劇場公開日 2023年4月21日

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「最高のサスペンスに…続きが早く観たい」東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5最高のサスペンスに…続きが早く観たい

2023年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作コミックは、これまで読んだことは無いが、映画化された前作の面白さに魅かれ、俄かファンとなった『東京リベンジャーズ』の第2弾・前篇。本作の公開を待ちわびていた一人。

前作で、無事にドラケン君が殺されるのを阻止して、ヒナタの命を救ったタケミチ。しかし、生き返ったヒナタとのデート途中で、再びヒナタはタケミチの目の前で殺され、しかも、その犯人が、アッ君というから、最初から謎が深まるシーンで幕を開ける。

本作も、再び愛するヒナタの命を救う為に、タケミチが、タイムリープを繰り返して、過去を変えようと東奔西走するストーリー。しかし、そこには、東京卍会の創設当時のメンバーの中で起こった、語られてこなかった忌まわしき出来事があった。それを機に、創設メンバー同士の亀裂と憎悪が交錯し、卍会が反紗組織へと変貌を遂げるきっかけとなっていく。

タケミチは何とか、卍会が変貌することを阻止しようと奮闘する中で、現代に存在するドラケンから聞き出した真相は、あまりに衝撃的な一言。観る者に「エッ?」「何で?」と、次の展開がすごーく気になる所で、エンド・ロールのto be counteinued…。というのも、作り手側の上手い戦略。続きが気になり、早く後編を観たくなる。

本作が、単なる青春群像劇ではなく、タイム・リープを絡めたファンタジーでもありながら、極上のサスペンス・ミステリーとしての面白さも加味した、エンター・テイメント作品としての魅力もある。過去と現代が交錯する中で、練りに練られた構成と脚本は、観る者を引き付ける。

出演者も、若手の生きのいい俳優が勢ぞろい。主演のタケミチには、北村匠海。そして、卍会のマイキーは吉沢亮、ドラケンに山田裕貴、ヒロイン・ヒナタには、唯一の女性出演者である今田美桜が演じ、ヒナタの兄・ナオトには杉野遥亮、三つ谷には眞栄田郷敦、等の不動のメンバーの他にも、永山絢斗、村上虹郎、高杉真宙、間宮祥太朗、磯村優斗、清水尋也等、豪華俳優陣が顔を揃えているのも、本作の魅力だ。

とにかく、早く続きが観たい

bunmei21