「設定の面白さの裏にある現実」熊は、いない ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
設定の面白さの裏にある現実
特に事前知識を入れずに鑑賞。
最初は和やかな雰囲気とリモート監督という面白い設定で楽しみつつ、若干眠くなるくらい。
しかし、だんだん不穏な空気と緊迫感がただよってくるとともに、出国、国境、しきたりが絡んできて目が離せなくなってくる。
この先どうなるんだろうと気になりながら、それぞれの舞台で非情な現実とともに思わぬ展開へ。
こういう作品だったのか、と鑑賞後。
ポップなポスターの裏にある意図を、レビューを読んで知る。
国外に出たい意図など、わかりかねるところはあるが、映画制作を通じた問題の伝え方というものを知る作品であった。
2023年劇場鑑賞93本目
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