ファンタスティック4 ファースト・ステップのレビュー・感想・評価
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レトロな世界観が新鮮
近年のMCUは似たようなストーリー展開が多い中(それでも面白い作品はありますが…)、ここに来てようやくマンネリを打破してきた印象を受けました。
1960年代をイメージしたレトロなニューヨークの街並みは新鮮で、劇中で流れる音楽もどこか懐かしかったです。まるで、昔のハリウッド映画を観ているような不思議な感覚に陥りました。
(ちなみに、音楽担当は私の大好きなマイケル・ジアッチーノさん!)
人間ドラマも濃厚で、子供を守るために4人が奮闘する家族の物語として描かれていたのが良かったです。この行動によって市民から反発されますが、それでも街の人々も大切にしようとする気持ちを持っていたのが素晴らしかったです。
ハービーはR2-D2のような可愛さで、慌てん坊でも彼らを必死でサポートしている点が好印象でした。また、シルバーサーファーは、ジョニーとの空中戦や最後の選択など、2007年公開「銀河の危機」のオマージュに感じました。
冒頭から4人の人物像は勿論、超能力を身につけた経緯などがわかりやすく説明されていたので、過去作を予習しなくても理解できると思いました。
今回は池袋のIMAXで鑑賞しました。全編縦に広がった映像が目の前に広がり、レトロな世界観に吸い込まれるような没入感がありました。また、ギャクタスのシーンでは正方形に近い1.43:1の画角になり、巨人が迫ってくるような怖さがありました。
マーベルらしい昔ながらも新しいSFアクション映画になっていました。本作でフェーズ6に突入し、ここからどう『ドゥームズ・デイ』に繋がるのか非常に楽しみです。
最後に一言言わせてください。
「ありがとうファンタスティック4!」
レトロな世界観と4人の持ち味が程よく絡まった軽妙な一作
同月公開の「スーパーマン」が「3」にこだわったかと思えば、対する本作は当然ながら「4」を軸に話を進める。かくして我々は物語を「発端」から浴び直すことなく、一連の経緯をTV番組のダイジェスト風に摂取することで一気にその世界観へ。60年代レトロフューチャー風のデザインはマーベル映画の系譜としてまさに突然変異というべきものだが、「ワンダ ヴィジョン」の監督が手がけているだけあって、それらの見せ方、馴染ませ方はソツなく巧い。何よりも主演4人のカッコよさやクールさとは一味違う、決して力みすぎない穏やかな魅力が秀逸だ。また、マンハッタンや宇宙空間といったあまりにかけ離れた場所で展開するアクションもすっきり分かりやすく処理されていて、終始楽しく、飽きさせない。「軽妙」という持ち味ゆえ、若干スリルやカタルシスに欠けるものの、これはこれで他のシリーズでは味わえない満足のいく第一歩と言えるのではないだろうか。
今一つかな。
【エンドゲーム後のMCU枠を超えられない】
ヒーローとして確立されている「ファンタスティック・フォー」だけに、正直もっと期待していた。
映像は眩しいほどキラキラしており、俳優陣も豪華。製作費の高さも十分に感じられる。
しかし、115分という上映時間は短すぎた。
戦いのスケールも小さく、映像の印象はどこか「インデペンデンス・デイ」や「Mr.インクレディブル」を彷彿とさせる。
MCU作品としては、もっと大胆にアクションを見せてほしかった。
人間ドラマを描こうとする意欲は感じるものの、キャラクターの掘り下げが浅く、結果的にテンポの悪い“大作風SFアクション”に留まってしまっている。
「サンダーボルツ*」からの流れで「ファンタスティック・フォー」、そして次の「アベンジャーズ」へ――。
MCUの未来をつなぐはずの作品だが、この内容では少し不安が残る。
“枠を超える”どころか、“枠に収まってしまった”印象の一本だった。
The・普通の映画
怒れるお母さんは強し
ファンタスティック・フォーのリブート
雰囲気は5-60年代をイメージしているのか、ファッションもそれっぽい
サンダーバードっぽいところもあるし
またブラウン管っぽいテレビを使っているものの、やっていることがぶっ飛んでいるし、中の作り込みが新しいのでどうもしっくり来ない
ストーリーは、リードとスーの子供が世界を救うための鍵となり、ギャラクタスと戦うというものなのだが、いまいち入り込めない
そしてリードがすげぇショボイ
MARVEL屈指の天才のはずなのに
ベンのヒゲとして岩が少しずつ大きくなるのはちょっと面白い
そしてやっぱり良い奴
ジョニーは相変わらずの女好きだが、クリス・エヴァンスの方がもっと軽くて良かった(こっちはこっちでマジメっぽいので、それもいいんだけど)
ギャラクタスは大魔神かな?
大魔神の方がまだイケてる
チタウリとかカッコよかったし、まさに宇宙の敵!って感じだったけど
最後まで、何してるのかなー、あれって結局なんだったんかなーで終わりです
これMCUに入ってくる予定なんだと思うけど、盛り上がらんと思う
最近のディズニーはいけてないなー
アートワークやトーンは良かったが
感想を書き忘れていた。
面白かったといえば面白かったし、これからのMCUの布石となる作品なので履修は必須ではあったが、リメイクも何度目かであり、正直新鮮味に欠ける部分はあった。
音楽やアートワークは好みなのでその点では良かったが、ストーリーの展開や演出は、スーパーマンの直後に見てしまったことをたり、比較するところではないのだが物足りなさを感じてしまった。
レトロフューチャー
時間が空いたので鑑賞しただけで期待はしてませんでした
2回映画化されてるようですが、ジェシカ・アルバの出てる作品は観たことがあるだけです
レトロフューチャー的デザインがどうなのだろうと疑問でしたが、今回は純粋にアニメ版を映画化した作品です
劇中に岩男にアニメ定番の台詞を言わせようとして彼が嫌がったりするところなど若干コメディタッチな感じ、全体のタッチものんびりしたアニメのままなのが結構イイ味してます(エンドロール後まで見た人だけ分かる)
舞台は地球に似た何処かの地球となっており、マーベルのロゴも青くて柔らかなイメージになってます
エンドロール直前にはいつものマーベルの赤いロゴに戻っている
別の世界線という事は何となく嗚呼そういう事かと
アベンジャーズと合流するなら次は無いかなと思います
無難な安定感で適度に楽しい
母の子への愛は偉大です!
前作からメンバーが総入替されてます。
思い返せば、マーベルながらアベンジャーズに出てこなかったファンタスティック・フォー。
それはクリス・エヴァンスがキャプテンアメリカとファンタスティック・フォーで役が被ったからだろうと思っていた。
前任の役者に比べると格が落ちた感じがした。
ジェシカ・アルバにクリス・エヴァンスにですからね。
と思っていたら、もうひとつ2015年にマイルズ・テラー版もあったんですね。
知らなかった。。
クリス・エヴァンスのジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ役は良かった。
あのヤンチャな感じは記憶に残っている。
今回の4人の中では、スー・ストーム/インビジブル・ウーマン役のバネッサ・カービーが一番存在感がありましたね。
彼女は最近だとミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニングのイメージ。
あとはイマイチだったかな。
敵もなんかショボかったし。。
見どころは、バネッサ・カービーの頑張りだけだったと思う。
母の愛・力は偉大でしたね。
また「無かったことにしよう」
きっとこの世界には彼らしかヒーローがいないのだ
スッキリ見やすい王道エンタメ!
「おい、マジかよ」と思う展開もあるけれど、
余計にアベンジャーズとの合流が待ち遠しくなったと言えるかも・・・
MCUでの、スパイダーマンの登場で驚いた人も多いんじゃないだろうか
単独作でなく『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で「もうこの世界にいるもの」としていきなり登場してきたからだ
今作も冒頭からファンタスティック4がすでにヒーローとして認知されていて、前日譚はTVショーの回想VTRという形でテンポ良く説明される
知っている人、私のように前知識がない人どちらもスムーズに迎え入れてくれる導入だ
そこからスーの妊娠、惑星食いの強敵ギャラクタスの登場とポンポンと展開されていく。とにかくテンポが良くて見やすい
出産間近の妊婦を連れて宇宙に立ち向かいに行く展開にはビックリだが、今までのMCUの世界と違う世界線で描かれている今作にはきっと他に地球を守れるヒーローがいないのだろう
ポスクレ後のオマケ映像を観るまでもなく、アベンジャーズとの合流が強く待たれる
面白かったけど…
クラシカルかつ王道のヒーロー映画
クラシカルかつ王道のヒーロー映画。その中でもいくつものストーリーラインが絡み合っていて、かなり丁寧に作られていると感じた。
テンポは賛否あるらしいけど、自分としてはかなり完璧。ヒーロー映画って「どうせ正義が勝つでしょ」と思ってしまいがちだけど、マーベルは本当にボロ負けすることもあるから、そのハラハラ感がちゃんと残っているのがいい。前作のエンドクレジットも効いていたと思う。
ロケット発射のシーンはかなり大胆に尺を使っていて驚いたけど、その「間」があったからこそ、発射の瞬間にグッと感動できた。ショート動画に慣れすぎて「結果が待てない」感覚が麻痺していたけど、少し矯正された気がする。笑
主役は4人いるけれど、それぞれの魅力が均等に見えたかというと少し疑問。ただ今回は序章でもあるし、今後の描き方次第で誰もが愛されるキャラクターになれるはず。
テーマとしては、とにかく「母は強し」。よく「子が親を育てる」というけど、まさにそうだと思わせてくれる。
音楽は特に最高。オーケストラとコーラスが響くメインテーマ、サビの「Fantastic four〜♪」の部分は何度聴いても鳥肌モノ。壮大で荘厳な雰囲気が、どう足掻いても勝ち目のないギャラクタスとの対峙を想起させて、この作品にぴったりだった。
1960年代のレトロフューチャーなアートワークが個人的にツボ。可愛らしさとエモさが絶妙だった。
子供が観ても十分楽しめるし、MCUを追いかけてきた大人も新しい世界の幕開けを感じられるはず。次回作は先になりそうだけど、まだ観れてないドラマシリーズを消化して、万全の状態でアベンジャーズを迎えたい。
ド派手なアクションヒーローインフレ時代にレトロなファミリーヒーローがやってくる
ファンタスティックフォーといえば、
当時ヒーローとしては珍しい4人のファミリーからなるスーパーヒーロー。
2005年、2007年、2015年に20世紀フォックスにより今まで映画化されたが、ついに本作でMCUに参加となる。
ファーストステップというタイトル通り、あらためて一歩を踏み出す作品となる。
物語は・・・
ファンタスティックフォーが世界の平和を守るヒーローとして活躍するアース828。
リードとスーに新しい命が、そんな時に地球を滅ぼうとする地球外からの侵略者が訪れる。
最近のヒーロー映画、MCU作品やスーパーマンなど目にも止まらないアクションシーンが多く、派手なアクションのインフレが起きている気がする。
それに比べると本作は控えめなアクション映画。
ド派手なアクションを求めるとちょっと物足りないと感じるものもいるかもしれない。
また過去のファンタスティックフォーの映画と比べてもアクション要素は控えめな印象。
例えば、同じシルバーサーファーが登場する2007年の作品と違い、空を駆け巡るカーアクションならぬ、フライングアクションも控えめ。
だからといえ、決してつまらないと感じることはなかった。
他のヒーローやマーベル作品に比べて、ファミリー愛に溢れた作品で、お互いへの理解が深く役割を全うする姿はファンタスティックフォーの魅力だと思った。
1人1人は超人の力があるものの、4人が協力し合うことでシナジーを生み出す、その絆の強さは過去のファンタスティックフォー作品と比べても強いと感じた。
ただ、超人としても、「え、その状態で宇宙船にいくの?」「え、宇宙で?」ってゴリ押し感はレトロといえどツッコミたくなった。
ヴィランの存在については、いや、もうエターナルズ思い出すわ!って感じでした笑。
トータルとして満足いく作品でした。
今更ファンタスティックフォーがMCUに?あんなレジェンドヒーローがどう参加するかと疑問に思っていたら、冒頭と一文字で全てなっとく。アースが違うんかい。
MCUの舞台の主軸は「アース616」。
本作では「アース828」
かつサンダーボルツのラストからおそらく交わることが予想できる。
ただ、どのように繋がるのかは来年の作品が今から楽しみ過ぎた。
2026年に公開に鳴「ドゥームズデイ」へどう繋がるのか期待が止まらない。
子供の頃夢見た未来はこんな感じだった
マーベルの中では平均以上に面白い
先ず個人的にマーベルのファンでは全然ない。「アイアンマン」や「アベンジャーズ」シリーズは1本も面白いと思ってないし、でもアンチでもなく、「ブラックパンサー」や「キャプテン・アメリカ」の一部の作品は大好き。それに今年の「ニューアベンジャーズ」はすごく良かった。
そして今作。
20thFOX時代のは1本も観てなくて、それでも昔からタイトルを知っているのはアニメを何処かで少し見てたから。
この映画の評判はすごく良いけど、個人的期待はゼロだったせいで、映画に求める面白さの基準の最低限は超えていてよかった。少なくても「アイアンマン」シリーズよりは楽しめた。
それに他のマーベル作品とは関連性が無い独立したストーリーなので、予備知識が無い人でも楽しめる作りになってるのも良い。
個人を取るか世界を取るかのスーパーヒーローものあるあるだけど、その葛藤がプロットの軸となり、展開もそのテーマに沿ってブレていなかったので映画に乗る事が出来た。
でもね。
プロットは良いんだけど、脚本が雑なのと演出が安っぽいんで、「俺って超能力者?」と思うほど、見事なまでに先が見えちゃう。読めると言うレベルではなく初めて見るのに2度目の鑑賞レベルの既視感。
それとギャラクタスは最初は惑星レベルに大きいのか!?と思ったらゴジラレベルだったのは拍子抜け。
でもこのストーリーはスーパーヒーローもので無くて、ハードSFでやってたら相当面白くなっていたと思う。
全254件中、1~20件目を表示













