列の小学生が笑っていたが、こちらは夫婦の愛と歴史を感じてかなり沁みた。
主役は生田斗真というよりまるきん温泉そのものであるが、しかしあの場所でなくてはならないわけではない。
「湯に貴賤無し」の言葉どおり、家であれ旅館であれそこで交わる“人”とその“絆”が大事なのでしょう。
だがあの“場”があってはじめて繋がる縁もある。
そんな小さな幸せを感じる群像劇。
個人的に一番笑ったのは厚切りジェイソンの洗体シーン。
配役は総じてハマってたけど、ウエンツのチャラいのに風呂愛の深さを感じる絶妙な匙加減が最高。
エンドロールの雰囲気は多幸感に溢れ、序盤の不満が溶け出してゆくのを感じました。
ただ、(俳優が見づらくなるからだろうけど)湯気が少なく、温かさや気持ちよさを感じにくいのは残念。
問題がまったく解決してなかったり、手放しに絶賛はできないが、とりあえず「いいお湯でした」。
湯道を見てそのままお風呂へ寄り道せずに入ろう
常連さんと1軒の銭湯を通して、いくつかの小さな物語が1つの物語に発展していきます。毎日の小さな楽しみがあることで、今日も一日頑張ってよかったと思い、明日も頑張ろうと思うようになります。自分への小さなご褒美は何かは自分で決めることである。湯に浸かることが楽しみな登場人物たちが自分の物語を持っており、常連さんばかりですが、常連さんの理由が分かるような物語を持ってあります。シアター内の明かりが点いた瞬間お風呂に入りたくなりました。銭湯は地味な仕事のように見えますが、その中にも温度や設備、風呂上がりの牛乳などこだわっているポイントがたくさんあります。そこで新しい物語が生まれ、思い出となっていきます。日本の名俳優、有名な方々がたくさん出演している映画ですが、彼らのさりげない日常をただひたすら楽しむ映画でした。まるきん温泉のお客様の人間性のよさと家族愛と人間愛が素晴らしいですね。さすが、同じ銭湯をハマった常連さんだけありますね。私たちが日々当たり前に生活の一部で行っていることや有難み、小さな楽しみの起源は自然にあります。今考えてみれば、水や太陽にありがとうと言ったことなかった気がします。細かい設定や小道具(美術)までへのこだわり、エンドロールのこだわりが鈴木監督の世界観そのものでした。感動と涙と笑いが混合していて、新しい整い感覚を体験できた映画でした。そして、つまらない毎日で何を楽しみ、何を極め我が道にするのかはあなた次第(you do)ですね。
You are my sunshine.(湯は、太陽🌞)
一言「クスッと、ほっこり」
「お風呂に入りたい」
二之湯家の歴史をマジで信じそうになる。からの「駄洒落道」w
いやー、そこ、ちょっと待って。あんたも駄洒落?そこで駄洒落?しかも寒さが半端ないw
ハシカンさんですよ。1000年に一度の美少女と騒がれてた頃の酷さと来たら、あーた。もう目も当てられないほどのイモでしたが。最近、結構良くないですか?何がどーなったら、こうなる?舞台やってたからでしょうか?普通に、最近、良いと思います。風呂場での生田斗真との長回しも、普通にこなしてます。スキップする姿も堂に入ってて「自然な可愛らしさ」を振りまいてます。ざーとらしくありません、それほど。この橋本環奈の成長ぶりが、お父さん世代としては嬉しくてw
登場人物の「お風呂」に関する小噺が続きます。まるきん温泉で交差する、お風呂好きたちの人生と銭湯の存続、と言うのが基本的な建付け。「昭和の遺物」とされる銭湯の運命やいかに、と言う投げかけには答えを出さずに終わります。ってことは「2」も無理なく作れますよ!ってことかと。
しかしまぁ、日本人って、と言うか昭和人って「上を向いて歩こう」が好きですよね。ワタクシ含めて。でもって、破壊力ありますよ、昭和人に対しては。えええ?なんで?なんで、このシーンでホロリンする?なんで泣ける?ってなってしまう、銭湯でのデュエット。やっぱり、昭和世代にとって、上を向いて歩こうは最強ですわw
結構な豪華キャストの使い切り感は、「マスカレード」の比じゃないです。お馴染みのメンバーも、こっちの方が生きてます。キャラ、立ってます。いや、脚本もシンプルなんですよ。余計なエピソードが無くって、無駄話が無くって、善人しかいないし。
画の方も、音楽も、セットも、映像の後処理も、個々の役者さんも、演出も、編集も、文句ありませんです。ちゃんと、お金を使って、細かいところまで気を配ったのが、よく分かります。一時期、小道具大道具が手抜きしまくりで、なんじゃそりゃ?な映画も目につきました。最近は、細かいところまで手が込んでて嬉しくもあり。だって、銭湯のバックヤードが、散乱している小物からなんから本物としか思えない仕上がりなんですもん。行ったことないんで、良くわからんけどw
寒い駄洒落も心地よい、こころあったまる安心作品は、長さを忘れる126分の長編です。檜ぶろの良さも知らない、温泉にゆっくりつかる喜びも知らない、そんな現代人でも楽しめる、ふつーのハートウォーム・エンタメ。手抜きなしで、カチッとソリッドに作り込まれてる感じで満足度は高かったです。
特に兄弟げんかの長回しについては、お疲れさまでした!って言いたい。あそこでハシカンさんのドアップ挿み入れるとか、攻めてますよねw
楽しかった。
かなり。
心地良い作品
奥深い映画でした。
こういうエンドロール好き(歌込みで)
たぶん僕らは日本の伝統を舐めている
『道』の話をやるなら、野球道やサッカー道でやった方が良かったかもね。
オープニングで厳かに『湯道』の説明が入るのね。「そうだ 京都、行こう。」ばりの映像で仕上げたかったんだと思うんだけど、クオリティが低いんだよね。
「バカバカしいことを真面目にやってる」ところで面白さを出そうとしてるんだけど、クオリティが低いからのれないの。「どう? これ、面白いでしょ」って演じてる方が笑ってる感じになっちゃって、観てる方は笑えないな。
ここでノレなかったので、ほぼ、この作品は終わりなの。
窪田正孝がやる湯道のシーンも、今ひとつなんだよね。
茶道や華道のように湯道もあるんだって描きたかったんだと思うけど、厚みが違いすぎた。
茶道や華道は何百年も生き残ったものだからね。バカバカしいようなしきたりにも、それなりの何かがあるんだよ。「『湯道』、面白いでしょ」ってちょっと考えてやったような作法じゃ太刀打ちできないんだよ。「日本の伝統を舐めてんじゃないの?」と思っちゃった。
小山薫堂さんは色んなことをやってる人だから、当然、茶道や華道も僕よりは良く知ってると思うの。でも、この薄さになっちゃう。僕らは、日本の伝統を舐めてんじゃないかなって思って、ちょっと勉強してみようって思ったな。
本編のストーリーは「あれが、こうして、こうなった」っていうエピソードの羅列なのね。
シーンの面白さとか、なんとなく良い話風にしてまとめあげるところとかは「力があるな」と思ったよ。
俳優は豪華だった。「小山薫堂さんが脚本なので」っていう企画だと、これだけ集められるんだな。
でも、こんな企画に俳優集めるなら、もっと他の駆け出しの人達がやってる企画に分散して出してあげた方がみんながハッピーになるね。
人はなぜ、お湯に浸かるのか
クスッと笑えてほっこりできる
お風呂の映画
最近よく映画館に足を運んでいるせいか、聞き慣れた電子音楽とともに「お風呂の映画ができました」と言われ気になっていた映画。
生田斗真さんファンの友人と観に行ってきました。
たかがお風呂、されどお風呂。
昔からある銭湯にあつまる人々に、それぞれの物語がある。
じんわりと心が暖かくなる映画でした。
キャストも豪華で、いろいろ小ネタが仕込まれてるけどうるさくなく、クスリとなる感じ。
生田斗真さんは、どうしようもない男が何かきっかけに少し改心する役が多いですね。
ハマり役だと思います。
ただ個人的には(もったいないのはわかりつつ)浸かったときにお風呂のお湯が溢れるのが好きなので、湯道の作法には共感できませんでした笑
映画を観ながら、銭湯に入り、皿うどんにビールを飲みたくなりました。
劇的な展開を求めない、予定調和が好きな人向け。
つぶれそうな銭湯を舞台にした話。
周りには温泉施設もあるが、地元に愛されている銭湯に出入りする人や、亡き父親のあと次男が引き継いでいるものの、長男がフラッと戻ってきて、かき乱す。が、だんだん銭湯に魅かれて一緒に経営していく。
劇的な結末やどんでん返し、心理的描写をじっくり描くような作品が好きなので、自分の好みかどうかを聞かれたら、そうでもないが、スーパー銭湯に行きたくなる。
最近見る作品に柄本明がよく出ているんだけど、偶然か!?
湯 make me happy
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