「大人のイソップ物語」地下室のヘンな穴 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
大人のイソップ物語
自分の欲望を満たすことだけに必死になっている者は最後には思い通りには行かずに痛い目を見るという話を大人向けに作ったような映画。
電子◯◯◯の手術をした男の話を聞いて不快感をあらわにした女性が、同じように必死に若返りを試みるという皮肉はまあまあ面白いが、このテーマで1本の映画を作れるところがフランス映画の幅の広さなのかもしれない。
日本の美容整形医師にいがちなロン毛のちょい悪オヤジ風の医者には妙なリアリティがあって笑った。
旦那が見た目に寄らず唯一まともなのも少しだけ面白さがあったが、半日進んだ事のエピソードも見られず、全体にしょうもない下ネタが多く散りばめられている割にはどれも笑うには至らずでヘンテコリンな映画。
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