エターナル・ドーターのレビュー・感想・評価
全5件を表示
配役は良い
必ずしも良いとは言えない脚本でかなり良いところまでもっていったと思う。
言うまでもなくティルダ・スウィントン主演でほぼ独演! これに負うところが大きいが人選も優れていた。仕事だと割り切っている平均的な受付女も長年シェフしてる黒人男性も彼らしか考えられない配役だし犬のルイも素晴らしい。ベット上でたまに引きつけを起こす姿にはなんかウケた。
物語は静かな展開というかほぼ無いしオチまでなんとなく察してはいた。だからこそ二人が同一フレームに収まるシーンで一種の破綻が起こるという伝統的な演出まで引っ張れる器量が必要だがそれはギリあったと思う。
とりあえずティルダを見つめ続けることができる特権を得られる本作を堪能しよう!
韓国ホラー『箪笥』っぽい。
Rally
A24祭りに参加しようと思いつつ、時間帯が合わないと嘆きながらなんとか時間を合わせて鑑賞。流石に朝イチは人混みもまばらでした。
母の映画を撮ろうとしていたら母の秘密が続々と明らかに…といった感じの作品なんですが、一人二役の時点でん?と思っていましたが、思っていた通りの展開になって、それが個人的にはあまりハマらずで全編通して首を少し傾げながら観ていました。
ホテルの人たちがえらく不親切なところや、周りに他のお客がいないところからこれ妄想の話だろうなと思っていたら案の定で、音楽やら撮影やらで不穏な雰囲気を出すのに、基本は自分と自分の中の母親の会話のラリーばかりなのでタネ明かしの意外性も無く、かといってその会話劇が面白いかと聞かれると同じことの繰り返しなのでイラッとするところもあり、母親の誕生日を祝うためのラストシーンはもうグダグダすぎて流し目で観ていたくらいには集中力が削がれます。
母親を失った現実を受け止めきれない娘の話として最後の方は機能しており、不親切だったはずのホテルの受付はとんでもなく丁寧で、周りにお客さんはわんさか。ようやく現実を受け止めれた娘のの話として終わりを迎えるんですが、いくらなんでも単調すぎて最後までのれなかったです。
ティルダ・スウィントンの一人二役の演じ分けは見事だなぁと思ったんですが、特別な特殊メイクを施しているわけではないので、全くの別人とまでは思えずじまいで、それがずっと引っかかっていました。
ティルダの演技力頼りなのは流石に負担がデカすぎるだろうと監督の手腕に疑問を持ってしまいました。
撮影もなんだか独特なショットが多く、その多くがミスリードなものも手伝ってこそばゆかったです。
特に窓を映しての引きのショットなんて確実に何か落ちてくるだろうと思ったら別に何も起こらなくてずっこけました。
多くのレビューの中で監督の前作の「スーベニア」2部作を観たらより理解できると書いてありましたが、直接的な続編ならともかく、ジャンルは似ていようと別作品なら別作品として作り上げてほしかったです。
日本でそもそも配信されてるところを見なかったので、そこも不親切だなと思いました。
不満は多くありますが、同じ系列の「ファースト・カウ」よりはまだ観れましたし、ラストショットの爽やかさは好みだったのでまだ良いかなくらいの評価に落ち着きました。それでもA24祭りの今後が不安になってしまうくらいには変な作品でした。残念無念。
鑑賞日 12/26
鑑賞時間 9:25〜11:06
座席 E-12
挿し絵合ってます?
人里離れたホテルで母親との思い出の脚本を書く女性の話。
部屋が空いているのに2階の部屋に入れたがらない謎ホテルに始まって、予約が1人って言っている時点で超ネタバレな訳で…。
そんな状況で見させられる1人2役でのある意味自問自答な会話劇に、これと言ってハマる感じもなく、これはどうみたら良いのでしょう?
終いには夫を放っておいてどうのと文句を言って、子どもがいないからママの歳の時には1人って、あれ?夫は?
ホテルの受付兼ウェイターの方がよほどミステリアスだった。
ティルダ・スウィントン
一人二役で演じる意味は
ラスト付近で明かされるのだが、
それ以前ではあまり意味を見出せず、
やや退屈だった。
レイチェル・ワイズが双子を演じた
ドラマ版『戦慄の絆』ではツーショットがあったが、
本作ではほとんどない。
だから、実存感がないというか。
想像上の母だから仕方ないのだけど。
ホテルマンはよかった
あのラストシーンも
犬はひたすら可愛かった
ティルダの泣きの演技が印象的だった
全5件を表示