湯道のレビュー・感想・評価
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ほっこりと温まります
茶道や華道の如く伝統文化の1つとし、入浴の作法を極めしものを湯道と呼ぶ。
・・・という設定。
てっきりコメディ色がもっと強いと思っていたのだが、思いの外正統派。
その為、序盤はこの湯道というものをどう捉えたら良いものか、真面目に捉えるべきなのか、笑いを期待するべきなのか若干迷いながら観ていましたが、途中からは話に一気に引き込まれましたね。
人それぞれに風呂への想いがあり、思い出もある。
登場人物それぞれのエピソードには思わず感動!!
昭和臭く、何となく哀愁漂う世界観もとても良いです。
正にほっこりと温かくなる素敵な作品でした☺
思っていたより遥かに良かった。
銭湯は残って欲しい日本の文化であるとは思っているが、自分が源泉掛け流し至上主義者なのであまり期待していなかった。思っていたより遥かに良かった。脚本も勿論だがキャスティングが良い。天童よしみとクリスハートが似ていないこともない、というのは誰の発見なのか、素晴らしい。また、いつもながら小日向文世、笹野高史がいい味を出している。この映画を観ると刺青のお客さんを断りにくくなるかも?強いて言えば、無駄なダジャレが多過ぎた気がする。
決して最高ではない。でも・・・
所詮風呂、されど風呂。この映画は決して極上のエンターテイメントではない。でも風呂という普段の生活の中の最高の幸せに改めて気づかされるとてもイイ映画だった。極上でないからこそ心の底から「ああ・・いいなぁ・・・・。」と思える感情が味わえた。もちろん今から銭湯に行ってきます!
心も身体もホッコリ"ととのう"
もともと風呂が好きなので興味を持って鑑賞。物語の主軸があまりハッキリしていなくあやふやなままで進んでいくが、それが風呂に入っている時と同じようでとても心地いい。また、風呂を通じて繰り広げられる人情溢れるドラマにホッコリ。鑑賞後には心も身体もホッコリ"ととのう"、風呂とサウナを映像化したような、風呂好きな人には最高の作品になっていた。そして、この作品を見終わったあと、ひとっ風呂、浴びたくなること間違いなしだろう。
そんなに女の裸が見たいのか?バカモン!先生は悲しいぞ
2023年映画館鑑賞9作品目
3月5日(日)イオンシネマ石巻
ACチケット1000円
監督は『GTO』『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』『HERO』シリーズ『本能寺ホテル』『マスカレード』シリーズ『劇場版ラジエーションハウス』の鈴木雅之
脚本は『おくりびと』の小山薫堂
不仲の兄弟を巡って銭湯「まるきん温泉」を続けるか続けないか右往左往する話
風呂好きが高じて二之湯薫明を師事し湯道にハマり自宅の風呂を檜に改装する夢を持つ男の話
男性諸君には残念なお知らせ
銭湯モノだが女の裸は全く出ない
男の裸だけ
だがそれがいい
正統派コメディー映画に女の裸はいらない
日活ロマンポルノとか『oh!透明人間』じゃないんだから
生殖器さえ出なければ男の裸はお茶漬けのようにさっぱりしていて良い
女の裸はカロリーが高くお腹がペコペコの晩御飯はいいが朝からはちょっとくどい感じの中華料理の炒め物のようなもの
映画『ビリーバーズ』に出演した北村優衣がヌードを披露するのだがそのとき自分は「いいね」「ありがとう」「あなたは素晴らしい」と歓迎ムードだった
しかし終盤にも素っ裸で登場した時は「もういいよ」とげんなり食傷気味
歳をとったんだなと実感した
だいたいにして女の裸なんて湯の道に反するわけ
女の裸なんか無くたって温泉とか銭湯とか十分楽しめる
湯上がりのビールなんて最高だね
それに気を抜いているときの女なんて男は見るもんじゃないよ
石田純一が子供の頃に忍者部隊月光の如く女湯を覗いたら「自分が知っている女とずいぶん違う」と複雑な気持ちになったという
風呂は覗かないが妹が2人いる自分はわかるような気がする
鼻もほじるしおしりが痒ければ掻くのである
生田斗真はすっかり全裸俳優が板についている
妻の分まで脱ぐんだという意気込みを感じる
久々に自分の部屋を開けたら見知らぬ女が着替えている
つくり話にはよくあることだ
実際なかなかそんなことはない
黒人はお笑い芸人かと思ったが歌が上手いのでクリス・ハートだとわかった
映画初出演がヌードって無名の新人女優みたいだね
窪田正孝が無駄にいい体してる
なかなかの腹筋だ
ウエンツの演じたDJがじつはスキンヘッドという設定は某サンタ映画の橋本環奈と同様に必要とは思えず全くの意味不明
あれは本当にスキンヘッドにしたんだろうか
「湯ないてっど」「湯どぅー」
駄洒落もグローバル化している
自分もこの冬はそれを意識してか「さみーさみーサミーデイビスJr」とこっそり独り言を繰り返し少しでも寒さを紛らわした
湯道のやりとりは伊丹十三監督の『タンポポ』を彷彿させた
聴衆が綺麗に移動するのもお見事
これは大人から子供まで楽しめるほのぼのとした娯楽映画だと思う
どんなことにも道はあるものだ
映画鑑賞にも道があるとすれば上映中トイレに行かないようあらかじめ上映前に行っておきたい
過度に物音を立て続けたり過度に喋り続けたりすることは人としても道から大きく外れているので注意される前にやめましょう
配役
実家の銭湯「まるきん温泉」を廃業しマンションを立てようと目論む東京に住んでいた建築士の三浦史朗に生田斗真
史朗の弟で長男である兄に代わり「まるきん温泉」を運営している三浦悟朗に濱田岳
「まるきん温泉」の従業員で凪子の孫の秋山いづみに橋本環奈
定年間近の郵便局員で退職金を注ぎ込み自宅の風呂を檜風呂に改装する夢がある風呂好きな横山正に小日向文世
「まるきん温泉」の常連客で1人で風呂に入って歌を歌うのが趣味の小林良子に天童よしみ
良子の息子で刑務所に服役していた小林竜太にクリス・ハート
「まるきん温泉」の常連客で料理屋「寿々屋」の店主の高橋大作に寺島進
「まるきん温泉」の常連客で大作の妻の高橋瑛子に戸田恵子
紗良の婚約者のアドリアンに厚切りジェイソン
紗良の父の山岡照幸に浅野和之
紗良の母の山岡由希子に堀内敬子
アンドリアンと婚約した山岡紗良に森カンナ
「まるきん温泉」の常連客の堀井豊に笹野高史
「まるきん温泉」の常連客で豊の妻の堀井貴子に吉行和子
アフロヘアーのカツラを被っているスキンヘッドのラジオDJのDJ FLOWにウエンツ瑛士
太田の編集担当者の植野悠希に朝日奈央
史朗が営む建築事務所で働いている細井幸恵に秋山ゆずき
温泉ホテルの支配人におかやまはじめ
眼鏡の入れ墨男に酒井敏也
不動産屋の荒井正章に梶原善
荒井の部下の鎌田一彦に大水洋介
正の妻の横山雅代に藤田朋子
正の次女の横山舞香に生見愛瑠
源泉かけ流し主義の風呂評論家の太田与一に吉田鋼太郎
薫明の内弟子の梶斎秋に窪田正孝
いずみの祖母で片田舎の茶屋を営んでいたが現在は廃業している秋山凪子に夏木マリ
440年以上の歴史を持つ「湯道」の家元の二之湯薫明に角野卓造
「まるきん温泉」の常連客で薫明の弟の風呂仙人に柄本明
ひたすら平和でほのぼの
生田斗真と濱田岳、橋本環奈がメインキャストではあるが、脇を固めるチョイ役の俳優たちがとてもいい味をだしている
代わる代わる出演する様々な俳優たちを見て歓喜してしまう
お湯が流れる音や、水の揺らめきが心地よくて、ちょいちょい寝てしまったが、大きな山場も見せ場もないので、ちょっとくらい寝てしまっても問題のないストーリーだったように思う
昨今ではスーパー銭湯が主流になり、小さな銭湯はあまり見なくなったが、今でも番台から男湯と女湯が見渡せる銭湯は実在するのだろうか?
昭和時代の人たちは、あんなだったなぁとノスタルジックな気持ちになったのでは♪
ひとっ風呂浴びたかのような爽快感
そんなに期待しないで見たのだが、、凄い良かった。
これぞ邦画。他所の国に持って行っても伝わるのかな。
派手なシーンも派手な展開もないがジーンと心に
染みる風呂のような良い映画でした。
日本の良さ、邦画の良さ。風呂の道、道という考え方に日本が見えた。
帰ったら風呂に入ろう。
お風呂エンタメで観客の心までほっこり
面白そうだし見ておこう!くらいの軽い感じで、そこまで何も知らず、湯道っていう言葉もこの映画のために作られたんやろ?知らんけど、くらいに思ってた。
だから、湯道の家元の場面で、家元がお湯に入る儀式熱心に見て、弟子たちがおーーすげーー!って感激するみたいな、ずっと何見せられてるんやこれ面白すぎる、ってずっと笑い堪えるの必死だった。掛け軸の字も下手すぎん??みたいな感じでレビューで共感を求めようかと思って、でもまさかほんとに湯道の家元とかないよね〜一応確認しとこ、くらいで調べたらなんと、“湯道文化振興会”がヒット。しかも、湯道の提唱者の人が映画湯道の脚本書いてるって、、マジか。
全部作り話と思ってごめんなさい。2015年から割とガチでいろいろ活動しておられるみたいだし、掛け軸も本物ぽい、、湯道極める人たち敵にまわすとこだった、危ない、、。
まあ、そんな話は置いといて、
これだけのキャスト揃えられるのすごいよね、それだけでも見応えあり。
まあでも一番が感動したのは天童よしみさんとクリスハートさんの親子。2人がお風呂で歌ってるシーン軽く感動して鳥肌立ってた。クリスハートさん歌うまで認識できてなかったけどやっぱり上手すぎたな。
軽い気持ちで観られて面白かった〜って帰れるいい映画だった!
ラストの持っていきかたは素晴らしい。
銭湯をめぐる色々な話。
とにかく複線が沢山あるのでみのがさないように。
歌も素晴らしい。
お客様たちが素晴らしい俳優、女優さんたちが沢山、豪華すぎる。
※銭湯♨️でた所のラーメン屋さんは、ある映画のオマージュがかくされています。
わかるひとは相当の映画好きです。(邦画のオマージュです。)
五右衛門風呂は一回はいってみたいと思うような気持ちよさを演出している映画でした。
豪華キャスト陣
小山薫堂さんの脚本とキャストの無駄遣い(誉め言葉です笑)がえげつない素敵な作品でした。
いろんなことに通じるけど、結局当たり前の日常が素晴らしいってことですね。
銭湯に行きたくなりました(笑)
観賞後、銭湯に行きたくなるほのぼの系の邦画。 本年度ベスト。
本日お目当ての作品が午後からなので、午前中に本作を軽い気持ちで鑑賞。
もちろん橋本環奈さん目当て。
父の後を継ぎ、まるきん温泉で働く吾朗。
そこで働くアルバイトのいづみ。
実家を飛び出し都会で働くものの、行き詰まって帰って来た長男の史朗。
この3人を中心に、銭湯に来るお客さん達と展開するストーリー。
銭湯に来るお客さん達それぞれの人間ドラマが濃い。
自分的には小日向文世さん演じる郵便局員に泣かされる。
一方、湯道会館の窪田正孝さん演じる梶が湯道の作法を教えるシーンが何だかリアル(笑)
まるきん温泉に薪を提供する見返りにお風呂に入れさせてもらう柄本明さん演じる風呂仙人の知って驚く正体に納得。
身長低めな橋本環奈さん。
周りのキャラクターの影響なのか、いつもより背が低く見えてしまう。
彼女が銭湯を開店させるまでのルーティーンが頭に残る(笑)
ラストの風呂桶を床に叩く合図にホッコリ。
予告編で見た銭湯の看板の意味。
思ってた通りでした( ´∀`)
キャストが豪華(笑)
最初のナレーターが山ちゃんだったり天童よしみとクリスハートの親子共演であったりと、とにかくキャストが豪華!
ちゃんと笑いどころも落としておりくだらない要素もありますがそれがバカバカしくて面白い。大人の本気のおふざけというものを見ることが出来ます。
桶の演出にもなかなか痺れました。
ちなみにレイトショーで見たのですが観客は高齢者ばかりで若者はワシ1人でした。
もっと多くの世代の方(特に風呂好き)に見てほしい作品ですね。
邦画に求めるもの満載!
いや~、良い映画でした。
何が良いかって、天童よしみとクリスハートが歌う「上を向いて歩こう」。
これ、これが最高。
ワンピースのUTAの歌もすごかったけど、いやいや、天童よしみとクリスハートよ!!!
もうね、この素晴らしい歌が聴けただけで映画館に行った価値アリです。
大した事件も起こらず、どこにでも居るような兄弟の話。
日常の日本の風景、だけどとても美しい。
普通に生きて、でもかけがえのない大切なヒトや場所をそれぞれが持っている。
クスリとしてジーンとさせられる、
日本人が日本映画に求めるもの満載の映画でした。
夏木マリがアップで登場した時
「ん?窪田正孝がカツラかぶって女装してる?」と思ったねんけど
皆さんどうですか??二人似てません??
いい心・加減に感謝!
前日に見たエブ・エブに身も心もぶち壊され
回復不能に陥りましたが
限りなく情に溢れ優しい癒しに満たされた本作のお陰で立ち直る事が出来ました!
受けや当たりを狙わないガツガツ感が微塵も感じられず豪華キャストの皆さんが実に楽しそうに演じてる様に「まるきん温泉」にいつしか浸かっている気分になりました!
もっと長湯をしたくなる心地良い126分でした
結局こんなもんですね。
どこかで何度も見たことがある日本映画の王道のような作品。へんに緊張もせず水戸黄門をみるような感じ。だけど見てしまうというのは水戸黄門のような王道を自分の中で求めている部分があるのかもと思う。最後はこの前と同じ文言ですが、これは映画館で上映する意味があるのかなといつもながらの締めで申し訳ございません。
お風呂の良さを少し体感する
銭湯を引き継いだ兄弟のお話、けど本筋より周りの「湯道」集団が邪魔してて要らなかったように思えた。
いろいろ○道はあるけど、世間一般に認知されてない「湯道」(本当はないのかな)という言葉を強調させるなら、横山(小日向さん)を主に描くべきだろう。
でなければ「湯道」集団を出さず銭湯の集う人々を描き、その場が大衆が求める癒しの場(極み)であり、そこに至るそれぞれの道程が「湯道」として欲しかったです。
あと予告編から感じるコメディ要素が本編では感じなかった。
けど銭湯(お風呂)の良さは観るものに「お風呂」へ誘っていたと思います。そして鑑賞後、お風呂に入る時の癒しはいつもより増していた様にも思えた。
詰まらなくはない
時間が空いて、ちょうど潰せる回があったので事前情報ほとんど無しに観ました。
「湯道」とか言って、湯の道うんぬんとアホらしいことを真面目に語るのは、まあまあ面白かったすね。ちょっと伊丹十三ぽいかな?w
でもメインのお話は湯道じゃなく、田舎町で地元民に愛されてる銭湯を父から継いだ二人兄弟の弟(濱田岳)と、東京で成功したけど落ちぶれて田舎に戻って来て銭湯をマンションにして一儲け企む建築家の兄(生田斗真)と、銭湯の住み込みのバイトの女の子(橋本環奈)が絡むって感じです。とは言ってもラブストーリーに全然はならず、なんか良い感じのお友達って感じなんですけどね。
で、銭湯に来るお客さんの1人が湯道にハマってるオジサン(小日向文世)で、主人公3人と他の色々なお客さんの人情話が繰り広げられるという昭和な展開。劇的なことはあんまり起きず、令和に撮った昭和なお話しで、良く言えば安心して観られるって感じでしょうか。意味不明な湯道とか、ご都合主義なお話しの展開は受け入れられない人が居そうですが、そこは昭和の心を持ちましょうw
ただ、コンプラ的には令和なので、裸は男の人だけです。でも生田斗真と窪田正孝の裸が観たい人は必見でしょうw
女性陣はお湯に浸かってる絵がほとんどですが、天童よしみは胸の谷間が一瞬映りました。橋本環奈は風呂屋のバイトなんだから、毎日入浴シーンがあるべきなのに全然入らないので、ファンの人は怒りましょうw
しかし、デジタルの映像だとジジババの顔のアップを映画館の大スクリーンで観るのは中々キツいですねぇ。橋本環奈ちゃんの綺麗さが引き立つとは言えますがw
観た後に調べたら、銭湯は本物じゃなく映画のために作ったセットだとのこと。なかなかリアルなので、どこかを借りたのかと思いました。
ほのぼのしたい暇な人にはおすすめ(・∀・)
異界へ、ようこそ
映画の中の『銭湯』という『異界』の物語。
だから、全く違和感なく、世界にどっぷり浸かり、入り込め楽しめる。
だけど、この映画を観た銭湯関係者の人達は、とても喜ぶと思うし、エールにもなっていると思う。
豪華キャストの俳優さん達が登場するたびに楽しい気持ちになった。
窪田さんの言葉『ひとりのときこそ……』と、角野さんの言葉『幸せを追い求めるのではなく……』が、すごく腑に落ちたのでもう一回観に行こうと思ってる。
子供からお年寄りまで楽しめる映画。
身体も心もほっこりする、すごく良い作品。
銭湯がある国に生まれてよかったし、天童よしみさんとクリス・ハートさんの歌う「あの歌」のある国に生まれて良かったとつくづく思った。
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