「一番強いのはボブの虚無か?」サンダーボルツ* 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
一番強いのはボブの虚無か?
キルケゴールの箴言である「人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きにしか生きられない」が出てきたのでびっくり!笑。それだけ今までのアベンジャーズにない登場人物の「心の傷」に切り込んだ作品と言えるかもしれません。例えば虚無、孤独などのワードがふんだんに出てきます。そして勝手な想像ですが、この作品で本当に一番強いラスボスは、もしかしたら孤独や虚無感を生み出す人間の奥に潜む無明(仏教概念で、根本的な無知、真理や道理に暗い状態)を示唆しているような気がしました。考えすぎかもしれませんが、最終的にはそのラスボスを、新アベンジャーズが冥伏(同じく仏教概念で、大宇宙やあの世に帰ること)させ、コントロールしながら新しい敵に立ち向かっていくというようなストーリーに見えたのは私だけでしょうか?そして最強ではないある意味ポンコツ?の新アベンジャーズのアクションや活躍は、今まで観たアベンジャーズの超人的な戦い方とは一味違う人間臭さに、なぜかホッとするような面もありました笑。とはいえ、最強のアベンジャーズがいなくなった世界に?、かつては脇役だったと思われるキャラクターが登場してきて、ぶつかり合いながらも最後には人間を救うために一致団結する姿に胸が自然に熱くなったのは私だけではないでしょう。誰が敵で誰が味方なのか、誰がラスボスなのか良くわからないモヤモヤ感?はありましたが、戦いを終えて新たな地球に迫る侵略者に立ち向かおうとする姿に、次回作への期待が大いに高まりました。新アベンジャーズをまたぜひ観てみたくなりました。
同感です♪
私はスピリチュアルな話しが好きなのでそう言う方面からの視点から感想を書いてます。
逆に
俳優陣の事はまったく詳しくないので笑笑。
映画って世界観が広がるので、本当に大好きです。観続けたいです!
こちらこそレビュー参考にさせて頂きます!
哲学的な深い物の見方をされている三輪さんに自分が何か教えるなどとは烏滸がましいです!
ヴィランを悪人に設定しなかった製作陣の目の付け所は今までのヒーロー映画にあまりないもので確かに面白いと思いましたが、結果的に勧善懲悪のスッキリ感がなくてモヤモヤ感が残りましたよね。
でも、三輪さんがおっしゃるように人間誰もが抱える孤独や虚無感をコントロールするというテーマは、心を病んでしまう人が多い現代社会ではけっこう大事なものかもしれませんね!
自分はもうちょっと単純にヒーロー映画を楽しみたい人間ではありますが(笑)、虚無を何とかコントロールしたボブを仲間に加えた新アベンジャーズの今後の活躍に期待したいですね!
共感&フォローありがとうございます!
本作のスーパーヴィラン、ヴォイドが決して邪悪なヤツではなく虚無のブラックホールみたいな存在だというのは目の付け所としては面白かったですね。
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