「ド派手なアクションヒーローインフレ時代にレトロなファミリーヒーローがやってくる」ファンタスティック4 ファースト・ステップ somebukiさんの映画レビュー(感想・評価)
ド派手なアクションヒーローインフレ時代にレトロなファミリーヒーローがやってくる
ファンタスティックフォーといえば、
当時ヒーローとしては珍しい4人のファミリーからなるスーパーヒーロー。
2005年、2007年、2015年に20世紀フォックスにより今まで映画化されたが、ついに本作でMCUに参加となる。
ファーストステップというタイトル通り、あらためて一歩を踏み出す作品となる。
物語は・・・
ファンタスティックフォーが世界の平和を守るヒーローとして活躍するアース828。
リードとスーに新しい命が、そんな時に地球を滅ぼうとする地球外からの侵略者が訪れる。
最近のヒーロー映画、MCU作品やスーパーマンなど目にも止まらないアクションシーンが多く、派手なアクションのインフレが起きている気がする。
それに比べると本作は控えめなアクション映画。
ド派手なアクションを求めるとちょっと物足りないと感じるものもいるかもしれない。
また過去のファンタスティックフォーの映画と比べてもアクション要素は控えめな印象。
例えば、同じシルバーサーファーが登場する2007年の作品と違い、空を駆け巡るカーアクションならぬ、フライングアクションも控えめ。
だからといえ、決してつまらないと感じることはなかった。
他のヒーローやマーベル作品に比べて、ファミリー愛に溢れた作品で、お互いへの理解が深く役割を全うする姿はファンタスティックフォーの魅力だと思った。
1人1人は超人の力があるものの、4人が協力し合うことでシナジーを生み出す、その絆の強さは過去のファンタスティックフォー作品と比べても強いと感じた。
ただ、超人としても、「え、その状態で宇宙船にいくの?」「え、宇宙で?」ってゴリ押し感はレトロといえどツッコミたくなった。
ヴィランの存在については、いや、もうエターナルズ思い出すわ!って感じでした笑。
トータルとして満足いく作品でした。
今更ファンタスティックフォーがMCUに?あんなレジェンドヒーローがどう参加するかと疑問に思っていたら、冒頭と一文字で全てなっとく。アースが違うんかい。
MCUの舞台の主軸は「アース616」。
本作では「アース828」
かつサンダーボルツのラストからおそらく交わることが予想できる。
ただ、どのように繋がるのかは来年の作品が今から楽しみ過ぎた。
2026年に公開に鳴「ドゥームズデイ」へどう繋がるのか期待が止まらない。
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