「争点はそこじゃないんだよー」蟻の王 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
争点はそこじゃないんだよー
前半の高尚な詩の朗読などで白目をむきながらもう無理だと見るのやめようかと思ったけど裁判が始まったらそれなりに面白くなりました。で、肝心なところなんですが、共産主義、それを良しとする人もいるでしょう私はそうではないけど多様性の世界で何ら非難されることではない。同性愛これだって絶対に他者が口出しするようなことではない。この2点が重要なように描かれてますが、イヤイヤイヤダメだって、まず教え子に手を出しちゃ。これをほったらかしにして、60年代イタリアの不誠実な裁判!みたいに描いてるけどまったく喉が痒くなるほどの違和感。だって多様性だろうが、異性愛だろうが、先生が生徒に性行為をしたらダメでしょうよ。というわけで、話としては面白いんだけど、関係者一同の倫理観を疑う作品となりました。
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