「愛すべきオッサン馬鹿アレクセイ」サンダーボルツ* bionさんの映画レビュー(感想・評価)
愛すべきオッサン馬鹿アレクセイ
コミック的荒唐無稽がいい塩梅。キャラクターも直情的でほぼノープラン。それぞれ性格的な欠点を抱えていてバリバリ共感できる。
ほとんど記憶から消えていたゴーストが登場。鋼鉄の壁もすり抜けできるんだったらほぼ無敵じゃん。そう思っていたら、特定の周波数の音波を受けると能力が発揮できない。しかも能力を発動できるのは1分だけ。
能力には制限事項があった方が面白くなると、マンガ編集者が言っていたのを思い出す。
ロシア人への偏見を凝縮したキャラのアレクセイ。ロシア人もこんなに単細胞であれば、世界も平和なんだろうけど、このオッサンは愛すべきバカ。娘の危機を知って、勝手に参戦。ウォッカを使った秘密兵器には驚いて笑った。
ポリコレ色がなくなると、こうも楽しめるのか。社会属性でいえばマイノリティに分類される自分であっても、エンタメ作品に余計なお説教はノイズでしかない。
そんなことを実感する作品でございます。
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