劇場公開日 2023年3月31日

  • 予告編を見る

「おもしろかった!吹替版でも観てみたいかも?」ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0おもしろかった!吹替版でも観てみたいかも?

2023年4月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

世界的に有名なゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(未プレイですが)の映画化作品。吹替版と字幕版で迷い、今回は字幕版をチョイス。行きつけの映画館での字幕版はIMAXしかなかったのですが、おかげで大迫力で楽しめました。でも、予告で観た吹替版のノリも楽しそうだったので、そちらでもう一度観てもいいかなとも思いました。

ストーリーは、仲間の裏切りから獄につながれることとなった盗賊・エドガンと女戦士・ホルガが、魔法使いのサイモン、変幻自在のドリックらを仲間に加え、自分たちを陥れただけでなく、エドガンの娘・キーラまで巧みにてなづけ、今や領主となったフォージから娘を奪還し、さらに背後で陰謀を企てる魔法使いソフィーナと対決するというもの。

娘のキーラを取り戻すことが旅の目的なのですが、そのためにまずあれが必要で、そのためにはこの情報を集めてといった具合で、さながらRPGをプレイする感覚で進行していきます。そんな細かなエピソードの随所に笑える要素を盛り込み、終始軽いタッチで描かれているので、ストーリーそのものに深みはありませんが、最後まで楽しく鑑賞できます。

さらに、映像表現がすばらしく、アクションシーンの迫力とスピード感はなかなかのものでした。ホルガの圧倒的なパワープレイ、ドリックの超攻撃型のアウルベア、応戦するソフィーナの強力魔法など、総じて女性が強いのも特徴的でした。また、サイモンの魔法やドリックの変身能力を使った情報収集や攻略では、トリッキーなアイデアが満載で、それを具現化するVFX技術がすばらしいです。

ラストの流れはなんとなく予想できましたが、それでも胸が熱くなる素敵な締め方です。ポストクレジットも、序盤の脱獄を踏まえてオチをつけ、最後まできっちり楽しませてくれます。

主演はクリス・パインで、軽いノリのエドガンを好演。脇を固める、ミシェル・ロドリゲスはホルガにばっちりハマり、ヒュー・グラントは嘘くさい笑顔が素敵です。ドリック役のソフィア・リリスは知らない女優でしたが、とてもキュートだったのでこれから注目していきたいと思います。

おじゃる
YOUさんのコメント
2023年4月2日

エンド後のオマケは死体ヴェンさん(笑)だけでしたが、続編ちょっと期待したいですねぇ。

YOU