「最高!マーベル最古のヒーローチーム活躍に大興奮!! 胸やけ気味のMCUじゃなくて、こういうのが観たかった!!」ファンタスティック4 ファースト・ステップ Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
最高!マーベル最古のヒーローチーム活躍に大興奮!! 胸やけ気味のMCUじゃなくて、こういうのが観たかった!!
明るくて力強くテンポがいい、そして魅力的なキャラクターで彩られたド迫力のSFアクション・エンターテインメントに大満足
小学生の頃 読んでいたマーベルコミックス、その中でもファンタスティック・フォーが一番のお気に入りでした
そしてファンタスティック・フォーといえばマーベル最初のヒーローチーム、実に60年間ぐらいの歴史があるキャラクター、その彼らがついにMCUに参入ということで、この日をどれだけ待ちわびたことか、ということで いやがおうにも期待度MAXで超高いハードルを上げて本作を観ましたが、想像以上の仕上がりの良さに大満足でした
IMAX生まれの作品なのでIMAXで鑑賞
いつものIMAXカウントダウンがファンタスティック・フォーのバージョンで軽快・ノリノリの音楽と共に始まるオープニングから鳥肌もの、こんなにワクワクしたのは久しぶりでした
全体的に映像が素晴らしかった
SF映画ならではの圧巻のスペクタクル映像は当然の事、舞台が60年代なので全体的にレトロな表現、しかも本作はできる限りVFXやCGで済まさず、実物やアニマトロニクスで撮影するなど、徹底してリアルを追求しているみたいで、その努力を作中いろんな箇所から垣間見ることができとても良かったです
一例ですが劇中何度か出てくるヒューマントーチとシルバーサーファーのチェイスシーンはスピード感があり圧巻、それ以外にもとにかくド迫力のスペクタクルシーンが多く、IMAXの相乗効果もあって近年ベスト級の映像に惚れ惚れしました
昨今、やたら長尺化している映画ですが、本作は1時間55分という丁度いい尺で一切の無駄を感じず、きれいにまとまっていて見ごたえ十分、グイグイ引き込まれ あっという間に終わってしまい、もっとこの世界に浸っていたいとすごく思いました
作り手側も認めていますが、ムダに大量のキャラクターを出して共演させたり、マルチバースで何でもありにしてしまい、挙句の果てにタイムトラベルまで使う、更に配信専用のドラマを大量リリースし劇場作品とクロスオーバーさせ、とにかくストーリーやバックグラウンドを複雑にし観客を大混乱に陥れた、作り手側のやり過ぎで傲りに傲りまくったここ暫くのMCU作品に対し、本作はファンタスティック・フォー4人とヴィランのギャラクタス&シルバーサーファーの闘いを描く一点突破というストーリーの解り易さ、そこに“家族愛”というテーマが貫かれ、最高に見応えのあるエキサイティングなストーリーが展開される原点回帰の作品づくりとなっていて、すごくシンプルで観やすく、最高に面白かったです
キャラクター達も予想以上にとても魅力的、ペドロ・パスカルさんが主役のミスター・ファンタスティック?ととても懸念がありましたが全く問題なし、頭脳明晰で真面目なリーダー格がとても合ってました
その奥さんスーを演じるヴァネッサ・カービーさんが相変わらずメチャクチャ色っぽくて綺麗、スタイルも抜群でピタピタのスーツが最高に似合ってました
男たちが車にチャイルドシートを付けるのに四苦八苦しているのをニヤニヤしながら見ているくだりなんかも最高に笑えましたし、後半は彼女が大活躍で明らかに本作のキーマンとなってました
そしてアシスタント・ロボットのハービーが印象的、アニマトロニクスで撮影されたので質感があってすごくリアル、メチャ可愛かったです
ジュリア・ガーナーさん演じるシルバーサーファーも素晴らしい、ジュリアさんのおかげでスタイル抜群で最高にセクシーなヴィランに目が釘付けでした
そしてなんと言ってもメインヴィランのギャラクタス、日本人には馴染み深い“大魔神”の様な風貌、そして誰がコイツに勝てるんだよ、と想像がつかない強大な存在のはずだけど、実際に地球に来たらデカいからゴジラやウルトラマンとかの怪獣みたいに動きは鈍いし、結果としてすごく弱くない?とちょっと肩透かしをくらった気分でした(笑)、でもラストバトルは見応え満点で最高に面白かったです
と、ストーリー、最高のキャスト、ド迫力映像、と全てにおいて大満足、そして最後の最後まで楽しませてくれる最高の出来上がりに心から大満足、観終わっても“♪♪ファンタスティック・フォー〜♪♪”という音楽が印象的でずっと頭に残る大傑作の誕生に大満足です