ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

劇場公開日:

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

解説

「おもろい以外いらんねん」「きみだからさびしい」など繊細な感性で紡がれた作品で知られる大前粟生の小説「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を映画化。

京都にある大学の「ぬいぐるみサークル」。「男らしさ」や「女らしさ」というノリが苦手な大学生の七森は、そこで出会った女子大生の麦戸と心を通わせる。そんな2人と、彼らを取り巻く人びとの姿を通して、新しい時代の優しさの意味を問いただしていく。

「町田くんの世界」以来の映画主演作となる細田佳央太が七森を演じ、七森と心を通わせる麦戸役を「いとみち」の駒井蓮が務めた。そのほか、新谷ゆづみ、細川岳、真魚、上大迫祐希、若杉凩らが共演。原作者の大前にとっては著作の初の映像化作品となり、大前とはもともと交流のあった、「21世紀の女の子」「眠る虫」の新鋭監督・金子由里奈が自身の商業デビュー作としてメガホンをとった。

2023年製作/109分/G/日本
配給:イハフィルムズ
劇場公開日:2023年4月14日

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(C)映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」

映画レビュー

4.0ぬいぐるみという他者

2023年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人形やぬいぐるみなど、ものへの共感とコミュニケーションは子どもの頃ならだれでもやるもの。子どもにとってそういう行為が大事なのは、他者との適切なコミュニケーションのやり方を学ぶためだが、大人だって、適切に人と交わることは難しいこと。ぬいぐるみという他者に語りかけることから始めるのも悪くない。
この映画を観ていて、人間にとって他者とは何かと考えた。本作ではぬいぐるみ視点のカメラアングルが多々出てくるのだが、喋らないぬいぐるみに人格を感じさせるように演出している。言葉は発しないが目線はあり、人の喋る言葉を聞いているかのように感じる。
話を聞いてもらう、という行為で自己が形成されていくとしたら、ぬいぐるみと喋る行為も立派にコミュニケーションであると言えるかもしれない。
「聞く力」というのは、結構大事な能力だと思う。ぬいぐるみって実は聞く力がすごいのかもしれない。耳を傾ける存在がいると知覚されるだけで人の言葉は変わる。この映画にはすごく大切な発見がある気がする。

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杉本穂高

3.5私的にはそこまでハマらず、ぬいぐるみに対しても考え深い所はあまり無...

2024年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

私的にはそこまでハマらず、ぬいぐるみに対しても考え深い所はあまり無かった。
なので『いとみち』(2020)で好印象だった駒井蓮さんの この映画の見どころを語ったインタビューの一部を↓
「この映画は色んな優しさの在り方を教えてくれる映画だと思うので、どの優しさにも正しいとか悪いとかは基本無いんですよ。だからこういう優しさの在り方もあるし、こういう目線もあるんだ、ってそういうことを考えながら、○✕付けずに見ていただけたら良いなと思います。」

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ナイン・わんわん

4.5この「やさしさ」に共感できるか、できないか

2023年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 1件)
ZOE9

4.5弱っているときの自分を、受け入れられること、 まわりの大多数と、無...

2023年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

弱っているときの自分を、受け入れられること、
まわりの大多数と、無理して合わせなくてもよいこと、
いくつかの意味で、自己肯定がいただけて、肩の力が抜けてきました。
ほっとする映画でした。

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woodstock
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