「好き過ぎて 湯船にタオル 所作に泣く、 焚く姿 消える湯けむり ひと雫!」湯道 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
好き過ぎて 湯船にタオル 所作に泣く、 焚く姿 消える湯けむり ひと雫!
チャラランチャラランランランラン~
チャラランランランランラ~ン
お風呂の映画が出来ました!!
この見事なお風呂湯沸かし機の炊き上がりメロディ~を使った
センスの良いトレ-ラ宣伝は効果あったと思う。
正直ワロタね。
TV向けでは CM流れたご家庭で間違いが有っては成らないので
タイミングをズラしてコメントを流した配慮が伺えた。
今日は「湯道」を観に行ったよ。
サクッと感想を言うと
前半は ぬるま湯、後半が温かい湯 って感じかな。
湯道ですが、お風呂ぐらい自由に入らせてくれと思うね。
個性もあるだろうし、作法とか有段とか?何やネンの思い。
風呂入った気がしないし、お風呂沸く前に興味沸かないナ。
際どいカットが多く、エヴァみたいな物陰で隠すのが多いね。
撮るのちょっと役者もカメラさんも大変だったと思うわ。
男女とも同等に撮れれば良いけど、
男性カットばっかりだったのが残念かも~。
オレなら、風呂場シ-ンなんだし、男女共に一切モザイクなしで
股間写して上映させるけどな。芸術ってそんなモンジャろ。
(見せてもいいよという根性ある役者を
厳選して出せば良いだけだよ)
手緩いバラエティモ-ドでやってるから、
突っ込み多いんだと思うね。
基本的にこの作品に対しての姿勢が駄目なんじゃない?
せっかく思考した湯道の作法。
タオルを湯船に浸けてるの アッァって一瞬思ったけど
別に気にしてないよ!!
どうせ 自由に入った方が良いじゃんて思ってる方だから。
ただ、衛生的にとか湯が汚れるヤンケとか言ってる人いるけども、
湯浴み着とか、全く新しいタオルで事前にお湯で綺麗に洗って
用意されたタオルとかなら問題ないんじゃ?
湯道テ-マの映画ですよw。
そんな 野暮な一般タオル(体洗った後の)では無く
きっと 湯船浸けて全くokな 湯道専門の特殊タオルを想定しての
作法なんだと思うけどね。違うの?
(黒いタオル用意したのはカメラ写りの為でしょ?)
公衆銭湯や温泉で守って欲しいお願いが有るよって事でしょ。
そんなに厳格に~て事なら 自宅の風呂入ればと思う。
(そうしちゃうと全くもって本末転倒か・・・)
消毒殺菌して管理された循環しまくりのお湯が入った湯船。
それとも金のかかった源泉掛け流し温泉か。
そんな事よりも、
人が裸で一緒に入るんだよって事、お互いの思いがあれば
作法がどうのこうのって 無くてもちゃんと
出来ると思うけどな。意識の問題かな。
総評★は3個程度ですかね。
(感じたこと)
・湯道の深い作法は 興味出なかった。不要と思うわ。
しかし、温泉(銭湯)の入り方の基本的ところは
丁寧に説明有っても良いかなと感じたかな。
・いい湯加減でした~の言葉の意味自体が
あんまり気にしたこと無かった。
今日、ガスや電気ボイラで自動でお風呂セット
出来るからでもある。
しかし、後半に五右衛門風呂を入る彼等を観て
用意する時間と労力の果てにやっと
湯が沸いて風呂に入れる・・・。
お湯を大量に適温で焚くと言う行為。(風呂焚き)
これこそが 風呂に入った人が上がった後に
お風呂を準備してくれた方に対しての
気遣いの言葉なんだと
分かった様に思う。ナルホドねと感じた。
・桶で音ならして、もう上がる?合図のコンコン。
銭湯内での男女の音の会話は微笑ましい。
しかし 一斉に皆がやったら 喧しいぞ。
それに 誰がどの合図か分かんなく成っちゃうね。
広まったら 使えない技w
・今時こんな古い風流な銭湯が有るんだね。
昭和感覚な雰囲気の風呂屋がとっても良かったかな。
今も有ったら流行りそう。
・古いお風呂屋継承する兄弟の奮闘話がメインでしたが、
郵便局勤めの小日向さん家族の話や、
ムショ出所帰り息子との湯船カラオケ母子、
食堂の大将と女将さんの話、
外人さんが義理婿養子の家族とか、
妻に先絶たれる老夫婦話とか、
湯道の道場 作法話など
まあ 色々有ったけど どれも薄い展開なのが残念かな。
・風呂屋の竈が火事になって 休業にした時、
”お前らの都合だけで休むんじゃないよ!”って言われた
言葉は 凄く良かったかなと思う。
・小日向さん一家の風呂場改装で
ラストに良い檜風呂に変わっていて
家族がお父さんに気を遣ってあげた場面は良かった。
お父さんがお風呂に満足して入ってる笑顔が
この作品の一番の絵と思うね。
興味ある方は
劇場へ!!