「九州の話ではありません。」熊は、いない ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
九州の話ではありません。
たまたま日本では息子さんの作品も観られるタイミングで、真打ち父の作品を鑑賞。
冒頭のパスポートの件のタネが明かされた時は、相撲の立ち会いでの猫騙し的で、驚きと共に一気に鑑賞スイッチon。これは効果的だった。イラン映画はなかなか凪の時間が長かったりするキラいがあるものの、油断してはいけないと座り直す。
パナヒ監督がリモートでディレクションする映画の撮影の話と、パナヒ監督が自ら国境近くの限界集落を定宿している村での話が、イレコで映画が進む。
映画に散りばめられた、彼の国への批判やパナヒ監督のメッセージなるものが散りばめられていて、とにかく気が抜けなく、会話の一つ一つに意味を帯びてるように思えた。特に、熊の下には、またしてもハッとさせられた。
追伸(邪心)
まさか息子とテーマが被るとは・・・。示し合わせたのかな?
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