「「おかえりMCU!」って言う準備してたのに」サンダーボルツ* ジョリーさんの映画レビュー(感想・評価)
「おかえりMCU!」って言う準備してたのに
「高級店クラスの焼き肉をたらふく食べられるぞ!」と聞いておもいっきりお腹を空かせて店に行ったら、いい感じの塩タンとか出てきて最初は美味しくいただいてたのにだんだんお肉の質が食べ放題店レベルになってきて、最後に「当店特製!」といいながらありきたりなアイスをドヤ顔で出され、とりあえずお腹はいっぱいになったけど「そういえばこのお店最近こんな感じだったよね…」と俯きがちに家路に着く。そんな作品でした。
早々のタスクマスター退場や中盤以降のバッキーの空気扱いは既に多くの皆様が言及されているところでありますが、そもそもこのメンバーに対してメインヴィランをセントリー/ヴォイドとした事があまりにも無理のある配置と思えてならないです。
「(超人兵士が3人いるとはいえ)主に肉弾戦を基本とする彼らがいかにしてヴォイドと戦い、どういう理屈を持ってして彼を制するのか?」がこの映画の最大の盛り上がりポイントになるはずだったのに、これでは前半にいくつかあった良い所を相殺する以上のガッカリになってしまったなぁと感じざるを得ないです。
ポスクレにしたってそんなドヤられても、ドゥームズデイにF4が出る事は既に発表されている事なので何の驚きにもならないし、そもそもエンドロールで本編では使われていないジアッキーノのF4テーマがクレジットされてて、かなり興醒めというか、見てるこっちが恥ずかしかったですよ。
とはいえ、登場キャラはみんなチャーミングで大好きだし、嫌いにはなれないが擁護もしづらいという、MCUファンとしては手放しで喜ぶことができない作品に本作もなってしまいました。
観る前は「これが駄目ならもう駄目かも」と思っていましたが、今は「F4が駄目ならもう本当に駄目かも」と思っている自分が情けない。しかしついて行くしかないのか…
(評価修正: 2.0 → 2.5)
キャップ4よりは良かった!うん。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。