ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのレビュー・感想・評価
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あらゆることに無神経な社会
常識だけで分かった気になって、結局は他人事。
真にその問題性を理解した時、なぜ自分はこれまで平気な顔をして生きてこれたのかと自分が恐ろしくなる。
ケン・ローチの『家族を想うとき』を見た時も、フランチャイズの問題について全く同じ気付きを得た。
ニュースなどで「こういう問題が存在し、この問題によって困窮し傷ついている人がいる」ということは知っていたのに、どうして自分は平気な顔をして生きてこれたんだ?常識や正論からくる「ひどいね。大変だね。最低だね。」という言葉だけで、どうして片付けることが出来たんだ?
こんな問題が社会には山積みで、でも大多数の人は他人事で、自分もまだまだ何にも分かってない。
そして、その無神経さによって自分でも気付かないうちに人を傷つけているのかもしれない。
こんなの全然大丈夫じゃない。大丈夫なわけがない。
真の優しい映画
新作映画の公開が多かったので、スルーと思っていましたが、口コミの平均店が高いので見に行きました。
ぬいぐるみにしゃべる人の話しで、どんな展開になるのか不思議でした。
はじめの30分は、タイトル通り、ぬいぐるみとしゃべる人の話です。優しすぎてちょっと眠い。
ここからどうなるの?と思いつつ。
後半は、それぞれの暗部というか、心の闇のような部分が出てきたり、LGBTQsの話とか、てんかいしていって楽しめました。
本当の優しい人ってこういうことなのかと、ちょっと感動。軽くうるっときました。
ただ、優しすぎるので、眠くなるのも事実で、寝不足や満腹時にはおすすめ出来ません。
久しぶりに映画館でおじさんのイビキ聞いた。
でも、とても映画らしい映画で、セリフ以外の間などで伝わる部分も多く。好きな映画でした。
3人の演技は素晴らしかったですね。
稚拙な演出のせいで、駄作映画に・・・
タイトルなし
優しさってなんだろう。
ぬいぐるみとしゃべる人達が集う大学のサークルにやって来た新入生と仲間たちのお話。
ぬいぐるみをつくるサークルという謳い文句だけれども、実体はほぼぬいぐるみを作る訳ではなく、ぬいぐるに話しを聞いてもらう「ぬいサー」に恋愛感情が理解出来ない男の子と、彼と波長の合う女の子、そして彼らの心情は理解しているけれどぬいぐるみとしゃべらない1年生がやって来て巻き起こっていくストーリー。
誰かに話しを聞いてもらいたいけれど、そんなさキツい話しをしたら相手を傷つけてしまうかも…そんな思いからぬいぐるみとしゃべるという彼ら。
言っていることは判るし、否定するつもりも毛頭無いし、何なら彼らにはそれが必要で良いサークルだとは思うけれど、この優しさを必要としない恐らく彼らに言わせると強過ぎるであろう自分には響かず。
そんなに誰かの視線を気にしたり肯定されたかったりするものなのかな…。
居酒屋からの離席の仕方は自分的にはちょっと七森らしくないななんて思ったけれど、ソコからの変化、成長、そして白城の存在は良かった。
まあなんと言いましょうか、自分的には泳いでいるつもりもないけれど、泳げない人の為の浮き輪みたいなものですかね。
彼らは卒業して社会に出て潰れずに生きていけるのか…。
親戚のおっさんみたいな視点で見守ってしまった
優しいは弱い?
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