13人の命

配信開始日:2022年8月5日

解説・あらすじ

2018年にタイ北部の洞窟で起きたサッカーチームの少年たちの遭難と救出劇を、名匠ロン・ハワードが映画化した実録ドラマ。

2018年6月、予期せぬ豪雨によってタイ北部のタムルアン洞窟に地元サッカーチームの少年とコーチ計13人が閉じ込められた。彼らを救出するため、水没した狭い迷路のような洞窟を進むことができる、世界でも最高の技術と経験をもったダイバーのチームが立ち上がる。ダイバーたちはタイ軍と1万人を超えるボランティアとともに、12人の少年とそのコーチを救い出すための困難な救出劇を開始。全世界が注目する中、これまでで最も危険なダイビングに挑んでいく。

「ラッシュ プライドと友情」「ビューティフル・マインド」「アポロ13」など実話の映画化で数々の名作を送り出してきたロン・ハワード監督のもと、「グリーンブック」「ロード・オブ・ザ・リング」のビゴ・モーテンセンを筆頭に、コリン・ファレル、ジョエル・エドガートン、トム・ベイトマンら豪華実力派キャストが集った。Amazon Prime Videoで2022年8月5日から配信。

2022年製作/149分/イギリス
原題または英題:Thirteen Lives
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2022年8月5日

スタッフ・キャスト

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(C)2022 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0 ロン・ハワードの卓越した演出力

2022年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

この題材はすでに何度か映画化されているけど、これが一番面白いと思う。さすが、ロン・ハワード監督といったところで、2時間半を全く飽きさせない。結末も過程もある程度知っていても、スリルあふれる作品として問題なく楽しめる。
イギリス人ダイバーたちを中心に取り上げているが、地元の軍や知事の葛藤、安否を見守る家族、数多く集まったボランティアの人々の行動など一通り見せた上で、散漫な印象を与えないように、しっかりとしたストーリーを作っている。イギリスに子どもを残してきたダイバー、医師免許を持っているがゆえに、麻酔で眠らせて運ぶという意見に賛同できないダイバー、人の命を預かるダイバーたちの緊張感がひしひしと伝わる。タイ北部は、国境線が未確定の地域があり国籍を持たない少年のエピソードなど、この地域独特の問題も描かれる。
過剰に見せずに抑制を効かせた映像がかえって緊迫感を高めている。全世界の期待を背負ったダイバーたちのプレッシャーの重さもひしひしと伝わってくる見事な作品だった。

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杉本穂高

3.5 This Year's Little Big Screen Picture

2022年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

単純

興奮

Howard directs a strong star cast collective with Ferrel, Edgerton, and Mortensen. There has been a documentary but the film revisits this amazing story. Shot in Thailand, it feels like a foreign film even with the Hollywood derring-do. With its claustrophobic inner-cave set pieces, it's the perfect big screen-style movie adapted to the small-screen movie streaming experience, with good sound.

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Dan Knighton

3.5 【”安全への脱出”今作は、タイの雨水により水没した洞窟に閉じこめられた少年サッカーチーム13人の救出劇を、名匠ロンハワード監督がドキュメンタリータッチで描き出した作品である。】

2025年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー 2018年6月23日 タイ北部のチェンライ県にあるタムルアン洞窟に、雨水により水没した洞窟に閉じこめられた少年サッカーチーム13人を17カ国、延べ5000人が携わり助け出した実際に在った事故の映画化である。
  私は、2019年にタイで製作された「THE CAVE サッカー少年救出までの18日間」を映画館で観ているために、多少感動が薄れた所はあるが、流石、ロン・ハワード監督である。
  手堅く、まとめてある。
  実際には,タイ政府の初動の遅さが状況の悪化を招いたのであるが、敢えてそこは描かずに、リック(ヴィゴ・モーテンセン)、ジョン(コリン・ファレル)、麻酔医者であるハリー(ジョエル・エドガートン)、クリス・ジュエル(トム・ベイトマン)、ジェイソン・マリンソン(ポール・グリーソン)に焦点を当てて描いている点が成功している。

  洞窟内に溜まった雨水を、田んぼに排出する事を農家たちに認めて貰うシーンも、効いている。6月末に大量の雨水を田んぼに放出すれば、稲は全滅するのに農民たちは許可するのである。(最後、タイ政府が保証金を出した事が流される。)

  一番は、矢張りリックが、麻酔医であるハリーを呼び、躊躇う彼を説得し、麻酔状態にして一人一人、長い洞窟の雨水に没した水中を搬出するシーンのリアリティである。
  良くぞ、撮影したモノである。

  ■最初は一人救出できれば、ヒーローだったのが、一人救出すると家族を含めたタイ人達からの願いの重さに耐える姿や、タイ人のダイバーが一人救助活動中に亡くなったり、ハリーは、父の死に付き添わずに救助活動をした事や、リックの子が心配して電話してくるシーンを淡々と描いているのが、逆に奏功していると思う。

<今作は、タイの雨水により水没した洞窟に閉じこめられた少年サッカーチーム13人の救出劇を、名匠ロンハワード監督がドキュメンタリータッチで描き出した作品なのである。>

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NOBU

4.5 ものすごい救出劇

2025年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

このような救出劇が実際に行われていたことを知らなかったのが、恥ずかしいと思いました。
事態の深刻さや危機的状況が、映画を見ていてひしひしと伝わります。
また、閉鎖的な空間での救出ということで緊迫感が半端ない映画でした。
さらにすごいことが救出方法です。劇中だけの話であれば納得もいきますが、本作が実話ということで凄みが増します。
2時間半ちょいということでかなり長い作品ですが、見る価値あります

出演している役者陣も名優が揃っています。
序盤は、タイ映画だったっけっと思わせるような流れで、少し苛立ちを覚える展開はありましたが、
後半はかなり緊迫感を持って没頭出来ました。

こういった災害時や差し迫った状況において、下される判断というのを自分の仕事においても参考にしたいと感じました。

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たけお